TICOブログ

TICO最新情報をお届けします。

公募合宿開催しました!(7月14日~7月16日)

2012年07月25日 | 地球市民教育

 7月の3連休に、全国各地から集まった(高校生もいました!)11人の参加者の皆さんと、TICO道場にて合宿を開催しました。
中には、「何度来ても新しい学びがある」と、3度目の参加という強者も
私、田村も初めてTICOのワークショップや講義を受けたのですが、心を揺さぶられる経験をしました。


TICO道場に集まった参加者のみなさん

スケジュール

1日目
TICOの活動について
ワークショップ「世界がもし100人の村だったら」
地球人カレッジ「チェルノブイリに見る日本の過去と未来」

2日目
農作業
ワークショップ「貿易ゲーム」
ワークショップ「チャレンジアフリカ」
講義「日本の憲法から読み解く日本の役割」
懇親会

3日目
農作業
ワークショップ「宇宙ステーション」


 「世界がもし100人の村だったら」では、私たちの暮らす日本が、世界の中、アジアの中で、裕福な位置にいることを身を持って感じます。
ワークショップの後の参加者の感想が印象的でした。
自分は大学生で、将来について悩み考えるとしんどい。そんな状況を祖父に相談した時のこと。祖父が自分と同じ年齢の時には、戦争へ出兵するという選択肢しかなかった。その事実を目の当たりにし、自分の生きる世界の豊かさに気付いた。と話してくれました。
こうした感想を聞くと、ワークショップはただ単に考えるきっかけであり、自分で気づくということが、次の行動への足跡になるんだなぁと感じます。

 豊かさを知る一方で、「日本の憲法から読み解く日本の役割」では、日本の中にある問題にも触れられます。
戦後日本が作った憲法前文を読み解くことから始まり、エネルギー政策、環境問題まで、今まで自分が見過ごしてきた政治や経済、環境について、幅広いトピックスが目の前で丁寧に繰り広げられていき、驚きの連続でした。
また、すべてのことに意味や理由、原因があること。ひとつの視点が正しいと信じるのではなく、何が正しいのかを信念を持ってさまざまな角度から視ることを惜しまないこと。今まで知らずに過ごしてきたことを悔やむような、でも、ここで一歩知ることができてよかったと思うような。そんな気づきのあるワークショップでした。




 この合宿で私自身、何枚もの皮を剥がされたといいますか、いつのまにか素の自分でいることに一瞬焦りましたが、非常に心地よく感じる3日間でした。
私は人と人のつながりを信じたいですし、自分のいる土地を愛するからこそ、それが今を変えていく足がかりになると信じています。シンプルに、自分のできることをあきらめずに行動していくこと。すっと肩を押されました。
この気持ちを持ったまま、ザンビアへ行ってきます今後はザンビアから進捗情報をお伝えしますね。ぜひお付き合いください




 3日間の合宿を通しTICOは、地球規模の課題や国際協力、持続可能な循環型社会について集中的に学び考えることができる場を提供しています。
何度来ても、きっとその時その時で感じることはありますし、様々な角度から考える視点を多くもらえる場です。
ぜひ、遊びに来てください!!

代表の吉田と、気持ち良い朝日のもと農作業もできますよ


今回来て下さったみなさん、本当にありがとうございました

文責;事務局(田村)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。