書名 「事件」を見にゆく
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著者 吉岡 忍
発行社 文藝春秋
発行日 1992年5月10日
頁 478
価格 524円 + 税
1987~1988年に日本各地で起きた44の事件から
「繁栄の時代」の裏に潜む様よぅなねじれや歪、
人びとの暮らしの中の哀歌を卓越な取材力と見事な切り口で
鮮やかに焙り出す。
ニュージャーナリズムの旗手の傑作。
・視点、切り口が鮮やかで古さを感じない。
・実人生や異様な性行為も実感に訴えない今は、
映像の向こうにこそ、ほんとうの自分がいる。
・「パンと自らを納得させる物語、というややこしいものがなければ
誰もが生きてゆけない」
・小さな幸せが横溢する環境を私たち一人ひとりが生きている。
そこでさまざまに起きている「事件」を見に行くことは、
どこかで私が、私自身の脆さや暗さや臆病さや焦燥を
覗きこむことにつなかっているはずである。