文化祭を笑いの渦に巻き込んだ『漫才ロミオとジュリエット』から半年、瀬田歩と秋本貴史にとって中学最後の夏がきた。歩は、夏祭りで漫才をやろうと誘う貴史に対し、断固拒否の態度をとり続けている。一方、貴史の幼なじみ・萩本恵菜への思いはつのるものの、進展はない。そんな中、恵菜をめぐってある「事件」が勃発した―。
1巻を単行本で読んで久しぶりに、そういえば、続巻がでているんだと、手に取りました。歩と秋本のコンビも良いけど、メグ、秀才高原、文芸部部長森口、蓮田、篠原、めちゃくちゃ個性豊かな、仲間達と青春しています。
あー持つべき物は友達だわー。恋愛あり、友情あり、悩みあり、事件あり、青春の小説の王道を行ってますよ!!
主人公を、あくまで少年にこだわるあさのさんの少年への飽くなき憧れ、愛を感じる作品です。
「普通なんかじゃない、他の誰とも違う、おまえは特別だ!」
「おれ、いつでもそばにおるからな、おまえのこと裏切らなへんからな!」
「男とか女とか関係ないんや、俺は、俺が阿由武のこと、どういう風に好きなのか、それが大事なわけ」
そんな風に友情でいうこと実際ない。そこをさらりと豪快で、スポーツマンの秋本がどんどん心の中に入ってくる。でも、ちゃんと優しくそっと受け止めてもくれる。
来菅くんの存在もお話を盛り上げた2巻でした。
軽妙なやり取りも心地よい。読んでいるとき、絶対笑っているから、
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