11月10日のギターレッスンの帰りに、うっかりギターケースのふたを閉め忘れたまま持ち上げて、硬い床にTeruji Yamanoギターを落としてしまいました。
表面板にヒビが入り、ギター内部から小木片が脱落、内部の力木も剥がれてしまったようで、裏板をたたくと濁った音がします。とてもショックです。
早速ギター製作家の山野輝慈氏に修理してもらうため、遠藤先生にギターを預けてきました。外見からの診断では一週間ほどでなおりそうだということだったので、少しほっとしました。
そして弾くギターがないとレッスンで困るので、修理できるまでの間合わせに安価なギターを調達しました。弦高が比較的適切なのと、比較的丁寧な作りだったので買ってはみたものの、きれいなギターなのに音は全く鳴りません。
せめて弾きやすだけでもと思い、サドルを削り、ナットを削って弦高を調整した結果、大分弾きやすくなりました。でもギターを持つ度に、全く鳴らないギターで気持ちがどんどん沈んでしまいます。
そしてようやく今日、Teruji Yamanoギターが修理から手元に戻ってきました。大変な修理だったようで、思っていた以上に高額な修理代にまたまた気持ちが沈んでしまいました。自分の不注意が招いた出費なので仕方がないのですが・・・。
戻ってきたギターを手にして、Teruji Yamanoギターの音色の素晴らしさに改めて感動しました。どうしてギターによってこんなにも音色が違うんでしょう。
通常、ギター製作家は手工ギターといえども、数ランクの価格帯のギターを製作していますが、山野輝慈氏は常に頂点を目指したギターしか作らず、しかも近年は年間2本程度しか作っていないということです。いま新たに注文すると、一本百数十万円で、しかも注文してから一年以上待たなければ手に入らないということです。
ということで、修理から戻ってきたギター、改めて大事に使わなければと思った次第です。今はまだ一向に上達しない弾き手の下でかわいそうなTeruji Yamanoギターです。とほほ。
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これからは、しまう度に指さし確認をしましょう!
(私はいつも指さし確認しています)
間に合わせに買ったギターについてきたハードケースが、ロックを確認しやすいので早速入れ替えました。