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被災地でのマッサージ治療

2011年06月16日 | 東日本大震災 被災地支援
5月23日~29日にかけてさくら診療所の鍼灸マッサージ師を宮城県大崎市鳴子温泉に派遣しました。

今回は全日本鍼灸マッサージ師会にボランティア登録して活動しました。

鳴子温泉には4~50の旅館やホテルがあり、主に東松原市や南三陸町、女川町、石巻市で
被災された方が1000人以上、40くらいの旅館に分かれて滞在されています。

4日間で8ヶ所の旅館・ホテルに訪れ64人の被災者の方にマッサージ治療を行いました
(1日目18人、2日目18人、3日目19人、4日目9人。4日目は旅館間が広く、レンタサイクルで回りました)。

被災者で若い方は昼間現地まで行って瓦礫撤去をされているそうで、治療をした方はほとんどが高齢者でした。
また本来は2回3回と継続した治療が必要な方もおられましたが、希望される人数が多いため、1人一回の治療としました。

ここは3食がちゃんと出て、温泉もあり、被災者の方にとってはかなりゆったりできる場所です。
しかし仮設住宅に移るまでの仮住まい。
「避難所にいると顔見知りと一緒で良いが、仮設住宅に移ると一人になるので行きたくない」
と言われる被災者の方も。

仮設住宅に移ることにも切実な問題があると感じました。

※6月19日JICA四国支部主催「徳島県出身JICAボランティアOVによる東日本大震災・被災地での支援活動報告会」にて報告予定

TICO事務局

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