鉄道模型・色差し三昧

精密な模型製品だからこそ、色差しを施しませんか?
より、魅力を引き出しましょう。
お気に入りができますよ。

クハE230-901の前面ガラスのこと

2019年03月26日 | ともかく視る…実車観察記 
ブログの編集画面がリニューアルされまして、面食らっております。
そういえば、しばらく前から、予告が出ていたなぁ…。
毎日の通勤電車のダイヤも変わったし、家族の暮らしも変わっていく。
そんな季節なのですね。
いずれ、慣れるでしょう。

さて。
前々から気になっていたことを、確かめることができました。

中央・総武緩行線の主力となっているE231系ですが、その中に1編成、試作車があります。


これの、三鷹方先頭車、クハE230-901号車の前面ガラスが、気になるのです。
3次曲面のような気がする。


ようやく、じっくりと見る機会を作りました。
窓ガラスに反射するホームの蛍光灯の明かりが、曲がっていますよね?


曲面ガラスとなっているのは、この1輌だけのようです。
千葉方の先頭車クハE231-901は、一般的な平面ガラスです。


どう見ても、湾曲していません。


量産車も、平面ガラスです。
画像は、クハE230-2。


前々から気になっていたことが、ようやく確認できました。

おまけ。
6ドアのサハも、そろそろ見納めですね。


左が試作B901編成、右が量産B2編成。

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真岡鉄道の50系客車を見る~2枚幌など

2019年02月19日 | ともかく視る…実車観察記 
だいぶ、日差しが春めいてきました。
お昼には、勤務先の近所でカラスがちょっとへんな鳴きかたをしていました。
なんとなく気合が抜けたような、のどかな鳴きかたです。
わりと暖かな日でしたので、安堵したのかもしれません。
野生生物だからね。

さて。
1週間以上が経っても、記憶は鮮烈です。
真岡鉄道の蒸気機関車に牽かれるのは、元国鉄の50系客車。


1977(昭和52)年から数年間にわたって製造された、いまのところ我が国さいごの一般形客車です。
都市圏での通勤通学輸送を考え、広いデッキと自動扉を備えました。
無人駅での車掌業務を考え、乗務員ドアを設置したのも、大きな変化。


老朽化し、しかもドアが手動式だった在来型客車に置き換わる新型として期待されましたが、
列車の編成が短くなったこと、牽くべき機関車が古くなったこと、ワンマン運転に対応できないこと、
さまざまな要因で、早世してしまった系列です。
真岡鉄道には、原形の面影を残した3輌がいます。


この季節には、機関車から引かれたスチームで、車内の暖房をしています。
鉄道草創期から変わらない手法です。


トイレは、タンク式に改造されているようです。
さすがに、今の時代に垂れ流しとはいかないでしょう。
ただ、凍結防止のためにこの季節は水が使えないと聞きました。
どうなってるのでしょうね?


連結面には窓がありまして、採光と通風が図られています。
で、こんな感じで隣りの車輌を見ることもできます。


線路も、見えます。
むかしのように、窓から首が出せますから。


窓から、幌が吊ってあるのも見えます。
両側の車輌から半々に伸ばし、真ん中でつなぐ取り付けかたです。
正式名称かどうかは知りませんが、2枚幌というのだそうな。


雨漏りがしやすいという欠点がありますので、最近では見られるところは少なくなりました。
首都圏では貴重な観察ができます。


車内側では、こうやって繋いであります。
素人でも簡単に理解できる仕組みになっています。
ちょっと、愉しい。


いたずらして外しては、いけません。
乗客の安全のために欠かせないものですから。


水抜き穴のようなものがありますので、僅かですが外の光が入ります。
それがなんとなく、印象的なのです。

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関東鉄道キハ310形を見る

2019年02月15日 | ともかく視る…実車観察記 
木曜日、会社でお菓子をもらってきました。
嬉しいことです。

そのバレンタインデー商戦ですが、一時期に比べると勢いがなくなった気がします。
義理で見栄を張っても…というところでしょうか。
新興勢力の恵方巻やハロウィンに比べると、影が薄くなったなぁという感想をもちます。

それはさておき。
関東鉄道キハ310形は、国鉄キハ10系のエンジンや台車などを流用して1977(昭和52)年に登場した形式です。
8輌が製造され、のちに台車の交換や冷房化などがされています。

取手駅にこんなポスターが貼られていたので、もはや見ることは叶わないかと思っていました。


そうしたら、途中の乗り継ぎ駅である水海道で、偶然の出会い。


イベント対応で、出てきたものらしいです。
休日には、運用がなさそうな感じでしたから、運がよかったです。


短い時間でしたが、床下機器を中心に撮っておきました。


下館方はキハ317です。


台車に、推進軸と液体変速機がついているのが見えます。


エンジンのあたり。
冷房化したときに更新されたそうです。


燃料タンクの両脇に、元空気ダメと付加空気ダメが振り分けられています。


連結面です。
登場したころは貫通幌を装備していなかったそうですが、今では転落防止柵も取り付けられています。


こんなところに、車上子がついていました。


続いて、キハ318。
連結面寄りの台車は、従台車です。


燃料タンクとラジエター。


ラジエターとエンジン。


機器の配列などに、初期の液体式気動車の面影が色濃く残っているはずです。
詳しくないので、なんとも解説できないのが残念。


よく見ると、乗務員用のステップの裏側にも車上子が見えます。
連結面にあった車上子は、どんな機能があるのでしょうね。


たぶん、国鉄の一般形気動車と自在に連結できるであろうジャンパ線です。


ラジエターは、角度を変えて撮っておきました。


もしかしたら、種車由来の1953(昭和28)年製です。
にわかには、信じられないけど。


列車無線アンテナ。


クーラーも載せていますね。


あっという間に時間が過ぎ、取手行きがやって来ました。
ワタシの乗る下館行きも、もう到着します。
撮れただけでも、よかったです。
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小湊鐵道キハ200形あれこれ

2018年09月12日 | ともかく視る…実車観察記 
日々の飲んだお酒の量を自分でコントロールするために、というアプリがあります。
沖縄県が用意したというそのアプリは、カレンダーにその日呑んだお酒の量を記録すると、
体内のアルコールを分解し終えるまでの残り時間まで表示されるスグレモノ。
これに登場するキャラクターが、これまたかわいくて。
←配布元http://alc.okinawa.jp/app/settingsからコピーさせていただきました。
これは素面の状態なのですが、飲酒量が増えるとだんだんへべれけな絵になってきます。
シーサーは神様ですから、いいのかな、などとも思ってしまいます。

先ほど見たら、配信停止になっていました。
復活してほしいものです。

さて。
小湊鐵道のディーゼルカーです。

現在、一般の旅客営業に使われている車輌はキハ200形という形式だけで、14輌が在籍しています。
1961(昭和36)~1977(昭和52)年にかけて、製造されました。
国鉄のキハ20形をベースに設計されているということは、よく知られるところ。

行きに乗ったのは、1970(昭和45)年製のキハ207でした。
再掲です。

画像右側が、上総中野方です。

五井方には、幌が備えられています。


車内は、ロングシートです。
真ん中でシートが区切られているところは、排気管が壁際にあります。
運転台の仕切りは半室だけなのが、わかるでしょうか?


乗降ドアは、幅が狭いものです。
キハ20系譲りの設計ですね。
ステップの明り取りとして、小窓がドアの下部に開けられています。


こちらは、帰りに乗ったキハ213で1977(昭和52)年製。
客室の窓がユニット式になったので、角ばっています。


乗降ドアは半自動扱いもできますので、こんな中途半端な開き方も。
Wi-Fiが使えるのですね。


キハ213の車内です。
キハ207よりも状態が良く、ブラインドカーテンも新しい柄のものに取り換えられていました。


車番は、ステンレスの切り抜き文字です。
行先表示も、昔ながらのサボ式。


終わりに、五井駅で見かけた2輌編成。
手前からキハ202+キハ206です。


キハ202は1961(昭和36)年製。
この車輌は、登場時には国鉄車と併結されて千葉まで乗り入れた経歴もあります。
当時は、内房線がまだ電化されていなかったのです。


傷みもなくはありませんが、57年を経た今日でも、原形を保って現役です。


キハ206は1969(昭和44)年製。
この車輛までが、乗降ドアはプレスドアでした。
上掲のキハ207と比べて頂ければわかると思います。


以前の記録も併せてどうぞ。



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旧型客車のデッキは、どこで塗り分けるのか?

2018年06月06日 | ともかく視る…実車観察記 
博物館というところは、ありがたいものです。
落ち着いて、じっくり調べることができます。

前々から気になっていたことのひとつに、客車のデッキの踏み板の構造がありました。
なんどか乗ったことがある旧型客車ですが、いざ解りたいと思うと、写真などでは読みとれないものです。
先週、碓氷峠鉄道文化むらに行ったときに、このことだけは見てきました。

軽量客車ナハフ11形です。

デッキの踏み板が一段下がっていることは知っていました。
果たしてその部分は車体色なのだろうか、という疑問です。

近寄って見たら、木製の踏み板を、両脇からアングルで抱え込んでいました。

これを見る限り、踏み板だけが床下と同じ黒色です。

踏み板が木製なのは、安価でしかも滑りにくいからでしょう。

ステップが、帯板を曲げたものだということも判ります。

現役だったころはそんなことは無かったと思いますが、朽ちかけているモノもありました。

作り直してあげたいなぁ。

ついでに、ほかの保存車も見ておきました。
オハユニ61形は、木製ではありません。

ステップの取り付け方法も、違いますね。

マイネ40形は、ナハフ11形と同じ様式です。

塗りつぶしてありました。

スニ30形は、網目鋼板を曲げてあるようです。

黒色に塗りつぶした範囲が、立ち上がっていました。
よくわからないのですが、旅客車は木製、荷物車は鋼製という違いがあるのかもしれません。
安全性かメンテナンス性か、どちらを重視しているかによる違いかなぁ…とも思いましたが、はたして。

なんとなくわかりかけたので、模型に色差し。

右側のスハネ30形が、色差し後です。
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東急7714編成を見てくる

2018年04月28日 | ともかく視る…実車観察記 
中学時代の友人やその先輩と、飲んできました。
いいひと時でした。
友人の知人を通じて、巡り巡って高校時代の友人とも30余年ぶりで連絡できるようになったし。
世間は狭く、縁は途切れないものです。

さて。
東急の多摩川線に乗る用事がありました。
ちょうど、赤い帯の旧い電車が来まして。


“歌舞伎塗り”とも言われた塗り分けの電車です。
ワタシ好みとは言い難いのですが、そろそろ見納めだと思うと愛おしく。


太い帯が自己主張して、いささか、くどいような気もするのだけど。


ラッピングではなく、塗装でしょうね。
継ぎ目がありませんから。


渡り板は、明るいグレーです。
ここは、ステンレス製ではないのかもしれません。
エアーホースのコックなども、模型を作るときにはいいアクセントになりますね。


蒲田から、多摩川まで乗り通しました。
撮影には向かない駅ですが、平日ですから時間の自由が利きません。
撮っただけで、満足。


そうそう、この編成は、側面に行先表示器があります。
改造当初から、LED式です。


反対側の先頭車、デハ7714も撮っておきました。
こちらは、ヘッドライトの台座が白く見えます。
FRP製ですね。
クハ7914は、SUS製の台座でした。

編成の前後で揃っていないモノもあるんだな、ということで記録した次第。
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鉄道博物館のED75と見比べてみる

2017年10月28日 | ともかく視る…実車観察記 
ひと雨ごとに冬が来る、そんな季節になりました。
日も、どんどん短くなるしね。
仕事をしていると、一日の終わりがあっという間に来るので、ちょっと慌てます。
ちょっとすると師走です。
歳末が気忙しいと感じるのは、日の入りが早まる季節ということもあるのかもしれません。

さてと。
ワタシの気にいっている赤い機関車です。
KATO製のED75形。
品番3030で10年以上前の製品ですが、走りが良いのです。


鉄道博物館には、この形式の実車が収蔵されているので、見てくるのが楽しみ。


せっかくですから、前面のスカート回りをあらためて見てこようと思いました。
で、何枚も撮ります
盲滅法ですが。


この曲がり具合を模型にしたいのです。
なんとなく、惹かれる。


上になったり、下になったりの重なり合いも、おもしろい。


盛り込んだような立体感。


見下ろせば、あんがい出っ張っています。


で。
自分の工作をあらためて見直す。
ええと、10年くらい前の工作ですが。


このくらいは作ったのだけど。


まぁ、いい線まで作ったのかなと自己評価。
Nゲージの大きさですからね。

連結器の開放テコを付け足そうかと考えていたのですが、無くても構わないかなという結論に至りました。
ホース類はΦ0.3を使ったのですが、やや太めにΦ0.4のほうがバランスがいいかもしれません。
このとき開放テコはΦ0.2前後になりそうなので、不要であろうと考えたのです。
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京王レールらんど保存車の床下機器(5723海側) GM#1009京王5000系(その13)

2017年08月19日 | ともかく視る…実車観察記 
休み明け。
勤務時間が長いような短いような。
とりあえず、週末が近いです。
土曜日は、勤務日ですがね。

前回に続き、京王5000系先頭車の床下機器です。
保存車を撮ってきました。

新宿方の台車です。



手前が戸締安全継電器、中央はインバーターだそうです。

覗き込むと、車体中心線あたりにエアータンクが。

新宿方を振り返ったところです。

バッテリー箱かな?

赤いコックは、非常用のドア開放。



八王子方の台車です。

どなたかの参考になるでしょうか?
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京王レールらんど保存車の床下機器(5723山側) GM#1009京王5000系(その12)

2017年08月18日 | ともかく視る…実車観察記 
17日木曜日。
朝の電車に、いくらか混雑が戻ってきました。
とはいえ、今週中は、まだまだ甘いです。
世間の何割かは、まだ夏休みの最中です。

そういえば、仕事場近所の保育所も休みだったのかな?
朝のおさんぽに出かけるときの賑やかなおしゃべりが、聞こえませんでした。

ええと、どなたかの参考になるかもしれません。
京王れーるランドに保存されているクハ5723の床下機器の写真を、ここに載せておきます。
新宿よりから順番に。

台車直後の泥除けです。







たぶん、これがブレーキ制御。

手前に見えるのは排水口かな?

赤いコックは、非常用のドアコックです。

非常ドアコックは排水口もどきの裏側です。

非常ドアコックが右上画画外にあります。

非常ドアコックと測重弁との位置関係は、こうです。







もう少し、位置関係が把握しやすいように撮らないといけませんね。
まだまだ、勉強が要ります。

海側の床下機器は、次回に。
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11月12日に遠目で見たお座敷電車

2016年11月29日 | ともかく視る…実車観察記 
週末に帰ってきた大学生の長男。
「1限と3限が休講で…」
などと言いつつ、のんびりと家を出ていきました。
どうやら、夕方にならないと授業がないらしい。

安くない授業料を払っているんだから、というのは親の言い分。
すこしでも解放されたという気分なのは、息子の言い分。
いつの時代でも変わらないのかなぁ、などと四半世紀前を振り返りました。

さて。
11月12日の大回り乗車で撮ってきたモノシリーズ、最終回。
新前橋駅に留置されていたお座敷電車485系「宴」編成。
「うたげ」と読むのか、「えん」と読むのか、よくわかっていませんが。

6輌編成の赤紫色の電車です。
外観的には屋根が高いので、ゆったりして見えます。

ちょっと遠かったのですが、ズームレンズのおかげで1輌づつ撮ることができました。
調べたら、1994(平成6)年の登場だそうですから、もう20年以上になりますね。

6号車、クロ485-1。

運転質の後ろは、展望室になっていたと思います。

5号車、モロ485-2。

国鉄の特急用電車485系の改造ですが、車体には面影はありません。
床下機器と台車を見ると、流用されているのが判ります。

4号車、モロ484-4。

パンタグラフの下の部分は、個室のようになっています。
よく見ると、車体裾が錆びていますね。
そろそろ老朽化が見えてくる車齢かもしれません。

3号車、モロ485-3。

乗降ドアの脇に、便所洗面所があるはずです。
車室の窓は、一部が開けられるようになっていますね。

2号車、モロ484-5。

基本的に2号車と4号車、3号車と5号車、1号車と6号車は同じ車体です。

1号車、クロ484-3。

車体の断面を見ると、窓下のわりと高い位置で直線的に折れているのが判ります。
ちょっと面白い断面ですね。
工作が容易だったのでしょうか?

この編成、いちどだけお誘いを受けて乗ったことがありました。
いつだったかなぁ。

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