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NPO自立支援塾

2011年02月25日 | 地球市民教育
2月20日(日)、NPO自立支援塾での吉田先生の講演に参加してきました

テーマは「よりよき社会を残すためにNPOができること」。



しかしカードゲームから講演は始まるとのこと。
どうなる事かとドキドキしながら3チームにわかれました。

ゲームはシンプルで、乳児期、幼少期、テイーンエージャー、
成人等の期間に区分されたカードを引くことで、
ザンビアなど、サブサハラ以南にもしも生まれたらどんな人生になるのか疑似体験するという内容。
なんと私は、2歳時に病気にかかって亡くなってしまいました

チーム内でも成人まで生きのびたのは6人中2人ほど。
その2名もHIVにかかったりと壮絶な人生を送るという衝撃の結果でした
このゲームを通じて、どこか遠くに感じていたアフリカ/ザンビアの方々の一生を
より身近に感じることができました。

上記以外にもグループワークを行い、アフリカの現状やTICOの活動についてご説明を受けました。

全体を通じて感じたのは、アフリカでの問題は「人ごと」ではない、ということ。
一見、遠い国で私達の日頃の生活からかけ離れた事が起こっているように感じますが、
実は日本での生活や日本人の行動が向こうの方々の生活・人生に強く影響しているのです。
日本で平和に、比較的裕福に暮らせているのも、世界のどこかの生産者が
安い賃金で働いたものを購入しているから。
国が違うから、遠いから、といって自分達に関係なくないのです。
もっと広い視野で、地球規模で考えなくては、と痛感しました。

新たな「気づき」をいただき、非常に有意義な時間を過ごすことができました。

参加ボランティア:矢沢潤子