*とき:7月14日(土)19時~21時
*参加人数:29人(発表者、ネットでの参加者含む)
*ところ:吉野川市山川町;さくら診療所デイケア室
*講演者:宮崎信也さん (高野山真言宗・般若院住職)
*テーマ:チェルノブイリに見る日本の過去と未来~循環型調和の危機~
広島、長崎、チェルノブイリ、そして2011年3月11日の福島第一原発事故。
世界規模での放射能被害のうち、3つが日本で起きているという事実。
日本ペンクラブの視察団の一員として、4月中旬、会長の浅田次郎さんや中村敦夫さんらとチェルノブイリを訪れた宮崎さん。
こどもの甲状腺がんの手術を手がける医師らへの聞き取りのため、キエフの国立放射線医学研究所を訪問されました。
ウクライナでも、甲状腺がんは深刻な問題。当時0~9歳で被ばくした子供たちへの影響は特異的。
既に6千人もの人が甲状腺摘出手術を受けている。
甲状腺摘出手術の件数はいまだに毎年増え続けており、そのピークはまだ来ていないと医師は訴えていたとの報告がありました。
チェルノブイリ原発事故から26年目にして終わりの見えない問題。。
今、チェルノブイリから日本は、そして私たちは、何を学ぶことができるのでしょう。
宮崎さんは、ひとり一人が、今こそ公共の精神を持つべきだと言います。
公共の精神をもつとは、難しく考えるのではなく、閉塞感のある今の日本にあって子供の命を守るとか、子どもたちに何を残していこうとか、本当はごく当たり前のことで、自分の利益だけを守っている状態ではないこと。
エネルギー問題についても然り。既存のものを選択する時代から、誤っているのではないかと思うものに対して私たち自身が行動する。また、必要であれば作っていく。そういった時代が来ているということを宮崎さんは今回の講義で伝えてくださいました。
ここではお伝えしきれないチェルノブイリ視察でのお話や、日本の未来についての宮崎さんからのメッセージがありました。
是非、動画をお楽しみください。こちらへ。
文責:事務局(田村)