おじい様の独り言

地球一周ウオーキング(4万キロ)に挑戦、 2018.1 目標達成
『おじい様・・』は孫との会話中に 生れた固有名詞です

1779話 鬼十則

2017-02-06 | あの時のこと あの人のこと

 

「鬼はそと!」節分の豆まきをしていたとき 新入社員(札幌時代) 研修会で講師より紹介された鬼十訓を思い出した。当時 会社勤めのことについては 全くの無知で なにも理解していなかった。その後 電通のベテランの人で とても良い人と仕事で交流し お宅にも伺うほどお付き合いをするようになった 長いお付き合いとなった。電通は 活力ある 魅力的な会社の印象が強かった。 その後 鬼十則は 会社勤めとして実行は難しいことであったが 座右の銘としていた。昨年暮れ 電通事件が起こり 過労による自殺事件の原因なのではないかと 世論の批判を呼んだ。

良し悪しはさておき 企業の高度成長時代の時 みんなが目標とした鬼十則 半世紀 過ぎた今や 懐かしく 想い起こした。   

 吉田 秀雄(よしだ ひでお)電通の経営者で「鬼十則」を作るなど広告の鬼と呼ばれていた。

  • 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
  • 仕事とは、先手々と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
  • 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
  • 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
  • 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
  • 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
  • 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
  • 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚みすらない。
  • 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
  • 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

今回  ご自身の 後の書き物に「健康第一」の記述が あったことを知ることに。 

 広告の仕事は、最も厳しい頭脳作業であり、電通の仕事は、苛烈な競争の中で推し進められねばなりません。

 常に精神と神経に、適当な休養を与えるよう心がけていないとたおれてしまいます。

 第一にできるだけ睡眠をとることです。夜ふかしを重ねるのは、広告の仕事のむずかしさ、大切さを知らぬ者です。

 近ごろ、少壮有為にして病にたおれる者が多いのは、まことに遺憾です。

 志、半ばにして挫折する本人も残念でしょうが、現在広告界の大事に任じておる電通は、たとえ一人の戦力でも、失ってはならないのであります。

 独り言 「鬼十則」より「健康第一」   微妙な変化の気もするが 「鬼の涙か やさしさか」

コメント
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