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『日本はもう中国に謝罪しなくていい』 馬立誠

2006年07月30日 | 外国関連

日中関係も、今、最悪だといわれますが、生徒たちに接していて驚くのは、あっという間に、子どもたちの中に、中国嫌いが広まったことです。問題意識の高い子ほど、そうなってしまった印象を持ちます。

きっかけは、靖国問題や教科書ではなく、あの反日デモと、何といってもサッカーアジアカップです。決勝戦は胸のすくような日本の勝利でしたが、やはり中国のファンの応援態度は、日本人にとっては後味が悪く、生徒たちに強い嫌悪感を植え付けたようです。

田中角栄首相のころは、パンダも送られるなど、日中友好ムードは確かにあったと思いますが、今いったい中国政府は日本をどのように自国民に伝えているのでしょうか。筆者は中国“人民日報”の元高級評論委員です。

以前、このブログで書かせていただいた、『 〈反日〉からの脱却 』の著者です。前作で、馬氏は3本の論文を載せ、そのうちの一つで、反日感情を植えつけることは中国の利益につながらないと訴えました。そちらも非常に興味深い一冊でした。

氏の立場上、国の内外で非常に注目を集めた一冊でしたが、本書はさらにその根拠などを明確にしています。本書の原題を訳せば『謝罪を超えて』となるそうです。

現在の中国政府は、一応型どおりに、靖国問題や教科書問題に対してコメントするものの、基本的には日中関係の改善を望んでいるように思えます。『 中国が「反日」を捨てる日 』清水美和 を読んだ後もそう感じました。

日の丸に似たデザインの服を着たアイドルが、ステージから引きずりおろされ、糞尿をかけるなどという事件が起こるようでは、中国は

『ずうたいばかりはでかいが、脳みそは子供のまま』

と痛烈に反日感情を批判します。

国際社会における“謝罪”というものを定義し、天皇や首相を含め、日本は公式に20回以上も謝罪しているとして、そのすべてを列挙、その上で、日本に“土下座”を求める愚を指摘します。

そのように国民を教育したのは、間違いなく中国政府に責任があるのですが、毛沢東を含め、小平、李鵬、江沢民など、共産党の歴代の指導者たちに対して一言も批判していないのがまた特徴的です。

日本で話題になり、韓国では有害図書扱いになった『 親日派のための弁明(金完燮) 』のように、自国政府の無知、悪意を暴くという本とは対照的です。アジアカップで暴走しそうな国民を何とかなだめようと必死になっていた、中国政府の考えがわかるような気にさせる一冊です。


http://tokkun.net/jump.htm
日本はもう中国に謝罪しなくていい

文藝春秋

詳  細


『日本はもう中国に謝罪しなくていい』馬立誠
文藝春秋:223P:1500円


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4 コメント

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初めましてこんにちは。。。 (ひゃくおく萬太郎)
2006-07-30 14:26:49
為替の投機をやっております。萬太郎と申します。



“ベンジャミン・フルフォード、六本木で豪遊”でググっておりましたら、こちらが目に留まり参りました。今、さ~、と見てまして、お、ココ面白いな!というのが第一印象でございます。



数日前フルフォードの「911テロ捏造」を読んで面白い、と思い、それから、「泥棒国家と闇の権力構造」「泥棒国家の完成」「日本がアルゼンチンタンゴを踊る日」を読みました(ついでに釣られて、911ボーイングを探せ。DVDも注文してしまいましたw)。



ちなみに私の好きな小説は「郵便配達はいつも二度ベルを鳴らす」と「百年の孤独」。日本の作品だと開高健の「輝ける闇」といったところでしょうか?



これから、VIVAさんのコメント、本を選ぶときの参考にさせて頂きます。ありがとうございます。
情報多量時代にこそ、読書です! (ようちゃん)
2006-07-30 14:39:35
黄文雄氏の本は人気があります。ところで未だに左翼思想が解けてないんですねー。「お玉おばさんでも分かる政治のはなし」が1位を見て驚愕。

無料メルマガで読みやすい政治の情報が多々あるのに・・。題名で飛びつくのかと推測します。

政治の疑問を問い掛けるとか戦争と平和に関する本といえば、圧倒的に左翼がかった、東京裁判肯定。A級戦犯という名前で戦争は悪という単純二分法の思考で凝り固まってる人種と宗教は善という信念は実に愚かです。そして有名大学への意味の無い信仰にもみた「勝ち組み」だからと言う誤った情報で韓国系のカルト宗教の被害者が出たり、日本は情報が大量に流れてるにも係らず昔のままの「女が夜の町を一人歩いても安全。治安が良い」などと言う神話がまだまだ残ってる。「振り込め詐欺」の被害は以前消えない事なども、垂れ流しマスコミに頼ってる姿勢にある。だけど大人になると良い書物を探し、それを読む事やブログもネットも選ぶ基準も自己責任なのですから、絶えず、自己研鑽が大切になる。他人に簡単に教えて貰えると思い読書を捨てる事はネットやブログが増えても大事です。
萬太郎さん (VIVA)
2006-07-31 08:31:22
はじめまして、コメントありがとうございます。為替の投機をやっていらっしゃるそうで、想像もつきませんが、お忙しそうですね。ぜひどんな世界か、こちらこそ勉強させていただきたいと思います。



また、お金がいっぱいありそうなお名前で、ぜひお近付きになりたなぁ(笑)と…。ご紹介の本さっそくチェックしてみます。これからもよろしくお願い申し上げます。
ようちゃんさん (VIVA)
2006-07-31 08:40:39
はじめまして、貴重なコメントありがとうございます。ランキング1位のサイトですね。いったいどういう人が支えているのかわかりませんが、政治思想として、あいかわらず根強く日本にあるんだなと感じます。黄文雄氏の書籍はよく読まれるのでしょうか。もしお薦めの本などありましたら、気軽にご紹介いただけるとありがたいです。

ネットはどんどん使いやすく、便利にもなっていますが、ご指摘のとおり、玉石混こうですので、読書の重要性はかえって増しているように感じますね。

よろしければこれからも、お付き合い下さい。

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