僕の味わいに
書きたいことが
滞りなく円滑に並べられてゆくのは
僕の身の裡の何処かで
濾過され熟成され醗酵され
満を持して
滴り落ちる想いと
それに纏わりつく
幾種の言葉の群れたちがあるから
同じ味覚のようで
微妙に味わいが違ってくるのは
月日の数や時間の嵩や
重さの度合いや想いの強弱やに因る
それでも
それがbokuの味わいで
苦みも渋みも辛みも
酸味も甘みも
時には臭味もあって
初めて多様なる味覚を供出できる
僕の味わいになる
04/09 13:46