寿命になったり、膨らんでしまったリチウム・ポリマ電池の処分方法を紹介します。
リチウム・ポリマ電池はその使い方によって大幅に寿命が短くなることがあります。適切な充電器を使うことで過充電を防ぐことができますが、過放電についてはバッテリモニタで監視するなど適切な管理が欠かせません。
充電しても初期に比べてバッテリモニタが点灯するまでの時間が極端に短くなった場合は電池の寿命と考えられます。電子は充放電を繰り返すにつれて電池の内部抵抗が高くなり、負荷をつないだ場合徐々に電池の端子電圧が低下していき、ついには十分な電流を取り出すことができなくなります。
膨らんでしまった電池も継続して充放電を繰り返すのは危険です。
電池はどのように処分するのが良いでしょうか。廃棄する電池には少なからず電池残量があるので、適切に放電する必要があります。
最も簡単なのは5%ほどの食塩水につけて微放電させて内部に残るエネルギーを放出するのが良いでしょう。これは電池残量により放電時間が異なりますが、インドアプレーンに使われる比較的容量の少ない電池では5%食塩水に浸して二日間ほど放電させ、電極から気泡が全くでなくったら取り出します。膨らんだ電池も同様に処理します。
膨らんでしまった電池も同じ方法で微放電します。内部にたまったガスは今までの経験から完全放電したあと取り出して指で押してみるとへこみます。これは電池のプラス電極がアルミ製なので食塩水による腐食が進み、放電中に内部のガスが放出されると考えられます。
広口のガラスビンに8分目ほど水を満たし、100ccに対して5gほどの食塩を溶かします。その中に処分する電池を浸して微放電させます。すぐに電極から泡が出てきますからふたをしないで、通気のよいところで二日間ほど放置します。
さて放電が済んだ電池はどのように処分したらよいでしょうか。そのまま不燃物として処理する方法もありますが、リチウム・ポリマ電池には稀少金属が使われているということなので、資源の再利用に協力しましょう。
小形充電式電池リサイクル 有限責任中間法人JBRC
電池を廃棄する前に上記にアクセスしてみてください。リチウム・イオン電池、ニッケル水素電池、ニッカド電池などが回収の対象になります。
使用済み電池はリサイクル協力店検索で最も近いリサイクル協力店に持ち込んでください。ちなみに私の店も登録しています。
放電した電池の場合でも念のため電極をテープなどで絶縁処理して持ち込んでください。
| Trackback ( )
|
|
また、充電もLi-poモードで進めても大丈夫なのでしょうか?
以上、回答をお願いします。
充電は~Li-poモードで大丈夫でしょうか?
宜しく回答お願いします。
充電については、通常どちらも定格電圧3.7V、充電満了電圧4.20Vが一般的なので、充電器は共用できますからリポモードで大丈夫です。
しかし、定格電圧3.6V、充電満了電圧4.10Vといった電池もありますから、そのあたりを確認してください。