大手企業の新規事業担当の方とお話する機会が結構あるのですが、意外にもトレンドにうとい人が多いなと感じています。
世間から見ると大手企業は最先端の情報が集まり、先進的な取り組みをしているので従業員もさぞスゴイ方ばかりと思ってしまいますが、実は細分化された部門内だけで仕事をしていると、情報に偏りが出来てしまう状況に陥りやすいようです。
しかも、難儀なことにそれに気付いていても、組織が大きい分自分ひとりじゃなかなか解決することが出来ないのです。
大阪に本拠を持つある大手サーバー会社の社長は、このことをよくわかっていらっしゃる希少な経営者です。自分が技術者だった頃、お客さんと直接顔を合わすことは皆無だったし、人と接するのが苦手だったけれど、管理職になってから会合などで外部接触が増えて、その繋がりからチャンスを得て、今の自分がある。
ネット上で完結するビジネスをしていて、殆んどが技術者の従業員だけれど、どんな用事でも作って外に出て行く機会を増やしなさいと、外部接触を推奨しておられます。
最先端ビジネスモデルにぶら下がらずに、個々の人間力を高める教育をされているのです。素晴らしい。
機会創出に価値がある Topdas
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