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チョコレートケーキと法隆寺

2018年03月27日 | 本・映画
 横浜にあるumiのいえで公開されるという
チョコレートケーキと法隆寺
観に行った。「本作は初の施設出身監督の映画であり、自らの施設の人生と施設の子どもたちのその後を描いた」という
のだが、この3月で公開停止になるという。タイミングが合ったので観に行った。今まで観た「隣る人」や「さとにきらら
ええやん」という児童養護施設の映画も素晴らしかったが、やっぱり当事者が撮影することの意義ここにあり、という感想。
今は「毒親」ブームじゃないけれど、血がつながって同じ屋根の下で
暮らしたとしても果たしてみんなが皆幸せということもなくて。施設のリアルみたいなことも語られて。
この映画でなくては知りえないこと、聞き得ないことが詰まっており、観て良かった。
この上映会を知ったのは心理カウンセラー高橋ライチ氏のブログだった。
そこには「自分ごととして、この映画を感じていただけたら」とあった。その言葉が胸に残った。
 わたしは保育士資格の受験の際に、「保育士」資格を持っていたら働ける場所の詳細を試験科目で
学ぶ歳に児童福祉施設のことを学んだ。併せてNHKのハートネットTVでも観るようになった。
どうしたいとかよく分からない、ただ心がそちらに向く近年。複雑に色々な問題が絡み合っているように思える。
それは千里の道も一歩から、というようにコツコツとでしかどうにもならないこともあるような気がする。
もちろん国とかに理解してもらっての補助等も必要やけれど、草の根みたいな運動も不可欠。
映画を見終わってみんなで感想を述べ合った。umiのいえ代表の方が、「比較しないで」と話されたことが心に残った。
「自分の体験と比較して、自分はここまでじゃない、だからまだマシって思うと、自分の傷が放置される」だったか
ちょっと後半うろ覚えなんやけれど、大事なことをおっしゃった。

 わたしは横浜で乳児を就学時まで育てたというのにumiのいえ知らんで大きな損失Σ(・□・;)。
息子が生まれた翌年にumiのいえさんが発足しているようだが。umiのいえありきで育児し直したいくらい。
大倉山のどろっぷではumiさんのチラシ見たことなかったなぁ。

 喉が急に痛い。花粉症(・・?
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