賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

イングリッシュ・ローズ

2008年05月31日 | バラ
生田緑地ばら苑が開苑50周年を迎えて、新たに整備したイングリッシュローズガーデンから。
このコーナーはイギリスのオースチン氏作出のものを取り揃えています。
(説明はデビッド・オースチン社のオフィシャル・ウェブサイトから抜粋しました)
 
      ジェントル・ハーマイオニ(2005年作出)
ハーマイオニの名前を見て真っ先に「ハリー・ポッター」が浮かんだんですが、
シェークスピアの「冬物語」に登場するシチリア王・リオンディーズの妻、ハーマイオニーの
名前から取ったんだそうです。
       
セプタード・アイル(1996年)   ザ・ダーク・レディ(1991年)
セプタード・アイルはシェークスピアの劇「リチャード2世」からとっているそうで、
英国王立バラ協会(RNRS)のハリー・エドランド・メダル香りの賞を受賞。
ザ・ダーク・レディは「シェイクスピアのソネット」からの命名だそうです。

  ウィズリー(Wisley:2004年作出)
オースチン社のオフィシャルサイトにはWisley2008が新品種として発表されています。
「以前発表された期待にそぐわなかったウィズレーの新バージョン」とあり、
これが期待にそぐわなかった先代の品種ですね。
ばら苑のプレートにウィズリーとあったので、これまた短絡的に「ハリー・ポッター」
だと思ったんですが、ハリーポッターの友人はWeasleyで、スペルが違ってました。
Wisleyは英国王立園芸協会のガーデン、ウィズレーからとっています。
      
ハーロウ・カー(04年)ティージング・ジョージア(98年)ザ・ジェネラス・ガーデナー(04年)
ハーロウ・カーはヨークシャー州にある英国王立園芸協会のガーデン名から。
ティージング・ジョージアは王立バラ協会の香りの賞、ハリー・エドランド・メダル受賞。
ザ・ジェネラス・ガーデナーは英国の全国庭園計画の75周年を記念して命名されました。

カトリーヌ・ドヌーブ

2008年05月30日 | バラ
前回、マリリン・モンローを紹介したので今回も女優さんから。

カトリーヌ・ドヌーブ(1981年、フランスのメイアン作出)
   
カトリーヌ・ドヌーブはフランスの女優、ミュージカル映画「シェルブールの雨傘」
がヒットしスターに。むしろミシェル・ルグランの同名主題歌のほうが有名ですかね。
ドヌーブの吹き替えをしたのがダニエル・リカーリで、後に「ふたりの天使」の
スキャットが大ブレークしました。
      
     マリア・カラス         クリスチャン・ディオール
歌ということでオペラ歌手(ソプラノ)のマリア・カラス。花は1965年、フランスのメイアン作出。
女優や歌手だとオートクチュールという短絡的なつながりでクリスチャン・ディオール。
これも1958年にメイアンによって作出されたものです。
つながりといえば、マリア・カラスはギリシャの海運王オナシス絡みで前回のジョン・F・
ケネディ(のジャクリーン夫人)ともつながるのですが…。

       パパ・メイアン
で、結局ここへつなげるわけです。
バラの作出者はイングリッシュローズではオースチン、ドイツはタンタウやコルデス、
フランスだとメイアンの名をよく見かけます。
      
パパ・メイアン   ミシェル・メイアン  レディ・メイアン
パパ・メイアンはアントワーヌ・メイアンで、息子のフランシスは名花「ピース」を作出、
ミシェルはフランシスの娘さんらしいし、レディはフランシスの奥さんなのでしょうか。
(よくわかりません)
何代にもわたってバラを作出する著名な育種家ファミリーということです。

ミスター・リンカーン

2008年05月29日 | バラ
生田緑地ばら苑から、今回は政治家の名が付いたものを。
 
       ミスター・リンカーン。
1964年アメリカのスイム&ウィークス作出。強い芳香で人気のある黒バラ種。
   
シャルル・ド・ゴール  ヘルムット・シュミット
シャルル・ド・ゴールはフランスの陸軍軍人で第五共和政初代大統領。花はメイアンが
1974年に作出。強い香りと濃いラベンダー色の大輪種。
ヘルムット・シュミットは西ドイツの元首相。1979年にドイツのコルデスが作出。

  ジョン・F・ケネディ  1965年アメリカのBoerner作出。四季咲き大輪種。
      
ジョン・F・ケネディ を出したので、マリリン・モンロー を並べてみました。
マリリン・モンローは2002年アメリカのT.Carruth作出。アプリコット色の整った花。

撮影機材紹介:Nikon Nikon D40(AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II)+
AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G (IF)

クイーン・エリザベス

2008年05月28日 | バラ
生田緑地ばら苑のロイヤルコーナーから続きを。

英国王室の中心クイーン・エリザベス。
   
クイーンエリザベスは1954年にアメリカのウォルター・ラマーツが作出したもので、
前年戴冠式を挙げたエリザベス2世にちなんで命名されたもの。
   
プリンセス・マイケル・オブ・ケントは四季房咲き中輪で1981年にアメリカで作出。
ケント公マイケルはエリザベス女王のいとこ。
    
プリンセス・マーガレットはエリザベス女王の妹マーガレット姫の名をいただいたもの。
1968年フランスのメイアンが作出した四季咲き大輪種。
  
プリンセス・ド・モナコもフランスのメイアンが1981年に作出した四季咲きの大輪種。
モナコ王妃(元女優のグレース・ケリー)の名をいただいて命名された。

撮影機材:Nikon Nikon D40(AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II)+
AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G (IF)

ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ

2008年05月27日 | バラ
生田緑地ばら苑から、故ダイアナ元妃にちなんだ2種。

プリンセス・オブ・ウェールズ(1997年・イギリスのハークネス社作出)
   
咲き始めはピンクがかっていて、開くにつれ純白になるようです。
売り上げの一部が、ダイアナ元妃が活動していた英国肺病基金の資金に寄付されている。


ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ
1999年・アメリカ・J&P作出。大輪の四季咲種
      
クリームの地にピンクの色がのり、さらに朱色がかる。剣弁高芯咲き。
こちらも売上金の一部が英国のダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ記念基金の
活動に活用されているそうです。


撮影機材紹介
Nikon Nikon D40(AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II)+
AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G (IF)
 

生田緑地 ばら苑

2008年05月26日 | バラ
生田緑地ばら苑は向ヶ丘遊園の閉園後、園内にあったばら苑を2002年に川崎市が
引き継いだもの。
ばら苑は市民ボランティアによって育成管理されていて、入園料はありませんが
募金を募っています。出かけたらご協力を。(駐車料金は500円かかります)
当然、私も募金して花の種をもらってきました。


最初はロイヤルコーナーから日本関連のものを。
      
プリンセス・ミチコ。四季房咲き中輪種。1966年イギリスで作出。
   
プリンセス・サヤコは四季咲きの大輪種で1980年にフランスで作出。
 
プリンセス・チチブは四季房咲き中輪種。1971年イギリスで作出。
   
プリンセス・ミカサ。四季咲き大輪種。1983年日本作出。


撮影機材は
Nikon Nikon D40(AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II)+
AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G (IF)
 


いちはつと黄菖蒲

2008年05月25日 | 
アヤメの仲間をもう少し。
まずは「いちはつ」。アヤメ科アヤメ(アイリス、イリス)属。

アヤメの仲間で一番早く咲き出す(一初)のが名前の由来のようです。
花の中央にいるのはたぶんナメクジです(念のため)
      
花のところから出ている「とさか」のようなのが特徴で見分けやすいかも。
魔除けや、屋根を守るためにかやぶき屋根に植えていたのがこの「いちはつ」らしい。

黄菖蒲は明治30年頃、観賞用に輸入されたものが野生化した帰化植物。
   
花は基部に茶色の網目がある。きれいに3方向に出て垂れ下がり花びらは大きくて丸い。
ショウブと名がついているが、薬効があり菖蒲湯に使うサトイモ科のショウブとは別種。
        
ジャーマンアイリス      シャガ             ヒメシャガ
ジャーマンアイリスは地中海地方原産。上にめくり上がったひらひら部分が大きい。
シャガ(射干)は別名コチョウバナ(胡蝶花)。花の地色は白紫色で淡紫色の模様の
内側中央部に橙黄色の斑点がある。ヒメシャガはシャガより花が小さく、地色は淡紫色。
花びらの中央は白で紫の筋と黄色の斑点がある。

撮影機材の紹介。
Nikon Nikon D40(AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II)+
AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G (IF)
 


アヤメとカキツバタ

2008年05月24日 | 
町田市の薬師池公園からアヤメ科アヤメ属の花を。

外被片の基部に綾になった目があることからアヤメ。
      
外花被片3弁は下垂し、基部に黄色と紫の虎斑模様がある。内被片は細く直立する。
葉の上に花が開花する。水の中では枯れてしまう。


名前の由来が「花の汁で布を染めていたことから」
この記述でカキツバタってわかります?
擦り付けることを「書き附け」と言っていたそうで、布に擦りつけて染める花、
「書き附け花」から転訛したということです。
      
アヤメととの識別は外花被片に網目がないので意外に容易。
識別が難しいとされるハナショウブは外花被片の紋が普通は黄色で、カキツバタは白。
アヤメの仲間ではもっとも湿地を好み、水中でなければ生育できない。
(日本文芸社「季節の野草・山草図鑑」参照)


撮影機材の紹介。
Nikon Nikon D40(AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II)+
AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G (IF)
 

クサタチバナ

2008年05月23日 | 
川崎市緑化センター、まだ続けます。
  
クサタチバナ(草橘)はガガイモ科カモメヅル属。名はタチバナに似た花から。
茎の上部に白く細めの花弁が5枚の花を多数つける。絶滅危惧種に指定されている。
      
  タツナミソウ(立浪草)                 コバノタツナミ(小葉の立波)
どちらもシソ科タツナミソウ属。タツナミソウは、茎の先端に唇型の花が2列に
一方向を向いて咲く。その様子を波頭が立ち上がったように見たてて名付けた。
葉が小さいコバノタツナミは、短毛が葉と茎にビロード状につき、ビロードタツナミとも。

マイヅルソウ(舞鶴草)はユリ科マイヅルソウ属。
総状の小さな花が茎の先端に多数つき、先が反り返るように咲く。

今回は、私に臆面も無く写真を公開させている主役たちを紹介。
それにしても、レンズキットだと1000円でレンズが手に入ることになるんですねぇ。
手振れ補正はついてないけどいいレンズです。
やっとこさ買い足した望遠ズームはもう「スバラシイ」の一言。
ボディは後継機も出てるけど、満足してるし、経済的にもズーッとこれで行くしか…。
   
Nikon D40【レンズキット(AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II) 】+
AF-S VR ズームニッコール ED 70-300mm F4.5-5.6G (IF)



砂漠のバラ(アデニウム)

2008年05月22日 | 
引き続き川崎市緑化センターから。
  
                       アデニウム(砂漠のバラ)
アデニウムはキョウチクトウ科で熱帯アフリカ原産の多肉植物。
乾燥に耐えるために茎の根元がとっくり状にふくらんでいる。
白地にフチが鮮やかな赤色で、先が5つに分かれたロウト状の花が咲く。
   
           ハナキリン
ハナキリン(花麒麟)はトウダイグサ科ユーフォルビア属。別名キスミークイック
原産地はマダガスカル。茎にとげがある多肉植物で花色は赤、橙、ピンク、黄色など。
      
  ウキツリボク        ブルーベリー        アメリカロウバイ
ウキツリボクはアオイ科アブティロン属でブラジル原産。チロリアンランプの名で流通。
ランプをぶら下げたような姿で萼の間から黄色い花が顔を出す。
ブルーベリーはツツジ科スノキ属。春に釣鐘状の花が咲いた後、青紫色の小果実が生る。
アメリカロウバイはクロバナロウバイ属。北米東部原産。花は赤褐色で香りはしない。
同じ仲間のクロバナロウバイはニオイロウバイとも呼ばれ芳香がするそうです。
   
エクスバリーアザレア        サンタンカ
エクスバリーアザレアはツツジ科ツツジ属。レンゲツツジ、シナレンゲツツジ、
キバナツツジなどを掛け合わせて作出された園芸品種。
サンタンカ(山丹花)はアカネ科サンタンカ属(イクソラ属)。中国南部、マレーシア原産。

アカバナサンザシ

2008年05月22日 | 
今回も4月29日の川崎市緑化センターから。
  
        アカバナサンザシ
セイヨウサンザシの園芸品種で、紅色八重咲き。これは盆栽仕立てになっていました。
      
   アマドコロ         イワカラクサ          オオギカズラ
アマドコロ(甘野老)はユリ科アマドコロ属。名前の由来は、地下茎が甘いところから。
イワカラクサはゴマノハグサ科エリヌス属。ヨーロッパ原産で高山帯に生える宿根草。
オオギカズラはシソ科キランソウ属。多くは薄紫色の唇形の花だが、淡い桃紫色も。
      
 バイカイカリソウ          ヒメフウロ         ホタルカズラ
バイカイカリソウ(梅花碇草)はメギ科イカリソウ属。梅の花に似ているところからの命名。
ヒメフウロ(姫風露)はフウロソウ科ゲラニウム属で別名がシオヤキソウ(塩焼草)
ホタルカズラ(蛍蔓)…ムラサキ科ムラサキ属。中央の白い星形を蛍の光に喩えて。
 

ムラサキサギゴケ

2008年05月21日 | 
4月29日に川崎市緑化センターで撮ったものです。
準備はしてあったのですが、出しそびれていました。
5月18日に行った時には、ほとんどが“飛び立って”いました。

ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)はゴマノハグサ科サギゴケ属。
和名は、花が紫色で、形がサギ(鷺)に似ていることから。
      
「本州、四国、九州の湿ったあぜ道などの日当たりの良い場所に生える多年草。
花期は春~初夏。花は紫(たまに白)で、中央の黄褐色の部分に毛が生えている。
花の上唇は深裂するが、裂け目の角度が浅くわかりにくいことがある。」
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から引用)

シャクヤク 2

2008年05月20日 | 牡丹
5月17日の町田ぼたん園。
前回行った5日とは、咲いていたシャクヤクの顔ぶれがだいぶ代わっていました。

                 華燭の典
名札には華灼の典となっていましたが、華燭でしょうね。
   
    春の虹           絵姿
春の虹は最後にあるラズベリーサンダーとよく似ています。
並べて植えたところがあって、名札がなければ区別がつかなかったでしょうね。
      
 エッチドサーモン      オリエンタルゴールド      サラ・ベルナール
サラ・ベルナールはフランスの舞台女優。
      
ブライダルアイシング      ビロードクイーン       ホワイトアイボリー
ぼたん園入口の事務所を過ぎたところでいっぱい咲いて出迎えたのがビロードクイーン。
      
 ミセスルーズベルト       ラリアンス         ラズベリーサンダー
ミセスルーズベルトも淡いピンクで今を盛りと咲いていました。



オオヤマレンゲ

2008年05月19日 | 
5月17日の薬師池公園内、萬葉草花苑にて。

なにやら暗くなってきた3時近く。追い越して行ったカップルの「雨があたったみたい」
という会話に思わず空を見上げた時、目に飛び込んできた白い花。
下ばっかし見て歩いていたので、見逃すところでした。
      
オオヤマレンゲ(大山蓮華)はモクレン科モクレン属で別名ミヤマレンゲ(深山蓮華)。

さらには 「天女花」とか「森の貴婦人」とも。

サラサドウダン

2008年05月18日 | 
5月6日の川崎市緑化センターからツツジ科を三種。
  
まずはドウダンツツジ属のサラサドウダン(更紗灯台)。
花の形から別名がフウリンツツジ(風鈴躑躅)。花は淡黄色に紅色の筋が入る。
   
これはイワナンテン(洋種)。イワナンテン属。
洋種と表示されていましたのでたぶんアメリカイワナンテンだと思います。
ネットで検索すると、園芸品種が数多く生産、販売されています。代表品種の
「レインボウ」は、葉に黄白、紅などの不規則な斑が入り観葉植物としても人気だそう。

最後はツツジ属のセイヨウシャクナゲ。
ヒマラヤの野生品種を西欧で育成改良を加えた園芸品種を総称しているそうです。