チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「岡田美術館所蔵 琳派 名品展」日本橋三越本店 @日本橋駅

2015-02-10 21:00:00 | 美術館 博物館

チビクロは、でかけましたにゃ。
お江戸日本橋でございますにゃ。



※この展覧会は、
終了していますにゃ。
琳派400年記念-箱根"琳派"の登場
岡田美術館所蔵
琳派名品展
~知られざる名作初公開~
日本橋三越本店
新館七階ギャラリー

箱根にあって
ちょっと遠いけど
行ってみたいなと思っていた
岡田美術館。
今回
特別な琳派のお宝を
見せてくださいますにゃ。

チラシの説明を引用しますにゃ。
「琳派」の大きな特徴。
・金銀などの色彩を基調にしていることですにゃ。
・大胆な色面構成や
墨のたらしこみなどの
抽象的な描写と
余白の表現。
・先代の詩歌や物語など
古典的なテーマやモチーフを
取り入れ、別次元のものに
昇華させる"本歌取り"の手法。
・絵柄としての
"光琳模様"と名付けらた図案が
普及し、用の美としても
したしまれていますにゃ。

チビクロ
いつもは、
図録は会場で見るだけにしてる
のですが、
今回は、見たことのない作品も
多いし、思いきって
購入しましたですにゃ。

チビクロ
気になった作品ですにゃ。
尾形光琳
「雪松群禽図屏風」

図録の表紙やポスターにも
なってますにゃ。

図録より引用しますにゃ。
「金箔の地に
青い水面が切り込む背景が
用意され、その前面に、
鴨や雁などの水鳥が13羽、
空を飛び、
あるいは地上で休んでいます。
降りやんだばかりなのか、
松の木や草の葉に雪が白く
積もっており、
金色に輝く空や地面は、
雪晴れのまばゆい光に映えて
いることを示しているのでしょう。」

二曲一隻に
宇宙がありますにゃ。
鳥さんたちは、
カワイイおかしみがあるし、
動きを感じますにゃ。
そして、
13羽がそれぞれ
居心地よく配置されてますにゃ。
いい感じですにゃ。

「誰ヶ袖図屏風」(たがそでず)

お武家さまのおうちですにゃ。
人物を描かず、
衣桁に掛けた衣装を主役とする
作品ですにゃ。

論語とか孔子という文字が
見えますにゃ。

酒井抱一
「月に秋草図 屏風」

ガラスごしだったけど
かなり近くに見ることが
できましたですにゃ。
保存状態がよいみたいで
スゴくきれいですにゃ。

チビクロの
好きな秋の風景ですにゃ。
凛としたすがすがしい空気が
伝わってきますにゃ。

尾形光琳
「菊図屏風」

図録より引用しますにゃ。
「全面に金箔を貼った大型の
屏風画面に、大輪の花をつけた
菊の草むらが右から左へ、
ゆったりとしたリズムで配置されています。花は、胡粉(ごふん)という白い絵具を盛り上げて描き、
葉や茎は、岩絵の具の緑青による
緑色と墨による黒とで描きわけられていて、細かな変化をつけることがありません。
一双画面の中央に、わずかに
白い地面を加えているのみで、
金地に白、緑、黒と単純化した
彩色が簡単明瞭でめりはりの
利いた色彩効果を発揮しています。」

速水御舟
「桃梨交枝」


「柳橋水車図屏風」


以前トーハクで
似た感じの作品を
見ましたですにゃ。
風に揺れる柳と
川の様子が好きですにゃ。

山本光一
「夏草図硯箱」

美しいお箱ですにゃ。
何を入れるか迷うですにゃ。
どんな方がお使いになったの
でしょうかですにゃ。

琳派は
植物の作品も多いし
チビクロ大好きですにゃ。

違うと思うけど、
抽象化したり、単純化すると、
より美しさが引き立つような
気がするですにゃ。


今回初めて
見た作品ばかりだったし、
やっぱり琳派ってスゴいですにゃ。

素晴らしい作品に
出会えて、
ありがとうございますにゃ。




本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。