モノやサービスを如何に安く提供して競争に打ち勝つかばかりに目が向いていると、忘れてしまう視点があります。
例えてお話をしましょう。
ホームページの制作価格はピンキリです。
そこそこの見栄えで5万円で作ってくれるところも登場しています。
一方では、最低30万円は掛けないとイイものが出来ないという制作会社もあります。
新商品や新規事業に関わっているとほとんどの場合、ウェブサイト制作が必要になって来ます。
そんな時、十分に予算があると私は、5万円で出来る制作会社に、さらに10万円出すからどんな事が出来ますか?と見積りを依頼してみます。
これまで数回やってみましたが、キチンと明確にオプション価値を提示した会社は一社だけです。
その会社とは今も付き合っています。
ここで、取り上げたいのは、そんな依頼がきた時にどう返事するか、どのように対応するかを考えているか否かということです。
戦略的に受けない方針であれば全く問題ないでしょうし、自分にない価値を部分的に外注して受けるのもいいでしょう。
より大きな収益を目指す事業会社ならば、少し上、もっと上の準備をしておいた方がいいと思います。
何故こんなコトをいうかというと、私は普段引き受けている新規事業開発の予算はだいたい数千万から一億円までの間で始めることが多いのですが、景気の良かった過去に一度だけ、事業投資家から60億円以内の予算で何が立ち上げられるかという話に提案が出来なかった経験があるからです。
流石にそこまで夢のような話は、自分の頭の中で考えた事もなかったので、急に思いつくレベルではありません。なのでチャンスを逃してしまったのです。ソフトバンクの孫さんだったら直ぐに幾つも提案したでしょうに。
考えるのは自由。
それからは、スケールの大きな事も真剣に考えるようになりました。
楽しいですよ Topdas
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