徒然草Ⅱ

「アッ!」「イイねえ!」「ウッソー!」「エーッ!」「オおぉ!」ということを書きたい!?
(読書日記備忘録を中心として)

その言い方が人を怒らせる―ことばの危機管理術

2017年10月07日 | ノンジャンル


書名   その言い方が人を怒らせる―ことばの危機管理術
著者   加藤 重広
発行社 筑摩書房
発行年 2009年11月10日
頁数   238頁
価格   740円+税

謝罪の場面で真意が伝わらず怒らせる、誤解を与える、だらだらと長く続く言い訳文、空気の読めない発言、どこか変な敬語、。
こうしたコミュニケーションの行き違いを生じさせる言い方や表現は、ニュアンスや印象論で語られがちだが、実は言語学的な理由がある。
本書では、「まずい」具体例を数多く取り上げながら、言語学の中でも文脈を科学する新しい分野である語用論を背景にその理由を分析していく。
知っておきたい、日本語が陥りやすい表現の落とし穴とは。

・ことばは単なるきっかけに過ぎないこともあるが、
 見せてはいけない正体をはしなくも露見してしまうこともある。