徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

■写真講座20日目 制作活動を続けるにあたり・・・&特別講義開催 

2013年03月10日 | 活動レポート


最後の写真講座です。

講座を締めくくるにあたり
様々な角度から
写真に関係する情報をお伝えしました。



お話した内容は
作品制作を続けるにあたり、どのような活動方法が考えられるか。
写真関係の美術館・ギャラリー情報。
国内外の写真を中心としたフェスティバル、アートフェアーの紹介。
などなど・・・。



この日は
徳永写真美術研究所にとって
2012年度最終日でもあります。



授業後半は
研究所に関係するメンバーが加わり
年度末恒例の特別講座を開催しました。



ゲストの中居真理さんです。



中居さんは
写真と関わりを持ち始めた当初は
日常風景を撮影していましたが
次第に色と形に関心が集約され
写真を絵の具として扱う制作となったとの事。

 そして
写真を複数並べる事で発生する
パターンの魅力を表現する作品が生み出されました。



パターン作りにおいては
街を「もよう」として見る視点で
街歩きをしながら
撮影した写真が素材となっています。



代表作となる
すみっこを撮影した作品は
タイルに写真を印刷することで
手触りOKの状態としています。

並べ方を鑑賞者が考える
インタラクティブな作品としても
成立させている点が特徴です。 

また
すみっこの視点を体験するワークショップ
ぺったんこにみる

長年、様々な地域で開催されています。



地図に載らない情報を地図にして
新たな視点で地域の見つめる活動も
おこなっているそうです。

写真をコミュニケーションツールとして活用する
中居さんの姿勢そのものが
芸術行為といえます。

今回の特別講義では
私たちが目にする写真とは異なる
魅力に触れる事ができました。

<追記1>
過去に
徳永写真美術研究所の研究員が
中居さんを取材しています。
ぜび、あわせてご覧下さい。

●すみっこの楽しみ方1●

●すみっこの楽しみ方2●



<追記2>

この日
中居さんは
みかんとチョコを持参。



このみかんとチョコは
単なるお土産ではありません。
中居さんにとっての
コミュニケーションツールであり
場を和ます意味で必要との事。



<追記3>

講義の終盤に
前年度の特別講義のゲスト
桑島秀樹さんが駆けつけてくださいました。
桑島さんと中居さんは
懇意な間柄であることが判明し
驚きました。

桑島さんの取材記事
●父と写真と子と●
 
その他
中居・桑島・徳永、全員が共通する友人
ソウル在住の写真家・Kim insookさん
2次会に駆けつけ
縁は大切、作家としてたくましく生きる、将来のビジョン・・・
そんな話題で盛り上がりました。



記:徳永好恵


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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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