従来の赤外線送受信機と同じ方式で作った455KHzの赤外線受信機をバルサ機(ユニオンモデルUP-06改造機)に搭載して体育館でテストを行い、まったく問題なく飛行できることが確認できました。
38KHzや57KHzとの干渉もなく、また体育館の明るい照明の影響も受けず、通達距離も十分でした。実は体育館の光源が455KHz受信機に影響を与えないか心配していました。それは部屋でテストしたときにプラズマテレビ画面から出るノイズの影響を受けていたからです。
早速帰宅してからマルチチャンネルに向けたプログラムテストをはじめました。455KHz赤外線受光素子の出力パルス変動が思ったより大きくて、送信機から送り出されるシリアルパルスの受信機側でのキャプチャがなかなか思うようにいかず、三晩悩みました。
その後パルスチェック方法を見直したりフレームのビット構成を変更したりしててようやくバンド識別ができるまでになりました。
オシロスコープで受光素子の出力を確認すると、確実にプラズマテレビからのノイズを受けているのがわかりますが、実際にサーボを動かしてみるとサーボ出力にはその影響がほとんど出ていません。
まだまだ実用化までにはいくつもの難関がありますが、とりあえずPCM化への第一歩が踏み出せました。
テストムービーはプラズマテレビの表面から3メートルほどの距離に455KHz受光素子をセットした受信機をおいて、その出力をオシロスコープで確認(画像上)し、その後送信機の電源をONして受信機のラダー出力を確認(画像下)しています。
最初はプラズマテレビからのノイズが観測できます。次に送信機のシリアルパルスにテレビノイズが混入している様子が観測でき、ノイズの影響でラダー出力が時々欠落している様子が観測できます。その後テレビと受光素子の間を遮蔽して、クリアな受信シリアルパルスとラダー出力パルスが観測できます。
画面の二つの赤い点は撮影したビデオカメラから出ているフォーカス用の赤外光です。
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送信機で送信する時もう 0 ‾ 255まで PWMで使用
できるように DATAを加工した後出力することですか?
受信機で PCM信号を受信して, PWM出力するのに
Clock Speedが十分か知りたいです.
これからの実験結果すごく期待されます.