徒然草Ⅱ

「アッ!」「イイねえ!」「ウッソー!」「エーッ!」「オおぉ!」ということを書きたい!?
(読書日記備忘録を中心として)

スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち

2017年11月05日 | ノンフィクション


書名   スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち
著者   山根一眞
発行社 日経BPコンサルティング
発行年 2017年7月31日
頁数   279頁
価格   1,500円+税

ノンフィクション作家の山根一眞が1998年から取材を始めた電波望遠鏡「アルマ(ALMA)*」。
この電波望遠鏡は、南米チリのアンデス山脈のアタカマ砂漠、海抜5000mの高地に設置された。
そこは草木が一本もないまるで火星のような光景が広がる砂漠である。
その砂漠に全66台のパラボラアンテナからなる電波望遠鏡が設置され、2013年3月13日に完成式典が行われた。
アルマという巨大な電波望遠鏡が完成することによって、日米欧による過去最大といわれる国際共同プロジェクトが、幕を開けた。
本書では、30年にわたる巨大電波望遠鏡の開発と建設のプロジェクトを追うことで、長く凋落ばかりが語られてきた日本のものづくりの底力と日本人の努力の大きさを伝える。
作者は現地のほか、電波望遠鏡の建造に携わった天文学者たち、ものづくりのメーカー、そして町工場などを訪ね、数多くの取材を丹念に重ねてきた。
そうした関係者の熱い思いをインタビューしながら、アルマの全貌と宇宙の果てを探る壮大なミッションを丁寧に解説する。

・前で手を抜くと、後で非常に時間がかかる。
 前に時間をかけいやると、出来上がりもスマートでいい品物になりますね。

・達成してみると「その程度は当たり前、もう古い技術だ 」との認識になっているから不思議なものである。

・ゴールは次のスタートである。


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