100円なのに本当においしい。いや、100円だからさらにおいしいかもしれない。
どうやら、マックのプレミアムコーヒーがスターバックス、ドトール、タリーズなどに圧倒的な価格差と価値を消費者に植え付けて勝利した模様だ!
原油価格の高騰などにより、さまざまな商品が値上げされている昨今、コーヒーショップも値上げ傾向にある。しかし、マクドナルドは戦略的に低価格路線を展開することで、プレミアムローストコーヒーの認知度をアップした。
通常「プレミアム」と名付けられた商品は、ほかの商品よりも「値段は高いが高品質」という差別化を行ってきた。しかしマクドナルドは「プレミアムなのに低価格」という逆転の発想を採用。これが一般消費者のハートを掴んだと推測できる。
このプレミアムローストコーヒーの登場は、単純にコーヒーがおいしくなったということだけではなく、「値上げ」以外の何かでこの価格高騰の時代を乗り切ろうという、マクドナルドの企業姿勢をも感じさせられる商品。マクドナルドだけを見れば、企業努力により低価格を維持したまま品質を上げることも不可能ではないということになる。
厳しい競争市場の中で、ここ数年マックはマーケットに対して数多くの仕掛けを続けている。テストマーケティングをしていた、新形態のコーヒーショップはテスト期間が終了したということで一部店舗を早々に閉鎖したが、従来の店舗で十分な勝算が見えたこともその理由ではないか?
今後の動きも注目しておきたい。
マーケットへの仕掛け人 Topdas
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