鉄道模型・色差し三昧

精密な模型製品だからこそ、色差しを施しませんか?
より、魅力を引き出しましょう。
お気に入りができますよ。

室内灯を組み込む KATO「サロンエクスプレス東京」の色差し(その5)

2024年03月10日 | 1:150 客車・貨車
3月10日といえば、東京大空襲のあった日です。
空襲に遭ったのはこの日だけではありませんし、東京だけでもありません。
それでも、忘れるわけにはいかない日付です。
それにしても、ひと晩の民間人の死者が万単位になるのですから、
あの時代は、やはり、狂っていたのだと思います。
でありながら、未だに戦乱はあちこちで起きているのです。
それが人類の本質の一部だと思うと、やるせなくなります。

さて。
室内灯を組み込みました。


KATO製の純正パーツを、使っています。


コンパートメントの色差しが、映えました。
この製品が出た当時の光源は電球だけでしたから、隔世の感があります。


両端の展望室は室内灯を7色に変えられると、登場時の雑誌紹介記事にあります。
赤、青、白の3色の蛍光灯を並べ、その組み合わせにより切り替えたそうです。
キャバレーみたいなピンク色だったという話しも聞きました。
それが豪華だった時代なんだなぁ…。
とはいえ、ピンク色に輝く室内灯を再現する勇気がありません。
無難な選択で、黄色いマスキングテープを巻いてみました。


コンパートメントは蛍光灯ですから、差が出せたと思います。


全室がラウンジカーの7号車は、こんな感じです。
ラウンジのじゅうたんの色がやや濃かったと思っていましたが、
黄色い光に照らされると、わりといい感じに思えてきました。


テールサインは、前回に述べたとおり、緑色LEDを用いたオリジナル仕様です。
こんな感じで、照らされるのです。
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台車を塗ったり KATOサロンエクスプレス東京の色差し(その4)

2024年03月09日 | 1:150 客車・貨車
ここのところ、模型工作から遠ざかっております。
わりと帰りが遅い日々が続きまして…。
言い訳ですがね。

さて。
台車と車輪の塗装です。

ちょっと画像が小さいですが、左側が製品状態、右が車輪の側面を塗ったものです。

集電板がわりと目立つので、油性マジックで黒く塗りました。

これだけでも大きく違います。
もっとも、最近の製品では上手く隠されていますので、不要となりつつある工夫です。

ところで。
年期物のモデルです。
テールライトの光源は、緑色のLED。
白色LEDは技術的に不可能とされていた時代の製品です。

交換しても構わないのですが、敢えてそのままに。

回路構成が、なかなか面白くて記念撮影。

ウェイトが、回路の一部を構成しています。

床下機器を成形した窪みを活かして、抵抗を挿入しています。
しかも、組立工程での半田付けを避けるためでしょう、線を曲げて接触させてあります。

これはこれで、組むのはたいへんだったかと。
なかなか位置が決まらなかったです。

テールライトの心臓部、緑色の角型LED。
これも、線を接触させて通電しています。

微調整が要りましたよ。
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座席を塗り分ける KATO「サロンエクスプレス東京」の色差し(その3)

2024年01月28日 | 1:150 客車・貨車
20日間ほど、更新の間が空きました。
その間にも、世の中はいろいろなコトが起きていますね。
被災地への視察は渋滞の原因になるから行かないと申し合わせていた連中は、
裏帳簿のもみ消しに躍起になる時間を稼ぎたかっただけ、というのは、
さすがに下種の勘繰りだと思いたいところです。

さて。
座席を塗り分けました。
室内灯を入れれば、映えるはずです。

奇数号車は、暖色系です。


こちらは、偶数号車。


テーブルは大理石調のようなので、上面だけ。


サロンルームのソファーを塗り分けます。


カウンター席。
後生大事に使っている廃番塗料です。


カウンターは、木目調としました。


ざっとしか塗り分けていませんが、走らせれば目を楽しませてくれるはずです。
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クリヤーを塗り損なって KATO「サロンエクスプレス東京」の色差し(その2)

2024年01月08日 | 1:150 客車・貨車
30年くらい前になりますが、能登半島をぐるりと回ろうと思って出かけたことがあります。
自家用車でひとりですから、行き当たりばったり。
かんたんに一巡り…と思っていたら、甘かったです。
辟易するくらいに、広い。
予定を立てていなかったから、よけいに広く感じました。
未だに道路網が寸断されていると聞くと、気が気でありません。

さて。
車体に傷が散見されるので、クリヤーを吹いてごまかそうと思いました。
甘かったです。

車体色の調色することになるのかなぁ…、

とりあえず、思い切って諦めます。
迷い始めたら、そこで手が止まってしまいます。
分解したままの仕掛品が増えるのは、一年の計として幸先が良くない。

インテリアパーツを塗ることにしました。
一体成型の座席と床面を塗り分けます。

実車登場時の雑誌を見つけられず、きちんと調べられませんでした。
雰囲気が出せればいいかな…。

展望室です。
黄緑色のじゅうたんが敷いてあったようです。
京阪電車の色を使いました。
ちょっと濃かったかもしれません。


奇数号車です。
だいたいこんな感じかな…?


偶数号車です。
伊豆急用の色で代用です。


仕切板も塗っておきます。


個室側は、成形色を活かすつもりです。


次回は、座席の塗り分けです。
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本年もよろしくお願いします KATO「サロンエクスプレス東京」を(その1)

2024年01月03日 | 1:150 客車・貨車
三が日、いかがお過ごしだったでしょうか?
まさか、連日のように、暗闇に燃え上がる炎の画像を見ることになるとは思いませんでした。
世の中が平穏を取り戻せるようになってほしいと、切に願います。

さて。
部屋の奥のほうから、出てきました。
KATO製の14系700番台客車「サロンエクスプレス東京」編成です。


じつは、高校時代に仲間内で走らせていたもの。
縁あって、今はワタシの手元にあります。
傷だらけではあります。


再初期ロットです。
伸縮カプラーを装備した、画期的な製品でした。
昭和のおわりのころの話しです。


この連結面間隔の狭さに、当時感激したものです。


台車を分解すると、こんな部品構成になっています。
ちょっと、パーツ点数が多めですね。


摺動部分が多いことがこの製品の泣き所でした。
伸縮カプラーの動きが悪くなることがあり、脱線しやすいのです。
適当に注油などをしてやらないといけません。


インテリアも、当時としては凝った製品でした。
展望室の黄色いソファーは、別パーツ構成です。
自由に回転させることができます、という宣伝があった気がします。


各個室は、奇数号車と偶数号車で、色違いです。
仕切板は、別パーツ構成。


お正月休みに、床板を塗ってやろうと思い立ちました。
最近のボディマウント式カプラーに交換すれば、前述のこの製品の泣き所は解消できるはずです。
ですが、当時の部品構成はそのまま活かしたい。
摺動部分をマスキングして、床板を塗ろうと思います。


車端の汚物処理タンクと洗面所排水管は、銀河モデルのパーツを付けてみました。
最近の精細なパーツも魅力的ですが、このパーツはわりと好みです。


つづきます。

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いただきモノを仕上げる(その13 ぶどう1号塗りのマニ31)

2022年10月03日 | 1:150 客車・貨車
ずいぶんと、涼しくなりました。
金木犀が、香っています。
みなさまのところは、いかがでしょうか。

さて。
先生から頂いた車輛の中に、ダブルルーフの荷物車がありました。
1931~1932(昭和5~6)年度に18輌が作られたマニ31形です。
ワタシが生まれるころまでに、ほぼ全車が引退しました。

重厚なスタイルが気に入ったので、車体を「ぶどう1号」で塗り直しました。
おおむね1959(昭和34)年以前の塗装となります。


黒光りするような客車になりました。


当時は尾灯の周りに赤色の反射板を付けて運用されていたようなので、
それらしく塗ってあります。


「ぶどう2号」塗りの客車と並べてみました。
奥のマニ60形はグリーンマックス#2「ぶどう色2号」で塗ったもの、
手前のマニ31形がガイアカラー#1010「ぶどう色1号」で塗ったものです。
色味の差について、参考になるでしょうか?
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いただきモノを仕上げる(その12 スハ32とオハ35)

2022年09月14日 | 1:150 客車・貨車
ブドウですとか、梨ですとか、
美味しい季節です。
これが過ぎると、寒い冬が来るのですが…。
今のうちに、味わっておきましょう。

さて。
板キット組みの旧型客車。
1~2輌くらいづつ、仕上げております。
1年くらい前にいただいた車輛も、ようやく少し。

戦後型のオハ35は、グリーンマックス製のキット組み。
青いほうは直江津の2793番、茶色いほうは福島の2834番としましたが、
どちらも、とくに意味はありません。
屋根は鋼板張りですので、明るいグレーとしました。


小窓のスハ32は、中村精密製のキット組み。
飯田町の2494番としました。
床下に電気暖房関連の機器を足すべきですが、まだです。


グリーンマックス製と中村精密製の床板を並べてみました。

何やらパイピングの表現があるだけで、精密感が違いますね。
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旧型客車を何輌か組む(その9 続・紙工作)

2022年09月08日 | 1:150 客車・貨車
ひと雨ごとに秋が来る…
そんな季節ですね。
まだ、降れば蒸し暑くなるだけですが。

手元の携帯で、雨雲のようすを一目で見ることができます。
愉しいです。
電車に乗っているときなど、どこに雨と曇りの境界があるのか、気になったりします。
路地ひとつの違いで道が濡れていたりしますから、おもしろいです。

さて。
紙工作の仕切り板の話し。
どのくらい差が出るのか、撮り比べてみようと思い立ちました。
車掌室付きのオハフ61形で、比べてみます。

キットのままですと、仕切り板はこれだけです。
キットの説明書では(室内装置を作る人以外あまり意味がありません)なんて書かれています。


紙工作で、仕切り板を追加したものが、こちら。
便所と車掌室を囲みまして、向こう側が透けないようにしてあります。


車掌室側です。
キットの仕様のままのもの。


仕切板を足したもの。


貫通路が開いていますので、そこからどのように見えるかも気になります。
がらんどう感は、避けたいなぁと。

こちらが、キット仕様。


足したもの。
わりと効果があるような気がするのですが、いかがでしょう?


便所側の比較です。
キット仕様のままのもの。


仕切板を足したもの。
曇りガラスの色が違うので一見わからないかもしれません。


手に取ると、効果があるような気がします。
紙工作ですから、気楽に進めようかと思います。
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旧型客車を何輌か組む(その8 紙工作)

2022年09月04日 | 1:150 客車・貨車
土日で二日間の休みです。
先週は日曜日だけでしたから、余裕があってありがたいです。
こんこんと、昼寝をしておりました。
疲れが少し取れたようです。

さて。
手元のボール紙です。
クレオス#28「ダッグエッググリーン」を筆塗り。
2回重ねています。


裏側は、こんな感じで化粧が無い、ごく普通のボール紙です。
どこで手に入れたかも覚えていないような。


仕切板を作ろうと思ったのでした。
ボール紙ですから、切るのは簡単。
現物合わせの調整も、ラクラク。
プラ板で作るよりも、ストレスがありません。
内装の仕切り板だから、ですが。


車掌室の仕切り板は、L字型に曲がります。
ここで曲げやすいということが、紙を選んだいちばんの理由です。


曲げるだけ。


ゴム系接着剤「Gクリヤー」で留めています。
直角や並行には、やや無頓着な気楽な工作。


便所側の仕切板は、アレンジして構造を単純化してあります。


仕切板を入れることで、向こう側が透けなくなります。
これだけで、重量感が出る気がするのです。


座席までは作っていないけどね。
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旧型客車を何輌か組む(その7 キット組みと完成品加工と)

2022年09月03日 | 1:150 客車・貨車
連日のように、傘を片手に通勤しています。
ちょっと、荷物な気がします。
まぁ、日照りで暑いのも大変ですから…。

さて。
車体の塗装が終わったものは、窓のHゴムなどを塗り分けていきます。
郵便車などは、Hゴム支持の窓が多いので軽く1時間以上かかりますね。
2~3回くらいは塗り重ねて、太さと色ムラを整えていきます。


スハフ42形は、窓ガラスを入れました。
いちおう、完成したということになります。
室内の仕切りや座席を作ればもっと充実するでしょうけど、
仕掛品が多く溜まっているので、いちおうのところで区切りとしました。


とはいえ、大きなアーノルドカプラーが目立ったりしています。
まだまだ手を入れる余地はたくさん。


ところで。
色差ししてある完成品を8両ほど、手放すことにしました。
置き場所に困りつつありますから。


市販の完成品はスマートです。
古いキットですと、大味だし、実車の印象と離れていることも少なくありません。
手放すならどっちかなぁ…。
ちょっと迷います。


ただ、多少の難があろうとも、愛着のあるモデルなら手放すことは無いでしょう。
自分にとって意味のあるものをどうやって作っていくか、
最近、時間に追われながら模型を作ることが多いので、
ちょっと自分を追い込んでみようと思ったのでした。
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