チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「猫のエルは」文・町田康 絵・ヒグチユウコ

2020-04-07 20:00:00 | 2020読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。
今日わ、"ジャケ買い"ですにゃ。
(図書館で借りたけど。)

この前読んだ「ボリス絵日記」の
ヒグチユウコさんが、
挿絵を担当しましたにゃ。

「猫のエルは
文・町田康 絵・ヒグチユウコ 


町田康さんわ、
パンクで、ロックなミュージシャン
だと、思っていたけど、
たくさんの本を書いていますにゃ。

ミュージシャンの人って、
言葉に対する感性が鋭敏なのかと
思ったですにゃ。

1つ目の話の、
諧和会議わ、
寓話的だと思いましたにゃ。
かんたんな言葉だけど、
ムズカシイですにゃ。
考えはじめると、
チビクロのアタマわ、
破裂しますにゃ。


ヒグチユウコさんの絵わ、
まるで、エングレービングかと
思うよな雰囲気があるような気が
しますにゃ。

猫のサビ柄を好きな人わ、
通だと、聞いたことがあるですにゃ。



文わ、平易だから、ぎゅい〜んと
読んだけど、
文が持つほんとの意味を
とらえることができたかわ、
果たして、
疑問のチビクロなのですにゃ。

進め、読書マラソンですにゃ。

でも、町田康さんの動物への愛わ、
感じたですにゃ。

引用ですにゃ。
「猫のエルは、生きてるだけで儲け
そしてそれを仕事を怠けて
ぼんやり見ている人間である俺は
見ているだけで儲け
見ているだけで儲け」
そうだ、そうだ。
生きてるだけでまる儲けですにゃ。



今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。





「犯罪」フェルディナント・フォン・シーラッハ

2020-04-06 20:00:00 | 2020読書
チビクロわ、読書していますにゃ。
最近はまっている
ドイツのシーラッハさんの本ですにゃ。

犯罪
フェルディナント・フォン・シーラッハ
酒寄進一訳
東京創元社


本の袖より引用しますにゃ。
「高名な刑事事件弁護士である著者が
現実の事件に材を得て、
異様な罪を、犯した
人間たちの哀しさ、愛おしさを
鮮やかに描き上げた
珠玉の連作短篇集。」




「棘」という作品の中で、
主人公の人がクライマックスで
やっちゃった時を読んでいたら、
チビクロにも、たくさんの破片の中に、
棘が、見えた気がしましたにゃ。
まるで、追体験したみたいでしたにゃ。

シーラッハさんわ、
日本好きで、東洋の相対的な価値観に
興味がおありですにゃ。
なんと、
愛読書わ、三島由紀夫ですにゃ。

なんで、こんなスゴイ人
気付かなかったんだろにゃ、
ドイツって、固そうだからかにゃ。

これからも、 
シーラッハさんの作品が気になるし、
今まで読んだことのないドイツの本とか
手にとってみようかなと、
思ったチビクロですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。









「罪悪」フェルディナント・フォン・シーラッハ

2020-04-05 20:00:00 | 2020読書
読書をしている
チビクロわ、
シーラッハさんの描く世界に
ちょっとはまったですにゃ。

罪悪
フェルディナント・フォン・シーラッハ
東京創元社

本の袖より引用しますにゃ。
「刑事事件専門の弁護士が、
現実の事件に材を得て
15の異様な物語。」


法律わ、罪に対して万全でわないし、
弁護士という仕事わ、
真実を明らかにするのでわないらしい
ですにゃ。
正義が、立場によって変わるとわ、
思ってなかったにゃ。

短篇集なので、重いテーマながらも、
読んでいけますにゃ。

この写真の方が、
シーラッハさんですにゃ。


チビクロわ、
おサイフが、いつも空っぽなので、
図書館で本を借りていますにゃ。
だから、テープで、
補強してあるですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。






「俺つしま2」おぷうのきょうだい

2020-04-04 20:00:00 | 2020読書
チビクロわ、読書をしているですにゃ。
ネット上をプラプラしている時に
見つけた作品ですにゃ。
ツイッターから始まり、
書籍化された作品ですにゃ。

俺つしま2  おぷうのきょうだい著
小学館


ツシマさんわ、
おじいちゃん(中年女性?、
青い、米粒状の頭を持つ)と
暮らしている元放浪の猫さんで、
今わ、ご飯をもらいつつ、
おうちのけいびなどしながら、
外を自由に行き来する生活ですにゃ。



色鉛筆?で色つけしているみたいで、
味わいがある絵なのですにゃ。

ツシマさんわ、基本ツンデレみたいで、
おじいちゃんわ、
下僕みたいなものなのだ。
でも、おじいちゃんとか他の人も
猫たちを大事にしてくれていて、
読んでると、なにか、大事なことを
思い出すような気持になるですにゃ。



ふるいともだちの話わ、
後半の話につながっていて、
ちょっと、そうだったんだ(泣)
みたいな感じですにゃ。

コミックわ、おもしろいから、
買いたくならないように、
あんまり見ないのだけど、
ツシマさんの魅力に
うっかり買ったですにゃ。
続き希望ですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございましたにゃ。



「刑罰」フェルディナント・フォン・シーラッハ

2020-04-03 20:00:00 | 2020読書
チビクロわ、読書していますにゃ。
ぬいぐるみに読めるの?と、
質問わ、ご容赦くださいませにゃ。
今日わ、
すごい切れ味の作品ですにゃ。

刑罰
フェルディナント・フォン・シーラッハ
酒寄進一訳 東京創元社


著者のシーラッハさんわ、
1964年生まれの
ドイツの作家さんですにゃ。
刑事事件の弁護士として活躍して
いましたにゃ。

これわ、本からの引用ですにゃ。
「実際の事件に材を得て、異様な罪を
犯した人々の素顔や、刑罰を科されぬまま世界からこぼれ落ちた罪の真相を
切なくも鮮やかに描き出す。」

チビクロわ、表紙と、袖や
帯に書かれた少しのあらすじで
自分の好みの本を見分ける不思議力が
あるですにゃ。
外れる時もあるけど、
割と頼りにしているパワーですにゃ。
ビビと、今回わ、きましたにゃ。

小説というよりまるで
ノンフィクションみたいな感じ
ですにゃ。

21世紀の「罪と罰」なのか?
トルストイわ、読んだことわ、
チビクロわ、ないのだ…

罪を犯した者に与えられるべき
罰とわ、いったいどんなものなのか?
と、考えるですにゃ。

法の秩序と、
人間の孤独、
生きることで
生じる「さまざまな思い」についての
お話ですにゃ。
「さまざまな思い」と言う言葉わ、
最後の篇からの引用ですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。