事業に関する相談者のうち、どうでしょう、7割は社会的な潮流が向かう将来の大きな市場へ船出をしようとされる方々です。
残りの3割弱がニッチ市場、僅か数パーセントが新しい市場を自ら作り出そうとするブルーオーシャンというざっとした割合です。
ここしばらくは、地球環境を意識したエコブームによって、LED、太陽光風力発電など省エネ商品がたくさん出回っています。政府の政策も重点が置かれ、まだまだ膨らむ市場に期待を寄せて、後発参入者が後を立ちません。
しかしこれらの企業は、アパレル産業のように短いサイクルでブームを作り出し続けるという事に慣れている業界は少ないのではないでしょうか?どちらかというと長期安定型の事業を営んできたように思います。
ブームを起こしているのではなく、誰かが起こしたブームに乗っかろうとしています。決してそれが悪いということではありません。しかし、消費者が集まるところには競合参入者も多く、将来その市場で勝ち残っている為には、しっかりした戦略を立てていなければなりません。良くも悪くも判断をするタイミングを失って致命傷を負うこともあるからです。
出来ればブームは起こす者になること。乗るならばブームの終盤に自社がどうなっているかを手に取るように見えるまで考え尽くしておくこと。そうでなければ皆とは違うニッチな市場をを自らこじ開けることに邁進すべきでしょう。
消費者が必ずしも商売人であるとは限りませんが、商売人は誰もが消費者でもあります。考える立場の違いを混同しないで考えているかがポイントになります。
大ブームの時はもう次の波を見つけている Topdas
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