賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

ツバキ 「正義」

2016年03月31日 | 椿・サザンカ
3月20日に横浜市のこどもの国・椿の森で撮影した

「正義(まさよし)」

前2回の「眉間尺」「紀州司」と同じく2009年4月17日以来の登場となります。


まずは2012年4月15日に撮影した花で、今年撮ったのと似た感じで白斑部が多い。


こちらも2012年4月15日に撮った1輪ですが、紅地が広くて一見違う品種のよう。


2011年4月10日の花も白斑は少なめ。


2010年はたくさんの「正義」を撮っていましたが、その中から3月27日の花を。
なお、「正義」はこどもの国でしか撮っていません。

「正義」は
濃紅地に大小の白斑が横杢状に入る八重、蓮華咲き、筒しべの大輪。 花期4~5月。
13~14枚の花弁が全開すると、弁間が透いて蓮華咲きとなる。
樹齢200年を超える老木が九州各地にある。
シーボルトがヨーロッパに持ち帰ったドンケラリーは本種のことである。
結実性よく、多くの名花を生んでいる。
(品種説明は淡交社刊「新装版 日本の椿花」から引用)

ツバキ 「紀州司」

2016年03月30日 | 椿・サザンカ
前回の「眉間尺」と同じ2009年4月17日に初めて載せていたのが「紀州司」。
この花もその後いくらか撮っていますので紹介します。


まずは2009年に載せた横浜市のこどもの国・椿の森からは2013年4月1日の花。

以下、他場で撮った「紀州司」を。


神奈川県立フラワーセンター大船植物園(2014年4月9日)


川崎市緑化センター(2012年4月28日)


そして町田市の薬師池公園(2011年4月24日)

「紀州司」は
桃紅~紅地に白斑の入る千重咲きの大輪。花期は4~5月。
30枚ほどの花弁が厚く重なり、はじめは抱え咲き、花の盛りが過ぎると平開咲きからのちに外弁が反曲する。
(品種説明は淡交社刊「新装版 日本の椿花」から引用)

ツバキ 「眉間尺」

2016年03月29日 | 椿・サザンカ
3月20日に横浜市のこどもの国・椿の森で撮影した

「眉間尺(みけんじゃく)」。


2011年は椿の森でたくさんの「眉間尺」を撮りました。これは4月10日の花。

前回載せたのが2009年4月17日で、その後、他場でも撮っていたので
何度か載せているかと思っていたら、その時1回きりだったんですね。

以下、他場で撮った「眉間尺」を。


神奈川県立フラワーセンター大船植物園(2016年3月2日)


茅ヶ崎市の氷室椿庭園(2014年4月9日)


江の島サムエル・コッキング苑(2014年4月9日)


そして町田市の薬師池公園(2010年3月20日)

「眉間尺」は
紅地に大小の白斑が入る八重、筒しべの極大輪。花期3~4月。江戸期からの古典品種。
大小の差がない12~13枚の花弁が三、四重に重なってやや下向きに平開する。
筒しべはときに弁化して、牡丹咲きにみえることがある。白斑が多いと特に美しい。
(品種説明は淡交社刊「新装版 日本の椿花」から引用)

ツバキ 「百合葉椿」

2016年03月28日 | 椿・サザンカ
前2回は「百合絞」「百合姫」と百合のつくツバキでした。
それらの撮影データを調べているときに見逃していた品種に気づきました。


「百合葉椿」。
町田市の薬師池公園・椿園で2013年4月17日に3輪撮っていました。


見逃していたというより距離が遠くて花だけではきつい面があったので見合わせていたようです。
今回は、百合葉という名前から葉っぱを取り込んだトリミングで発表することに。
確かにユリの葉のように細長いですね。


「百合椿」のことかなとも思いましたが、それよりも細長いようです。
といっても品種データはどこにも見当たらず、ありましたよとの名札を貼り付けて。
撮影したのはこの時1回こっきりです。

ツバキ 「百合姫」

2016年03月27日 | 椿・サザンカ
3月20日に横浜市のこどもの国で開催されていたツバキまつりの展示から


「百合姫(ゆりひめ)」。

ブログには前回の「百合絞」と一緒に載せた、2010年3月17日の時以来で、
撮影したのは2010年3月13日のことでした。

これはその日撮っていた2輪のうちの、もう一輪の「百合姫」。


こどもの国・椿の森ではその後、2011年3月23日と


2012年3月25日に撮影していました。

「百合姫」は白の一重、筒咲き、筒しべの大輪。花期3~4月。
筒しべの葯は濃黄色、肉厚の花弁にはしわがみられる。白花の一重筒咲き種では最大。

上記の品種説明は2009年3月27日に初めて「百合姫」を載せた時のコピーで、
この時は町田市の薬師池公園で撮影した花を使用していました。


その薬師池公園からは、2010年4月17日と


2013年3月16日の花を。

両場とも枚数は撮っていますが傷みが目立ち、載せられそうなのはこれだけということで…。

ツバキ 「百合絞」

2016年03月26日 | 椿・サザンカ
3月20日に横浜市のこどもの国で開催されていたツバキまつりの展示で

「百合絞」のプレートが置かれていた花。
データを調べてみると違う花のようで、おそらく「百合椿」なのかなと…。

「百合絞」のほうは2010年3月17日のブログに載せています。


こどもの国・椿の森ではその後、2010年4月4日。


2011年3月26日と


4月1日に撮っています。


町田市の薬師池公園では2011年4月24日撮影のデータがあるだけでした。

「百合絞」は白地に淡桃~桃、紅の大小縦絞り、吹掛け絞りが入る一重、ラッパ咲きの中輪。
咲き始めは細長い筒状の花弁の上半部が、咲き進むとゆるく反曲してラッパ咲きとなる。
その形が「百合椿」の花に似ているので名付けられたもの。
葉は中型の長楕円形で、細長い「百合椿」の葉とは全く異なる。花期は4~5月。
(品種説明は淡交社刊「新装版 日本の椿花」から引用)
なお、展示された花の葉を見ると細長くはなさそうで、紅花が出現しただけなのかもしれません。

ツバキ 「周山」

2016年03月25日 | 椿・サザンカ
3月20日に横浜市のこどもの国で開催されていた、ツバキまつりの展示から


「周山(しゅうざん)」。


竹筒には2輪入っていました。


ブログに「周山」を載せたのは2011年4月23日で、撮影できたのはその年の4月10日だけでした。
こちらの2輪はブログに載せていなかった花です。


その時の品種説明は、
濃紅色の一重、筒~椀咲き、筒しべの中輪。花期は3~4月。
京と若狭(京都市右京区・福王子~小浜市)を結ぶ周山街道沿いで採取された品種。
先細りで品の良い筒しべと、しわや縮みのない花弁で端正な花形のヤブツバキ。

ツバキ 「長楽」

2016年03月24日 | 椿・サザンカ
3月20日は横浜市のこどもの国へ出かけました。
開催されていたツバキまつりの展示から


「長楽(おさらく)」。
ブログには2010年4月14日以来の登場です。


こちらは同日の椿の森で咲いていた「長楽」。
淡桃~極淡桃の一重、平開咲き、梅芯の大輪。花期は3~4月。熊本産。


椿の森で撮影したのはこちらの2013年4月1日以来のこと。


2014年4月3日には江の島のサムエル・コッキング苑で撮りましたが、


町田市の薬師池公園では2010年4月3日以来お目にかかっていません。

ツバキ 「黒龍」

2016年03月23日 | 椿・サザンカ
3月12日の川崎市緑化センターのツバキ展で展示されていた

「黒龍」。これは関東の「黒龍」ですね。
「黒龍(関東)」は暗紅色の八重、唐子咲きの中輪。花期は4~5月。


こちらは2011年4月5日に緑化センターで撮影していた「黒龍」。
咲き始めは宝珠を作り、のちに紅色の唐子弁を現わす。葯はほとんどない。


茅ヶ崎市の氷室椿庭園では2015年3月25日に撮影していました。


町田市の薬師池公園では2013年4月17日に「黒竜」と名札のかかった樹を見つけましたが、
距離が遠くて、撮った花はブレていました。

2013年3月3日にも関西と関東の「黒龍」を載せています。
この時、薬師池公園で載せたのは「関西黒竜」の名札がかかっていた樹の花でした。
薬師池公園には両方あったんですね。


これは2011年2月27日に薬師池公園で撮った「関西黒竜」。
朱色を帯びた暗紅色の獅子、唐子~牡丹咲きの大輪。花期は3~4月。


こちらの2枚は横浜市のこどもの国・椿の森で撮った「関西黒龍」。
大きい花弁は三、四重に重なり、花心は急に小さくなって唐子弁と葯とが混じる。


時には大きな外弁の間に小さい唐子弁と葯が混じるなど、花形は変化しやすい。

なお、参照している書籍などの表記は「黒龍」になっていますが、薬師池公園、氷室椿庭園の名札は「黒竜」でした。
また、緑化センターの名札も「黒竜」でしたが、ここで植栽されている樹の名札は「黒龍」ですので、こちらを使用しました。

ツバキ 「永楽」 (黒佗助)

2016年03月22日 | 椿・サザンカ
3月12日の川崎市緑化センターのツバキ展で展示されていた

「黒佗助」。


同じ日に樹に咲いていた「黒佗助」。


この日は5、6輪咲いていましたが1輪だけ白斑の入った花がありました。
白斑については2012年4月20日のブログを参照してください。

「黒佗助は」中部地区での呼び名で、一般には「永楽」として知られる。
「永楽」は暗紅色の一重で筒咲き、筒しべの中輪。花期は3~4月。関西産。

以下各地で撮った「永楽」を。


神奈川県立フラワーセンター大船植物園(2016年1月10日)


伊東市の小室山公園(2014年3月7日)


横浜市のこどもの国(2011年4月10日)


町田市の薬師池公園(2010年4月10日)

ツバキ 「初霜」

2016年03月21日 | 椿・サザンカ
3月12日の川崎市緑化センターのツバキ展で展示されていた

「初霜」。


こちらは2011年2月5日に展示されていた「初霜」


同じ日に樹に咲いていた「初霜」。
「初霜」は2009年3月9日に載せていますが、その時の1枚目の花よりも赤味が強いような…。

桃色の千重咲き、中輪。花期が12~3月。広く丸い花弁が外より内に順次小さくなって密に重なり合う。
外弁ははじめは内に抱えるが、後に外側に反り返る。内弁は斜め上方に立ち、中心に宝珠部を抱える。


2012年1月7日に撮っていた花は前回載せた2枚目の花色に近いでようです。


そして2011年2月27日に町田市の薬師池公園で撮った「初霜」も明るい桃色でした。

ツバキ 「衆芳唐子」

2016年03月20日 | 椿・サザンカ
3月12日の川崎市緑化センターのツバキ展で展示されていた

「衆芳唐子」。
朱紅色の八重、唐子咲きの中輪で花期は4~5月。


こちらは2011年4月5日の撮影。
前回の掲載が2010年2月8日ですからその1年後に撮影した花です。
緑化センターでは2013年にも撮っていたものの状態がいま一つでした。

データを調べたら2011年には「衆芳唐子」を集中して撮っていました。


町田市の薬師池公園・椿園では4月17日と


4月14日。


横浜市のこどもの国・椿の森では4月1日。

ただ、2012年以降も薬師池、こどもの国ともに何度か出かけていますが
「衆芳唐子」のデータはパッタリ途絶えています。

ツバキ 「蝶千鳥」

2016年03月19日 | 椿・サザンカ
3月12日の川崎市緑化センターから

「蝶千鳥」。
これも開催されていたツバキ展では展示されてませんでしたが、植栽された樹で撮影。
「蝶千鳥」は白色の一重、ラッパ咲きで筒しべの中輪。花期は3~4月。


こちらは2013年3月19日に撮影。
樋状に中折れした細長い花弁はゆるく反曲し先端は尖ってみえる。


そして、2011年3月10日撮影の花。蝶のイメージで選んでみました。
はなやかな八重咲き品種が圧倒的に多い江戸椿の中で、当時の目録に一重では
唯一記載された江戸期からの名品。
と、ここまでの品種説明は、前回2009年4月2日掲載からのコピペ。


他場の「蝶千鳥」は町田市の薬師池公園の2011年4月2日と


2010年3月14日のデータがあるだけでした。
被写体までの距離が遠く、ギリギリのトリミングとシャープネスをきつめにかけています。

ツバキ 「紅唐子」

2016年03月18日 | 椿・サザンカ
3月12日の川崎市緑化センターから

「紅唐子(べにからこ)」。
開催されていたツバキ展では展示されてなかったですが、外に植栽された樹で咲いていました。
「紅唐子」は朱紅色の一重、唐子咲き、小輪。花期は3~4月。
外弁は5~6枚でやや離れ、先端に切込みがある。


こちらは2015年3月25日に茅ヶ崎市の氷室椿庭園で撮影。
唐子部の細長い旗弁の中央から雌しべの先端が突き出る。


江戸期からの古品種で、関西では「日光(じっこう)」という。
いつもはアップ写真だけですが、この日は珍しくワイドでも撮っていたので、それも。


「紅唐子」は2010年2月7日に横浜市のこどもの国・椿の森で撮影した花を載せていました。
この写真はその後2013年2月28日にこどもの国で撮ったもの。


もう一カ所、町田市の薬師池公園では2010年4月10日に撮ったきり。
「秋咲紅唐子」というのは撮っていたんですけれど…。

ツバキ 「白角倉」 「赤角倉」

2016年03月17日 | 椿・サザンカ
3月2日の神奈川県立フラワーセンター大船植物園のつばき園から


「白角倉(しろすみのくら)」。
白色の八重~千重咲き、中~大輪。花期3~4月。


こちらは2014年4月9日に撮影したなかから宝珠になっているものを選びました。
弁数30枚ほどが五、六重に重なる。
先端に切り込みを持つ丸みのある花弁が左右から抱えて花心を宝珠状に開いていく。


そして、町田市の薬師池公園からは2013年3月16日の花を。
花心は淡いクリーム色を帯びる。

  
別名が「白澄(しらすみ)」ということで伊東市の小室山公園の一輪挿しの展示から。


「白角倉」を前回載せたのは2009年3月7日とだいぶ前のこと。
この時は「赤角倉(あかすみのくら)」と一緒で、どちらも横浜市のこどもの国・椿の森で撮影した花でした。

今回も「赤角倉」と一緒で、

まずは2014年3月19日の大船植物園。
「赤角倉」は、紅色の千重咲き、割しべの中~大輪。花期2~4月。


2013年2月21日には神代植物公園で撮っていました。
樋(とい)状の花弁が厚く重なり、花心に近づくに従い順次小さくなり盛上がる。


最後は2011年3月26日のこどもの国の花で締めましょう。