三菱鉛筆は2日、ダイヤル操作で印影が64通りに変化する印鑑「ダイヤルバンク印」を発表した。納期は10日ほど。価格は2万1000円。
開発のポイントは、銀行に登録するのは印鑑ではなく“印影”であることに着目したことだった。現在の印鑑は、印面が1つに固定されているために、盗難されるとそのまま使用されてしまうのだ。
そこでダイヤルバンク印には、この印影を「自分だけにしか合わせることができない仕組み」を搭載した。ステンレス製の印鑑本体に8桁の数字のダイヤルを2列並べ、数字の組み合わせで印影を変える。ダイヤルを操作で、姓の印面の向きとその外周の模様が変化し、64通りもの印影を選択できるのだ。なお、地方自治体で印鑑登録する場合、一部自治体では「印影が変化する」という理由から登録できない場合もある。そのため、三菱鉛筆では銀行登録専用として利用するよう勧めている。
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