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おじい様の独り言

地球一周ウオーキング(4万キロ)に挑戦、 2018.1 目標達成
『おじい様・・』は孫との会話中に 生れた固有名詞です

「人間の条件」 は重かった

2011-09-28 | 映画 テレビ
【山田洋二監督が選んだ日本の映画名作百本】
家続編50本のうち 25本の放映が終わり 放映された全作品をビデオで見た。人間の条件(6回 9時間半)をまとめて一日で観た。原作も映画も昔見たのに 新たに生々しく胸に迫るものがあった。特に人間の条件後半 終戦となるも戦線では兵隊が中国荒野をさまよい 敵の攻撃を受け、梶(主人公)の隊は彼を含む3名を残して全滅。関東軍が事実上崩壊したと判断した梶は、敗残兵としてひたすら歩き続け、迷い込んだ密林で避難民と遭遇する。梶たちが持っていた食料で何とか食いつなぎ、どこまでも続く密林を進む中、彼らは飢えや食虫毒から次々と亡くなっていく。何とか密林を抜けても、生きるための闘いの日々が続き、梶の目の前にはさらなるむごい現実がつきつけられる 人間の条件は父のことを連想させられ とても重く胸に迫るものがあった。
人間の条件後半で 亡き父のことを連想した 父は戦争末期に 召集され 中国大陸で戦死した。公報によると戦死した日は昭和21年5月21日とある。 終戦日(20年8月15日)より 戦地で日々内地帰還を9ヶ月も 待機中に願いもかなわず三九歳で 亡くなっていたことになる。  当時の親父の心中察すると言葉は出ない。
 人間の条件 





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映画 「父と暮らせば」

2011-08-20 | 映画 テレビ
山田洋次が選んだ日本の名作100本 17本目【父と暮らせば】を広島に原爆投下された日(8月6日)に観た。

広島の原爆投下から3年。図書館に勤め、原爆投下で一瞬に家族を失った娘(宮沢りえ) 自分だけが生き残ったことに負い目「うちは幸せになったらいけんのじゃ」を感じて生きている。亡父(幽霊)との親娘の対話が中心。井上ひさしの戯曲の映画化だけに親子の会話が大半をしめる。なのに話の中味に引き込まれ退屈しなかった。 舞台(戯曲)が先 後に映画化の特長を感じた。
55年前 広島で学生生活を送った。当時この種の話は 友人知人から生々しく身近によく耳にした。親や身内 友人や知人を突然亡くした人投下当日に 偶然に広島を離れて 難を逃れた人等など。特に生死を分けたのは一体 何?の話には重く よく考えさせられた。
当時 出身地は近いのに 広島弁のアクセントはきついと感じていた しかし 卒業頃には 周囲に慣れてしまい 自分も広島弁を使用していた。就職後は あの特徴ある言葉から遠ざかり 懐かしい言葉となっていた。 会話の多い映画の中の広島弁は懐かしく心地よく聞こえた。 
映画の中で懐かしく思い出した言葉    
そうしんさい まちんさいや ありがとうありました ほたえる いけんのんじゃ 道がじるい ・・・
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「乳母車」

2011-07-18 | 映画 テレビ


石坂洋次郎の小説「陽のあたる坂道」を田坂具隆監督が映画化。父親に愛人と子供までいることを知った大学生の娘が、愛人の弟とともに問題解決の道を探ろうとする様を描く。予想に反し重いテーマ「不倫」ながらやはり石坂作品で軽妙に描かれている。当時 映画は近所の裕次郎フアンのお兄さん(中岡さん)に 隣町の柳井によく連れていって頂いた。この作品については全く記憶にない。原因は 1956年(s31年)は 大学受験に集中していたし 中岡さんもこの映画には興味がなかったのでは。中岡さんには 何かと可愛がってもらい 当時は兄貴がわりと慕っていた。映画に登場の乳母車の外観はそんなに変わってない 親が幼児を乗せ歩く光景も50年経った現在も 変わりない。
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朝顔につるべとられてもらい水

2011-07-05 | 映画 テレビ

日本の名作100本映画観賞 NO15
樋口一葉の短編3話をオムニバス形式描いた「にごりえ」1953年 監督 今井正作品。 特に良かったのは第2話 恩ある人に頼まれて資産家の奉公先から金を盗む奉公人(久我美子)の話 印象的なシーンは今は全く見ることがなくなったつるべを使い 井戸水を汲む場面。当時は近所どこの家にも井戸があり  暑い日に冷たい井戸水をくみ上げ つるべに直接口をつけ飲んだ水の味がわすれられない。

つるべ で想い出す名句     朝顔につるべとられてもらい水 加賀千代
水を飲もうと井戸のある庭に出た。井戸をみると、つるべに朝顔が絡んでいる。それを切らねば 水は飲めない つるに絡まれたつるべはそのままに、隣人の所に水を貰いに行った
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「おとうと」

2011-06-29 | 映画 テレビ

山田洋次監督が選んだ日本の名作100本「おとうと」1960年
見終わって気がついた なんと豪華スタッフ 当時の著名な実力者がズラリ さぞかし監督(市川昆)は苦労 気遣いが多かったのではと思った。 個性の強い4番バッターばかり揃ったメンバーをまとめる野球監督を連想した。
原作 幸田あや 監督 市川昆 脚本 水木洋子 撮影 宮川一夫 音楽 芥川也寸志 主演 森雅之 田中絹代 岸恵子 川口浩・・

昨品は哀しく美しい姉弟愛を珍しい映像(ニュープリント銀残し版)が淡々と続く。最後の最後のシーンが 印象的で記憶に残る。「《姉が弟の臨終にショックで倒れ別室に寝込むも 気力を取り直して立ち上がり 襷掛けする》平凡なシーンながら生生しく迫力あり さて何が起きるか唐突に  」 
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名画100本に続き 魅せられた写真100枚

2011-05-12 | 映画 テレビ


8本目は昭和36年 松山善三監督「名もなく貧しく美しく」 観たことがあると思っていたが初鑑賞であった。s36年は大学卒業就職札幌移動とあわただしく多分見逃していたのでは。白黒映画で地味なストーリーにかかわらず見ごたえがあった。観ていて気がついたが当時の言葉で今は使用が禁止になった言葉が多いということ。 主演の小林圭樹 高峰秀子は奇しくも昨年ともに86歳で亡くなったという。共に若いころ好きな俳優で多くの作品を見た 当時は娯楽の主流は映画であった。

名画百本プロジェクトに並行して 友人より送られた 特に気に入り 傑作写真を選び 今後百枚掲載してゆく。第一回は西谷氏の最近3作(1ほころぶ 2牡丹1 3牡丹2)


 

 独り言
百本映画観賞も仲間で盛り上がり話題となっている。百枚写真プロジェクトも 今までどおり 面白い写真や傑作写真メールで送ってください 待っています

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「山本監督 小野文恵」の味のあるミニ解説

2011-05-06 | 映画 テレビ


ハナミズキ 白と赤

 百本映画鑑賞も7本目 「ウホッホ探検隊」1986年 根岸吉太郎監督を鑑賞した。この番組を見ていて気がついた。番組のオープニング とエンディングのミニ解説が素晴らしく良い。鑑賞の直前直後の山本晋也と小野文恵アナウンサーのやりとり会話は作品もさることながら 見所 脚本 演出などの解説にナルホド! ナルホド! 今後93本鑑賞に 作品に興味を湧かせ 作品の素晴らしさ楽しみを倍増させてくれると期待。解説などというもの 正直なところ飾りものつけたし と思っていたが作品鑑賞と同等の番組上の価値を感じた。どの映画も 観賞後の満足度は高い。
 独り言
アンコ(作品)とアンコを包む外皮(ミニ解説)で絶妙の味を知ることができ 饅頭 さらに美味い食後感。

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名画100本鑑賞 スタート

2011-04-28 | 映画 テレビ

ウオーキングに続き 二年がかり『名作映画百本鑑賞』のプロジェクトをスタートすることにした。





4月より始まった NHKBSで毎週日曜日22:00~「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本」を全100本鑑賞することに挑戦する。昔見た映画も多いが改めて見直すとなかなか良い時間が過ごせて楽しい 4月スタート 東京物語 二十四の瞳 東京ソナタ 鉄道員 めし 若者たち は放送され鑑賞ズミ。何れも嘗て映画館で見た作品。改めて見直すと力作の各シーンに緻密さと丁寧さを感じ新鮮さすら感じ全く退屈しなかった。あと94本楽しみにしている。放送は夜遅いので すべて ビデオに収録 次週に観賞する。

 

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