なぜ、主流でないのか?は不明ですが、こんな発想が売れるモノ作りにつながるんです。
狭い場所にボックスティッシュを置くとき、とりあえず縦にしたことがある人ならば「あー、これこれ」と呟くだろうDUENDEのティッシュケース「Stand!」。
基本は箱なのですが、横から見ると、中程から下が三角に張り出して接地面をしっかりと確保しています。結果、使う人はティッシュ取り出し口に二つの角度で接することになり、これが正面からでも、上からでもどうぞ、というメッセージを発信しているようにも思えます。
幅125、奥行100、高さ255mm。2005年に白とグレイのスチール製で発売開始。0.8mm厚のプレートを打ち抜き、折り曲げ、溶接。塗装して仕上げています。06年度のGマークを受賞。マークスインターナショナルのブランドDUENDEの製品です。今はABS製や木製も展開しています。
デザイナーはゲンタデザインの金山元太(1964-)。
2001年に発表したプロトタイプでは、イタリア半島のようなブーツタイプでした。製品化された形は、四角と三角が組合わさったシンプルさでキャラクター性は薄れましたが、お部屋の脇役としては、この位の存在感が良いのかもしれません。
家具やプロダクトを手がけるゲンタデザイン。手がけた身近な製品では「フロシキバッグ」やコンパクトに収納できる「ポップアップ・スリッパ」等があります。これらも「Stand!」同様、日常を見つめ直すことで生まれた新鮮な提案です。
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