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降って来るもの

写真と散文とぽえむ

普遍なるもの

2025-01-14 21:30:10 | 詩 31

 

     普遍なるもの

 

高高、数十年の道行きならば

その短い旅路の間に

普遍なるもの一つ

発掘したい

邂逅したい

保持したい

何時でも心に秘めるsoul

そういうもの一つ

抱き留めたいと希求する

 

例えば

心を籠められるもの

心が寄りかかれるもの

心に満たされるもの

けれど

まだ

確かな感触の

普遍なるものとの遭遇はない

終着駅が見えそうになっても

未だ

その感触を掴めない

 

もしかしたら

その為に吾に書く事があり

その為に読むことがあり

その為に交わることがある

或いは

普遍なるものなど

この一瞬の生老病死の旅中では

明かされぬものなのかも知れぬが・・

 

 

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始点に

2025-01-14 06:18:08 | 詩 31

 

     始点に

 

第一来光が

神々しい特別の光であるように

誰にとっても

それが起点の

それが基点の

それが原点の

それが支点の

特別な瞬間が有っていい

 

生まれたての日のように

思い立つ時刻のように

刻み込む時分のように

記念の刻印のように

 

其処から

変えてゆけるのか否か

其の時から

新しい自分に成れるか如何か

其れを

出発点として捉えられるか

其処を

確立できるのか否か

其れが

勿論、何より重要なこと

 

人は誰でも、何度でも

そういうスタートを

迎えているに違いないけれど

凡庸は凡庸のまま

俗は俗を脱皮できぬまま

その他大勢は

その塊りの範囲内に逗留したまま

短過ぎる生涯を終えてしまう

 

後悔して、やり直すには

人生というそのcycleは、余りにも短いのだ

 

 

 

コメント (3)
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