『知足日記』

『知足』とは、『生かされて、生きている』・『必要な物、必要な経験は与えられている』・『すべて必要。すべて良し』と知ること

【1243】無名こそが、常名だ

2007-12-19 05:10:37 | 読書
『心が安まる老子』(伊藤淳子著・PHP出版)を読みました。
そのなかのいくつかを、ご紹介します。(*^_^*)

『人生をどう生きるのかと考えたとき、
 こう生きるべきだとか、
 こんなふうに生きたらいいとか、
 固定観念にとらわれてしまう
 でも、みながよいという生き方が、
よいのではない。

 肩書きや名声もそうだ。
 みんなが認めるものが正しいと、
 思わないことだ。
 
 生まれる前には、
 人も 物も
 呼び名を持たない。

 ところが、生まれたとたん、
ほかのものと区別するために
 名がつけられる。

 名づけたことにより、
 それぞれは識別される。

 名づけたとたん、
 それがなんなのか、
限定されてしまう。
 ものには本来、名などないというのに。
 
 もともと、ある存在には、
名はない。

ただ、そこにあるだけだ。
名のないことが常名なのだ。

ものに名がないように、
生き方にも、
これが正しいという定義はない。

決めつけて生きない。
それが本来のありようだ。』(p12)

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