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チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「シダネルとマルタン展」SOMPO美術館@新宿駅

2022-06-26 20:00:00 | 2022 美術館 博物館
チビクロわ、新宿にある美術館へと
お出かけしましたにゃ。

※この展覧会わ、26日で
終了しましたにゃ。
「シダネルとマルタン展
ベル・エポックのフランス、
印象派の末裔が描いた光と詩情」
SOMPO美術館

見どころ チラシより、引用。
①国内初の2人展
印象派を継承し、穏やかで神秘的な光の表現を展開したアンリ・ル・シダネルと
アンリ・マルタン、二人の足跡を、油彩を中心とする約70点を通して辿ります。

②印象派の末裔が描いた北と南、二つの光 フランス北部のダンケルクで10代を過ごしたシダネル、南仏トゥールーズ生まれのマルタン。パリでの修行後、再び北へ南へと向かった二人が描いた光とは、対照で異なる性格を帯びています。北を拠点としたシダネルは、黄昏時や、月明かりに浮かび上がる静謐な情景を、
他方南のマルタンは、眩い陽光に照らし出される南仏風景を色鮮やかに描き出しました。

③フランス絵画史のもうひとつの本流

美術館入口にある、
ゴッホ ひまわりの複製画ですにゃ。

章構成
1.エタブルのアンリ・ル・シダネル
2.象徴主義
3.習作の旅
4.アンリ・マルタンの大装飾画のための習作
5.ジェルブロワのアンリ・シダネル
6.ラバスティド・デュ・ヴェールのアンリ・マルタン
7.ヴェルサイユのアンリ・シダネル
8.コリウールとサン・シル・ラポピーの
アンリ・マルタン
9.家族と友人の肖像


撮影が許可されている作品ですにゃ。
39.マルタン 2番草


40.マルタン ガブリエルとイチジクの木


51.シダネル 
ジェルブロワ、テラスの食卓



部分


チビクロが気になった作品ですにゃ。
21.シダネル
〈ビュイクール、月明かりのなかの教会〉
会場にある解説ですにゃ。
「ベルギー北西部の町ブルージェを発見して、画風が変化した。シダネルが描き出す各都市の景観は、まどろみの中にあるような詩情とともに表現され、人景は画面から姿を消すようになる。教会と家々がやや俯瞰して捉えられ、雪景色の静寂が月明かりの中におぼろげに浮かび上がっている。

23.シダネル〈ポン〓タヴェン、橋〉
夕方暗くなってきた時間に描かれた川の情景ですにゃ。大都会でわない、人々が暮らしている町の風景ですにゃ。濃い緑色と青色が印象深い作品ですにゃ。

24.シダネル
〈モントルイユ〓ベレー、紫陽花〉
紫陽花と庭園の池が描かれているのだけど、池に日差しがさしていて、きらきらと反射しているようですにゃ。
全体に緑の多い画面になっていて、紫陽花の後ろにわ、薄紫や白いお花が描かれていて、初夏の瑞々しさが、画面からあふれている作品ですにゃ。

31.ブリュッセル、グラン〓プラス
広場に面した建物の壮麗なファサード【ファサードの意味を調べたら、建物を正面から見た時の外観のこと。】に灯る明かりが夕暮れの薄明かりに輝いている
ダークな色彩の中の明かりに、
ここわ、凍てつくヨーロッパの冬なのだなと感じましたにゃ。

47.シダネル
ジェルブロワ、雪の広場
解説によると、シダネルの作品の画面から、この頃から徐々に人の姿が消えていったそうですにゃ。背景の窓からの明かりが人々の生活を暗示しているですにゃ。やさしいふわっとしたタッチの中に、ストーブの炎?わ、見つけて、ほっとする感じですにゃ。

50.シダネル
ジェルブロワ、青い食卓
今日わ、天気がよくて、気持ちのいい日なのだろうか、戸外にテーブルを出して、
ワインやフルーツ、お料理で、
ステキ時間を過ごすみたいですにゃ。
白い外壁と手前テーブルのペパーミントの色がさわやかだし、全体のアクセントになっている作品ですにゃ。
シダネルの、「食卓シリーズ」わ、
人気の作品ですにゃ。

52.ジェルブロワ、離れ屋の前の小卓
レンガに窓のあるステキヨーロッパ的な家にピンクのつるバラがたくさん咲いていてとてもキレイですにゃ。バラ好きなのですにゃ。「食卓シリーズ」みたいで
外で食事ができるようにテーブルがだされていますにゃ。

60.シダネル
ヴェルサイユ、月夜
解説によると、月の光わ、空全体に広がる雲まに行き渡り、静まり返った夜の帳を幻想的雰囲気が包み込んでいる作品ですにゃ。画家わ、「トリアノンは、お気に入りの夢想場」だと話していたそうですにゃ。トリアノンわ、ヴェルサイユ宮殿の庭園にある離宮のひとつらしいですにゃ。青味がかったグリーンに、グレイが、印象的ですにゃ。

53.シダネル
ジェルブロワ、明かりの灯る2つの窓
49.シダネル
ジェルブロワ、食卓
この2点の作品わ、紙に、油彩とパステル、鉛筆で描かれていますにゃ。
シダネルわ、素朴な窓への愛着があり、
食卓やバラの花々を繰り返し、
描いたそうですにゃ。
穏やかな生活を描写した幸せな絵ですにゃ。

69.アンリ・マルタン
窓際のテラス
地中海特有の美しいブルーに、まぶしい光を感じる淡く青白い画面ですにゃ。
テーブルの上にカップなどがあるから、誰かついさっきまでいたはずだけど
人の気配わ、今わないですにゃ。

会期ぎりぎりになっちゃって、ギリギリセーフだったけど、シダネルの作品を他の展覧会で見て、すごく気になっていたので、この機会に見ることができて
よかったなと思うチビクロですにゃ。

シダネルのふわっとした雰囲気と
特にグリーンの色が好きですにゃ。
シダネルわ、
北フランスに
特有の霞がかった柔らかな光、
マルタンわ、南仏の眩い光を描いたことが特徴ですにゃ。

ポストカード購入しましたにゃ。
右31.ブリュッセル、グラン〓プラス
左50.ジェルブロワ、青い食卓
下60.ヴェルサイユ、月夜

こちらわ、美術館所蔵作品ですにゃ。
フィンセント・ファン・ゴッホ
ひまわり

今日も素晴らしい作品に
出会うことができて
良かった1日でしたにゃ。

うわっ、カワイイくまちゃんですにゃ。
しかも、パンケーキ食べてるし。
耳丸いしにゃ。
チビクロもパンケーキ食べたいですにゃ。あ、ホットケーキと呼んだ方が、
あうかにゃ。
日本の、絵本作家さんなのですにゃ。

この展覧会も絶対行こうと
思っているですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。



「東京の猫たち」目黒区美術館@目黒駅

2022-06-04 20:00:00 | 2022 美術館 博物館
チビクロわ、目黒区美術館の
展覧会へとお出かけしましたにゃ。

「東京・区立美術館
ネットワーク連帯事業
東京の猫たち」


東京にある美術館が所有する
自慢の猫の作品が大集合ですにゃ。



チビクロが気になった作品わ、
世田谷美術館が所蔵している
稲垣知雄の猫たちですにゃ。
解説によりますと、
日本、海外でも、活躍した
版画家稲垣知雄わ、
猫のモチーフを得意としましたにゃ。
対象を幾何学的な形状に還元し、
再構築するキュビズム的な手法が
使われているそうですにゃ。
背景わ、色面に分割されていて、
猫の身体と組み合わせて、
抽象絵画のようになっていますにゃ。

商業美術の仕事をしていた影響で
デザイン的画面構成に
なっているのかもですにゃ。

右)猫の顔
左)椅子の猫


子猫の肖像
生後2ヶ月くらいまでの子猫わ、
目が青いという生物学的特徴が 
正確に描かれていますにゃ。
きゅんとするかわいさですにゃ。

猫の争い
ふぎゃあぁ~。

猫の顔
能面に、猫のものがあるなら、
こんな感じですかにゃ。


夕焼けの猫
ムンクの叫びをイメージしましたにゃ。
リズムを感じる背景と、微妙な表情が
印象的ですにゃ。

娘猫
たたずまいが
浮世絵に描かれているキレイな
お姉さんのようですにゃ。

猫の親子

黒猫
仲間ですにゃ。

深夜(月夜の猫)


猫のアパート
こんなアパートがあったら、
住人になりたいですにゃ。

猫とコスモス
詩みたいな作品ですにゃ。

箱入り猫
猫さんわ、箱好きですにゃ。


猫の面A



あうんの猫〈うん〉


ボス猫
くわっ!

あうんの猫〈あ〉

猫の群歩
横のラインを強調した作品ですにゃ。

縦のラインを強調した作品ですにゃ。

猫の広場(夜)
集会をして、情報交換ですにゃ。

夕焼けの猫
拡大してとってみましたにゃ。
映画のワンシーンのような
雰囲気ですにゃ。


子猫の肖像
あまりにカワイイので拡大ですにゃ。
おすまし子猫ちゃんですにゃ。

思いがけず、以前から気になっていた
稲垣知雄作品をたくさん見ることができ、そして撮影までできて
うれしい展覧会でしたにゃ。
ありがとうございますにゃ。

キュビズムというと難しいイメージだけど、こういうふうに、取り入れられてると、気づかず、楽しめましたにゃ。

1902年生まれで、1980年にお亡くなりになっているのだけど、作品わ、
古びないし、すごく素敵でしたにゃ。

全然違うかもだけど、
平面な版画で、
デザインの効いた作品だから、
江戸時代からある浮世絵を
連想しましたにゃ。
日本の伝統として息づいているの
かもですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。








「日本画トライアングル」泉屋博古館東京@神谷町駅

2022-05-01 20:00:00 | 2022 美術館 博物館
チビクロわ、日比谷線神谷町駅で
下車して、リニューアルした
泉屋博古館東京にやってきましたにゃ。

「泉屋博古館東京 
リニューアルオープン記念展Ⅰ
日本画トライアングル
画家たちの大阪・京都・東京」

住友コレクションの日本画わ、
大阪・京都・東京の三都で
それぞれ活躍した画家の作品から
構成されているそうですにゃ。

今回の展示でわ、明治・大正・昭和の
日本画壇を横断的に眺め、地域に根差した日本画の魅力とその多様性をご覧いただくということらしいですにゃ。

こちらわ、撮影ができる
美術館ロビーですにゃ。


北村四海 蔭



構成
面の東京
東meets西
点の大阪
住友春翠と日本画

気になった作品
2.東京 狩野芳崖 寿老人

墨の強い黒い線が強いから、
コントラストがあるし、
濃淡で奥行き感ですにゃ。
全然違うと思うけど、
神様の寿老人わ、
犬猫みたいなひげのようなものが
あるし、存在感すごくて、
ちょっとド肝をぬくですにゃ。
ちょこっといる、鹿とコウモリが
かわいいですにゃ。

3.東京 橋本雅邦 深山猛虎図
怒って?いて、目がむき出しになって
いても、なんかかわいい虎様ですにゃ。

14.東京 富田笵溪 鰻籠
銀箔の背景と緑の植物の葉が
美しい、水辺の作品ですにゃ。

16.京都 木島櫻谷 葡萄栗鼠

蔓までよく描かれた葡萄の木と、
写真かと思うほどよく描き込まれた
リスですにゃ。
四条派の伝統を受け継いだ技巧的な
写生力と情趣ある画風で
「最後の四条派」と呼ばれたですにゃ。
櫻谷わ、動物園によく通って
写生をしたそうですにゃ。

 大阪 山田秋坪 柘榴花白鸚鵡図
色鮮やかな配色が、華やかですにゃ。
楊貴妃が好んだお花が描かれていて、
吉祥アイテムですにゃ。

チビクロわ、以前、この泉屋博古館で
開催された展覧会で、
木島櫻谷(このしまおうこく)を
知って好きになりましたにゃ。
「寒月」という作品が特別に
好きですにゃ。

雪の中、林をキツネが行くですにゃ。
凛とした冷たい空気、
孤独を感じると共に、
自由さも感じましたにゃ。
ぼくわ、初めてこの作品を見た時
自分が作品の中に取り込まれたような
錯覚を感じましたにゃ。
この作品わ、なぜか
夏目漱石にひどく酷評されて
しまったそうですにゃ。

当時、西で1番人気だった木島櫻谷。
没後いつの間にか
忘れ去られていましたにゃ。
人の世のはかなさですにゃ。
でも、
その素晴らしさわ、
再評価されましたにゃ。

今回楽しみにしていた
櫻谷の〈柳桜図〉わ、
前期展示のみだったのを、
知らなかったですにゃ。
残念でしたにゃ。

美術作品保護のための
ほの暗く、低めの室温のお部屋で、 
チビクロわ、しばらくの間
じっと絵を見つめていましたにゃ。

泉屋博古館の近くわ、
外国の大使館があったり、
タワーマンションがいっぱいの
都会なのに、たくさん
緑がありましたにゃ。

美術館に、併設されたコーヒーショップわ、コーヒー器具を作っている
HARIOですにゃ。
ガラス張りのステキな空間でしたにゃ。
HARIOの手仕事の職人技で作られた
ガラスの小物が販売されていて、
とてもかわいいものがありましたにゃ。
ガラスわ、透明だけど、
素材感がいろいろ変化をつけられて
いて、ほっこりしているような気が
しましたにゃ。

やっぱり、美しいものを見る時間わ、
大事ですにゃ。
素晴らしい展覧会
ありがとうございますにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。
 





「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」東京都美術館 @上野駅

2022-03-18 20:00:00 | 2022 美術館 博物館
チビクロわ、出かけましたにゃ。

「ドレスデン国立古典絵画館所蔵
フェルメールと
17世紀オランダ絵画展」
東京都美術館

「フェルメール《窓辺で手紙を読む女》を修復後、所蔵館以外で世界初公開!」

「《窓辺で手紙を読む女》
修復プロジェクトの過程をご紹介」

「ドレスデン国立古典絵画館が誇る
17世紀オランダ絵画コレクション

チラシより引用しますにゃ。
「フェルメールが風俗画に転向して
間もない初期の傑作。
窓から光の差し込む明るい室内で
女性がなにかの行為に没頭するという
フェルメールらしい構図で描かれている。このような表現は、当時流行したもので、若きフェルメールが他の画家の
表現を意識しながら、自身の画風を
模索していたことかわかる。
修復により現れた画中画には、
藍の神であるキューピットが嘘や欺瞞を象徴する仮面を踏みつける場面が
描かれており、誠実な愛の勝利を
表すと考えられる。」

71.ヨハネス・フェルメール
「窓辺で手紙を読む女」
透明感あふれる画面に
硬質な空気感さえ伝わってくるですにゃ。やっぱり、フェルメールわ、
特別な画家さんで、こういうふうに
光や空気を描く画家わ、他にわ
いないと思うですにゃ。

構成
レンブラントとオランダの肖像画
複製版画
レイデンの画家
ザクセン選候帝たちが愛した作品
《窓辺で手紙を読む女》の調査と修復
オランダの静物画
コレクターが愛したアイテム
オランダの風景画
聖書の登場人物と市井の人々

チビクロのおすすめわ、
フェルメールの他にわ、
静物画が好きですにゃ。
56.花瓶と果物
ヤン・デ・ヘーム
自然主義で再現主義なのですにゃ。


チビクロのサイフわ、いつも
カラッポだから、最近わ、
ポストカードも買わないのだけど
今回きれいな色の額縁に惹かれて
この素晴らしいお花の絵をいれたら
どうなるかと、想像したら
とても欲しくなり、
購入してしまいましたにゃ。

この日わ、曇り空だし、
調子がいまいちだったチビクロで
感想が少ないけど、
フェルメールを見ることができて
よかったですにゃ。

予約制ですが、館内わ、
なかなか混んでいましたにゃ。
人気の展覧会ですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。



「メトロポリタン美術館展」新国立美術館@六本木駅

2022-02-25 20:00:00 | 2022 美術館 博物館
チビクロわ、六本木にいますにゃ。

今日わ、アメリカからはるばる
来てくれたこちらの
美術館の展覧会にお伺いしますにゃ。

「メトロポリタン美術館展
西洋絵画の500年」
新国立美術館

構成
Ⅰ信仰とルネサンス
Ⅱ絶対主義と啓蒙主義の時代
Ⅲ革命と人々のための芸術

「西洋絵画史を彩る珠玉の名画たち
メトロポリタン美術館の主要作品、
日本初公開46点を含む65点、大集結」
チラシより引用。

今回わ、感想の他に
予習復習をかねて勉強したので、
忘れないように書きますにゃ。

チビクロが気になった作品ですにゃ。
1.フラ・アンジェリコ
(本名グイド・ディ・ピエトロ)
キリストの磔刑
チビクロわ、フラ・アンジェリコの
金の使い方と平面的な表現が
好きですにゃ。
中世美術に特有の神秘的な雰囲気や
絵の平面性が強調されている
そうですにゃ。
そして、手前から奥に楕円のかたちに
配置され、
空間の奥行きが表されていますにゃ。
これわ、ルネサンス美術に特有の自然で
3次元的な表現ですにゃ。
中世絵画とルネサンス絵画を併せ持つ、初期ルネサンスの宗教画ですにゃ。

2.ジョヴァンニ・ディ・パオロ・ディ・グラツィア
楽園
キリスト教の楽園で、植物と人間、
天使、動物でいっぱいでみんなで
あいさつをして、
平和に過ごしていますにゃ。
シエナにあるサン・ドメニコ教会の
祭壇画の一部だったそうですにゃ。
ウサギや草花がかわいらしくて
なごみますにゃ。
この人わ、シエナ派の画家さんという
ことで、どんな作品があるのか、
ぐぐってみたら、興味深い作品が
出てきましたにゃ。SF感さえ感じてしまう細長い岩山やミステリアスな雰囲気ですにゃ。

3.カルロ・クリヴェッリ
聖母子
細密な描写と入念な仕上げが、光る
聖母と幼子イエスの作品ですにゃ。
この作品わ、
イエスが贖うことになる
罪と贖罪に関する
象徴的モチーフに取り巻かれていると
いいますにゃ。
きゅうりとごしきひわわ、贖罪の象徴。
りんごわ、罪。ハエわ、悪ですにゃ。
豪華に飾られているけど、マリア様わ、
上品で、イエスも偉大なる救世主だけど
とても愛らしいですにゃ。
なぜここにホンモノそっくりに描かれた
野菜や果物があるのか、はじめわ、
びっくりしたですにゃ。
シルキーな感じの表現わ、
強く独自性を持っていると思いますにゃ。ロンドンナショナルギャラリー展でも、この画家さん来てましたにゃ。

8.フラ・フィリッポ・リッピ
玉座の聖母子と二人の天使
緻密な細部描写と陰影表現が特徴の
聖母子ですにゃ。
マリア様と天使の金色の輪っかわ、
円光(えんこう)といい、聖なる性質を
強調しているといいますにゃ。
なにかお仕事中の天使わ
金色の巻毛でカワイイですにゃ。
リッピの描く人物わ、とてもカワイイけど、その表現方法により、神々しさも
かねそなえていると思うですにゃ。

9.ヘラルト・ダーフィット
エジプトへの逃避途上の休息
時間と空間の表示が特徴的な風景を伴う
聖母子を表す宗教作品ですにゃ。
救世主であるイエスを恐れるヘロデ王の
迫害から逃れる旅の途中のマリアと
ヨセフの姿を後方に描いていますにゃ。
これわ、異時同時法といって、同じモチーフを繰り返し描き、異なる時間の出来事を1つの画面に表す手法ですにゃ。
ダーフィットわ、北方ルネサンスの画家ですにゃ。
美しい青い色に目を奪われますにゃ。
マリア様の後に描かれたリンゴわ、
人類の罪を表しているのですかにゃ。

10.ディーリック・バウツ
聖母子
初期フランドル派ですにゃ。
北方で人気のあった東ローマ帝国の
伝統の(幼子キリストに口づけする聖母像)という聖画像(イコン)のスタイルを踏襲しつつ、金色の背景や円光の代わりに、肉体を繊細なタッチで、表現しているですにゃ。
母マリアと幼子イエスの愛情を強調した
親しみやすい宗教作品ですにゃ。
チビクロわ、初めてこういう作品を見たので、あまりに、人間的すぎて
びっくりしましたにゃ。

12.ヒューホ・ファン・デル・フース
男性の肖像
明瞭な形態把握と細部の技巧が光る
肖像画ですにゃ。
輪郭がはっきりと描かれ、ひげ、爪、
関節までが細部に緻密に再現的に
描写されていますにゃ。
ウフィツィ美術館にある、フースの描いたポルティナーリ祭壇画にあるように、
祭壇画左側から中央の聖人に手を合わせていたと考えられていますが、
祭壇画から切り離され、単独の肖像画となっていますにゃ。
チビクロわ、フースの描いた
ポルティナーリ祭壇画を画集で見たことがあって、その時から、フースが
好きに、なりましたにゃ。
フースの作品わ、素晴らしいのに、
同時期に活躍したヤン・ファン・エイクを気にしすぎて、精神を病んでしまったそうですにゃ。
この作品を別の人が描いていたら
気づかなかったかもだけど、
フースが描いたということで
チビクロわ、じっと
見つめてしまいましたにゃ。
カッコイイですにゃ。
そのたたずまいわ、凛として、
神に捧げし、
修道僧かと思いましたにゃ。
ポルティナーリ祭壇画見たいですにゃ。
どうか日本にきてくださいですにゃ。
初期ネーデルラント派を代表する
特徴の作品だそうですにゃ。

14.ルカス・クラーナハ(父)
パリスの審判
ルネサンス期のドイツの画家。
古代ギリシャの都市トロイアの王子
パリスが最も美しい女神を選ぶお話。
キューピットが愛の女神ヴィーナスを
狙っていて、結末を暗示していますにゃ。
16世紀のオシャレな帽子やよろいで
装っているそうですにゃ。
それにしても、パリスわ、なんで
そんなに、ぽーっとしているの?

15.エル・グレコ
(本名ドメニコ・テオトコプーロス)
羊飼いの礼拝
マニエリスム期の宗教画ですにゃ。
大きな身振りの人物たちと荒々しい
タッチが動きを感じさせますにゃ。
クレタ島に生まれ、イタリアとスペインで活躍したエル・グレコですにゃ。
イエスが発する白い光と夜の闇が
明暗のコントラストになり、場面を
劇的に演出していますにゃ。

24.バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
聖母子
伝統の図像を親しみやすい人間的表現で
描いた宗教画ですにゃ。
ムリーリョが描く人間らしい優しい絵わ、当時大人気だったそうですにゃ。

25.アンニーバレ・カラッチ
猫をからかう二人の子ども
いたずらの結末まで予想させる
教訓的内容を含んだ風俗画的作品ですにゃ。骨太な感じの猫さんから繰り出される猫パンチわ、さぞ強烈…

26.カラヴァッジョ
(本名ミケランジェロ・メリージ)
音楽家たち
古代の音楽家やキューピットに扮した
若者による演奏会を描く、古典主義の
趣味を示す風俗画的作品ですにゃ。
中性的な感じの少年達わ、いったい
どんな演奏をしたのにゃ。

27.ジョルジュ・ド・ラ・トゥール
女占い師
占い師に騙される若者というのわ、
当時カラヴァッジョ達が描いた流行の
主題で、それを独自の人物と色彩の表現で描く「明るい」ラ・トゥールの作品
ですにゃ。
視線のやり取りと、盗もうとする
手の動きが、スゴイですにゃ。

31.ヤーコプ・ファン・ライスダール
穀物畑
低い地平線、風車、尖塔など
オランダらしさにあふれる多様なモチーフで構成された風景の絵ですにゃ。
オランダというと、青い空と流れ行く雲の景色ですにゃ。
一目見て、ライスダールとわかり、
作風を確かなものにしているですにゃ。

32.ヨハネス・フェルメール
信仰の寓意
キリスト教関連の象徴モチーフで満たされたプロテスタントの国で描かれた
ローマ・カトリック的宗教画ですにゃ。
モチーフについて理解があると
絵画がどういう意図で描かれたか
わかるので、絵を見ることわ、謎解きの
ような要素がありますにゃ。

33.レンブラント・ファン・レイン
フローラ
かつて描いた妻の肖像の思い出と
ヴェネツィア派の巨匠(ティッツァーノ)が描いた作品の影響が融合した
花の女神の絵ですにゃ。
花の女神だけど、どことなく憂いを
感じるですにゃ。
もしかしたら、修復作業をしたら、
すごく、色がきれいなのかも、と
思いましたにゃ。

34.メインデルト・ホッベマ
森の道
ありふれた田舎のモチーフを描きながら
構図と明暗の表現により、目を引く、
オランダ黄金時代の風景画ですにゃ。
全体に視線がつながるように、うまく
構図が作られ、画面の中に視線が留まる
ように描かれている技アリの作品ですにゃ。チビクロが、オランダ絵画の良さに目覚めたきっかけの絵で、ぜひ本物を
見たいと願っていましたにゃ。
見ることができて、うれしいですにゃ。

チビクロわ、
Ⅰ信仰とルネサンス
Ⅱ絶対主義と啓蒙主義の時代の作品に
魅入ってしまい、後半わ、
ちょっと集中力を欠いて
さらっと見る感じでしたにゃ。

楽しい飲めや歌えやのオランダ絵画、
抽象画のようなモネの作品、
ゴーギャンとゴッホの作品が
並んで2点展示してあるのも
よかったですにゃ。
他にも素晴らしいの作品がいっぱい
でしたにゃ。

気になった作品だけでも解説文を写してみようと思ったのだけど、
大変でしたにゃ。

今回の解説わ、
You Tubeの美術史チャンネルさんを
参考にさせて頂きましたにゃ。
とても勉強になりましたにゃ。
ありがとうございますにゃ。

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール
女占い師


カラヴァッジョ
音楽家たち


素晴らしい美術展でしたにゃ。
ご興味おありのかたわ、ぜひ
ご覧くださいませですにゃ。
時間予約制となっていますので
ご注意くださいですにゃ。



今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。