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降って来るもの

写真と散文とぽえむ

老丑の忸怩㈢~喪失~

2025-02-11 22:08:03 | 詩 32

     老丑の忸怩㈢~喪失~

 

例えば、湯船に浸かっている時に

 不意に閃く

例えば、memo用紙を持たない

或いは、ball penを忘れたウオーク中に

突然、言語中枢を過ってゆく

 ひと塊のコトバ

例えば、”ゆめうつつ”の端境で

 浮かんでは沈む一言

例えば、運転中に

例えば、機内で

例えば、ironを握る時に

何れにしても、突然に訪れ

 瞬時に掻き消えてしまう一群

 

常日頃の明け暮れに遭遇する

無念の

其れも是も、形を変えた忸怩

 

 

     老丑の忸怩㈣~生産性~

 

生産能力を、徐々に失ってゆくこと

その意味も、手立ても、方策も

その気概も、必要も、肉体も・・

それが老いの忸怩でなくて

何と己を納得させる?

 

社会の一員として人間は生きる

生きる唯一の場所は社会以外に無い

 

そこで感じる無生産の、忸怩の

余りにも痛い感覚

この後を生きる、恐怖と苦悩よ

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白い朝景

2025-02-11 06:13:20 | 

   ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 昨日、我が町では”初恵比寿”の日の朝、一昨日の夕方に一頻降った雪で”白い朝”になった

07:58

        此れって、冬将軍の笑顔👆

我が家の守り神、郵便受けの上のシーサーたちも

    

此処に帰る、カエルさんも

福の神の“不苦労さん”も

みんなみんな雪をかぶって寒そうに・・🥶これが最後だと良いね~と

   2/11 建国記念日の今朝は、スッキリ青空☀ 06:30 まんぼ

 

     老丑の忸怩㈤~極み~

 

遣りたい事と

出来ることが

限りなく乖離してゆく

それこそが

老いることの、極限の忸怩

 

心が、想いが

なかなか認知できないから

その隔たりは

際限なく拡がってゆく

 

その内

何処で、どんな風に

折り合いを付ければいいのか・・

渾沌の渦中に嵌ってしまうのだ

 

仕方ない

若さを過去に置いてきた身に

未知の、老いの動向など

解る筈も無いのだから・・

 

     老丑の忸怩㈥~継続~

 

一度止めてしまうと

其処から、再び

動き出す為に

普段の数倍の労力が要る!と言う

ほろ苦い忸怩を味わう

心の焼き直しに

思いの外に時間がかかるのだ

 

それだから

その不条理を抱えたくなければ

如何様にも苦心し

何とかして

途切れさせることを

回避しなければならぬ

 

無論、それが

自分にとって

掛け替えのない行為なのだ!との

確固たる認識の上で・・だが

コメント (2)
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