Indoor airplane world
 



 搭載機材を全部載せる前に沈みそうになったマイクロボートは、船の容積が足りなかったためで、全くお粗末でした。



 船の長さを25.4mmのまま容積を増やすには幅と高さを増やすしかありません。そこで横幅を12mmから15mmに、高さを5mmから10mmに増やしました。



 ずんぐりした船になりましたが、機材の搭載は余裕です。今回はファルカタ材を使っています。



 2.8mmモータと8mAhリチウムポリマ電池とIRX262赤外線受信機を載せた状態です。これならマグネットアクチュエータを追加しても大丈夫でしょう。



 早速船底にモータをセットして、ラダーなしでテストしてみました。

 速すぎるほどのスピードで走行することが確認できたものの、2つ問題が発生しました。

 一つは直進せず蛇行します。もう一つは10秒ほどで受信機のバッテリモニタが点いてしまいます。

 改めて2.8mmモータの抵抗値を測ってみたら約20Ωほどですが、水中でスクリューを回すには大きな消費電流が流れるようです。20mAhのバッテリが使えれば問題は解決するものの、今回のボートサイズでは載りません。



 そこで約40Ωの抵抗値を持つ3.2mmのShicoh-F7を使うことにしました。シャフトサイズはどちらも0.6mmなので、プロペラはそのまま使えます。

 蛇行する原因は分からないのでモータの取り付け角を変更してみました。

 今度はかなり消費電流が減ったようで、バッテリモニタも点灯しなくなりました。蛇行は減ったもののまだなくなりません。船底の船首からモータまで垂直に安定板を取り付けてテストしても結果は同じでした。

 幅広の船形が影響しているのかもしれません。25.4mmのサイズをキープしながら少しずつ問題を解決していきます。

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コメント
 
 
 
カルマン渦 (H.K.)
2013-11-26 23:56:16
蛇行はカルマン渦の影響ではないでしょうか?
船体を翼型のような流線型にすることで
解消されると思われます。
 
 
 
蛇行の原因 (toko)
2013-11-27 01:11:01
H.K.さん、アドバイスありがとうございます。
カルマン渦なるものを初めて知りました。
なるほど、その通りの現象のようですね。
流線形にできるといいのですが、今回は1インチ長にこだわったので、受信機や電池を載せるため、ずんぐりした形状になってしまいました。
大変勉強になりました。ありがとうございます。
 
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