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 電池も送信機のケース内に収められると便利だと思い、006P型電池が使えるタカチのRG-105を取り寄せてみました。そして配置を検討して基板サイズを決め、基板のパターン設計もほぼ完了し、試作基板を作るために両面基板を切り出しました。



 ところが基板やRFモジュールをケース内に仮配置してみたら、ケース内の高さが1mmほど足らなくて、ケースのふたが浮いてしまうことがわかりました。

 どうしてもこのケースに収めるなら、RFモジュールを基板面より下げなければなりません。複雑な構造はコストアップになってしまうのと、試作時に使ったSS-90のケースに比べて大きくて持ちにくくなることから、このケースは没にしました。



 試作に使った送信機のケースSS-90は片手で持つのに最適なサイズなのでこのケースを使うことにしました。画像のケースは当初赤外線送信機に使っていたケースを再利用しているので余分な穴をテープでふさいでいます。

 006P型の電池はケース内に収まらないので外付けになりますが、送信機の下面に両面テープで貼りつければ、送信機を持っても邪魔になりません。画像の試作送信機はリチウムポリマ電池を使っているのでケース内に電池が収まっています。

 SS-90ケースを使うことに決めたので、試作の時に描いた基板パターンをEAGLE CADで描き直しました。



 今回の2チャンネルFM送信機の回路図です。006Pの電源電圧をレギュレータで5Vに安定化して回路に供給しています。RFモジュールのRF出力回路のみ電源電圧で駆動。アンテナ出力回路はFutabaのFF9送信機のアンテナ出力回路を解析して使っています。

 回路図にはバッテリモニタ回路が含まれていますが、006P型電池を使うのでバッテリモニタ回路の部品は実装しません。リチウムポリマ電池を使いたい場合に備えて基板上にパターンを用意しました。あとで部品(U3,D2,R2)をはんだ付けすればバッテリモニタが機能します。

 EAGLE CADを利用して作った製品を販売する場合はライセンスの取得が必要です。日本の代理店ではLite Editionのライセンス料が10,395円ですが、アメリカからライセンスを取得すると$49です。私は大分前にアメリカから取得しました。ライセンス料と送料を加えて$60ほどでした。


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