せめて
あなたの手許にいるだろう
ぼくの言葉たちは
歓迎されているのだろうか?
それとも
厄介者のように扱われて
こころの隅っこに追放されてしまった?
仕方ないよね
いくらぼくが選んだあなただとしても
あなたには迷惑なことだって
山ほどある
とつぜんの訪問に騒めくこころもある
でももしもと願えるのなら
せめて最初の一ページだけでも
むねに招き入れてほしいと・・
せめて書き出しの一行ぐらいには
目通し願いたいと・・
それからそれから
あなたの柔らかなこころねで
ぼくの意図を汲み上げてもらって
せめて
一編の詩ぐらいは味読してほしいと・・
その後?
もちろんそのあとは
すべてあなたの想いのままに・・