ずいぶん小さく作ったつもりでしたが、こうしてみると内部にまだ余裕があります。
小型化だけを考えるならもっと小さくできそうですが、今回の80mmx40mmx20mmサイズのケースは手になじんで持ちやすく、とても操作しやすい感じがします。
従来ジョイスティックについているプッシュスイッチを使って38kHzと56.9kHzの切り換えを行っていましたが、シングルジョイスティック(2チャンネル)送信機の場合、スロットルを中央にしてからスティックを押し込まなければならず、やや使いにくい感じがしていました。そこで今回は、ジャンパピンで変調周波数を切り替えるようにしました。画像右下に見えるのがそのジャンパピンです。ジャンパピンをセットすると38kHz、抜き取ると56.9kHzになりますが、抜き取ったジャンパピンを保管するために3ピンのソケットを使って隣に差し込めるようにしました。ジャンパピンのすぐ隣にJSTコネクタを取り付け、バッテリの抜き差しで電源のON/OFFを行うようにしました。
小型化するために8ピンのPIC12F629を使いましたが、電源に2ピン、変調周波数の切り替えに1ピン、出力に1ピン、残りの4ピンで2チャンネル分のA-D変換を行っています。2チャンネル(ラダーとスロットル)あれば足りるのですが、Futaba、Sanwa,JRの送信機と互換性を保つ(従来の赤外線受信機がそのまま使えるようにする)のにどうしても3チャンネル分のパルスを作る必要があります。Futabaを例にすると、エルロン(ラダーに使用)が1チャンネル目、スロットルが3チャンネル目になるので、エレベータ(使用しない)の2チャンネル目をプログラム内部で作り出して3チャンネル分のパルスにしています。
今回作った赤外線送信機の重量は48gです。電池を入れても70g以下。インドアエアプレーンのコントロールによいと思いませんか。
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赤外線投光部は塩ビか何かを熱で曲げたものでしょうか?
安定化抵抗は10オームなのでしょうか?
パーセントで言えばどのくらい赤外線出力が増えたのでしょうか?質問ばかりで済みません。
1.6mm厚のガラス・エポキシ・ユニバーサル基板をオーブンで焼いてアーチ状に曲げ、そこに赤外発光ダイオードを並べました。
安定抵抗は使う電池のレギュレーションに合わせて、テストから割り出しました。