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チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「DOMANI・明日展PLUS×日比谷図書文化館」@日比谷駅など

2018-02-19 20:00:00 | 2018 美術館 博物館

出光美術館を出たチビクロわ、
日比谷公園をぬけて、
現代アートの展示を
見に行ったですにゃ。

※この展示わ、終了していますにゃ。
「日比谷図書文化館特別展
文化庁新進芸術家
海外研修制度の成果
DOMANI・明日展PLUS×
日比谷図書文化館
本という樹、図書館という森」





チビクロ気になった作品ですにゃ。
寺崎百合子
古い時間の重なりを感じる
作品ですにゃ。
廃墟とか軍艦島とかわ、
そこにいた人の気配や、
ときの流れを連想させる
ですにゃ。

チビクロの言うことだから
違うかもだけど、
超リアリズムのひとわ、
トレシングペーパを写真に重ねて
描くときいたことがあるけど、
この画家さんわ、どうなのかにゃ。

コーパスクリスティ図書館、オックスフォード



サラエボ図書館


宮永愛子
鍵とかトランクて、
郷愁をかきたてるモチーフですにゃ。
本に書いてある文字わ、
命を持っていて、
それが呼吸して、泡を
浮かべてるみたいな気が
してくるですにゃ。
open book





小林孝旦
なんかつるつる、
いや、マットな感じで
発光する感じが、すごくて
カンヴァスに油彩でもこんな感じに
なるのですにゃ。
月の気配のする道の奥にわ
どんな場所があるのかにゃ、と
考えたですにゃ。
Moonlight


蓮沼昌宏
いくつか作品がある中で
チビクロわ、
この作品がよいと思ったですにゃ。
トンネル



折笠良
詩と映像の世界に引き込まれる
ですにゃ。
重なりあってわ、消えていく
人の歴史を連想して、
チビクロわ、不安な気持ちに
なるですにゃ。
水準原点


出品作家さんにまつわる本が
ご紹介ですにゃ。


図書館の中にわ、
カフェの
ステキスペースがあるですにゃ。


本にまつわる事柄をテーマにした
アートわ、新鮮で
今の空気をきりとって見せて
もらえたようでしたにゃ。
おもしろい展示
ありがとうございましたにゃ。

本日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。



「色絵 Japan CUTE!」出光美術館@有楽町駅

2018-02-18 20:00:00 | 2018 美術館 博物館

次にチビクロわ、有楽町駅近くの
出光美術館へて行ったですにゃ。

「色絵 Japan CUTE!」出光美術館


チラシより引用しますにゃ。
「色絵は、
古九谷、柿右衛門、鍋島といった磁器や、野々村仁清や尾形乾山の京焼などに代表される、江戸時代に
花開いたカラフルなやきものです。
将軍家への贈り物となった鍋島に宿る繊細な季節感、
小袖衣装をアレンジした
古九谷のファッション性、
京焼を飾る文学性、
欧州の王侯貴族など、
世界を、魅了した
柿右衛門・古伊万里のデザイン力   日本文化の多彩な特性を映し出す、
絢爛として愛らしい色絵の世界を
お楽しみください。」

構成
Ⅰ.季節を祝う、慶びを贈る
Ⅱ.ファッションと文学
Ⅲ.Japan CUTE、世界を駆ける
Ⅳ.かたち・色 百花繚乱
Ⅴ.色彩茶会カラフルティーパーティー

チビクロが気になった作品ですにゃ。
6.四季草花図貼付屏風
喜多川相説
ほおずきのオレンジ色や
藤の花の水色にも見える色合いが
キレイでうっとりするですにゃ。
前期展示

13.色絵梅花文角皿
肥前焼
西洋によくあるティーカップみたいな
透かし模様が入っていて、
彩りも美しいですにゃ。

15.色絵花筏文皿
鍋島藩窯
季節わ、春なのかな、
桜の花ですにゃ。

21.色絵薔薇文皿
鍋島藩窯
薔薇を図案化したと思われる
ぐるぐる巻きがとてもカワイイ
お皿ですにゃ。

23.色絵糸巻文皿
鍋島藩窯
糸巻わ、機織りから通じる
七夕の意匠ですにゃ。

27.色絵葡萄栗鼠文角皿
古九谷
同じようで、少し違うりすの顔や
蔓や葉が楽しいですにゃ。

29.色絵紫陽花文共蓋壺
古伊万里
初夏を彩る紫陽花わ、金平糖の
ようで、かわいいですにゃ。

33.桜・桃・海棠図屏風
狩野長信
桃山時代の作品ですにゃ。
狩野派初期の作品で、
骨太でありながらも、
素朴さを感じるですにゃ。
前期展示

35.色絵菊花文大皿
古九谷
花の紫色に、地模様が黄色で
補色の組合せが、迫力あるにゃ。

47.色絵茄子文大皿
金つぎが、より、魅力的に
みせるですにゃ。
三つに割れてたけど
割っちゃた人あせっただろにゃ。

100.色絵ケンタウロス文大皿
古伊万里
東西文化交流の絵柄ですにゃ。

115.色絵鶉香合
119.色絵鶏香合
117.色絵梅花文四方香炉
野々村仁清
カラフルで表情豊かな
動物シリーズですにゃ。

日本美術というと、
渋い感じでわ、和て感じだけど
江戸時代にわ、
こんなあざやかで
カワイイものも
あって楽しい展示でしたにゃ。

出光美術館わ、駅から近いし、
展示会場がフラットで
見やすいですにゃ。
また、日比谷公園を見下ろせる
ソファがあって、
お茶を無料で
頂けちゃったりできるので、
いつもありがとうございますにゃ。

本日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。


「チビクロ広田不孤斎コレクションを探すの巻」トーハク@上野駅

2018-02-08 20:00:00 | 2018 美術館 博物館

チビクロわ、トーハク本館へと
行ったのですにゃ。

目指すわ、奥のお部屋ですにゃ。

2階「日本美術の流れ」
「4室 茶の美術」
2018年1月2日から
3月18日まで。

広田不孤斎(松繁)さんわ、
古美術商「壺中居」を創業し、
独自の審美眼と、美術の鑑識、
その人柄でご活躍して、
トーハクに、そのコレクションを
寄贈したのですにゃ。

黒楽茶碗 銘 かのこ斑


図録より解説を引用しますにゃ。
「この茶碗では、腰にゆったりと
した膨らみをもたせ、
口縁にむかってうねるような
造形を示す。黒い釉薬のなかに
朱釉(しゅぐすり)による
一入独特の朱斑が
現れては消えていき、
これは、黒一色の黒楽のなかに
うまれた新しい表現であった。」



黒楽四方茶碗 銘 祥雲




竹花入




右 古染付一閑人火入 景徳鎮窯
中 赤絵周茂淑愛蓮図火入 景徳鎮窯
左 褐釉瓢(ひさご)形火入 高取 
  左のわ、松永耳庵旧蔵




祥瑞捻文輪花鉢 景徳鎮窯 明時代
(しょんずいねじもんりんかばち)




右 徳利 備前 
     安土桃山時代〜江戸時代
     松永耳庵旧蔵
解説より引用しますにゃ。
「ふっくらとした長胴の徳利で
花入としても用いられる。その形と
あまり厳しく焼き締められていないために、生まれた色合いから、時に
厳しい作風を示すものも多い備前の
中では、穏やかな印象のものとなっている。」
中右 志野草花文四方酒呑 美濃
   (しのそうかもんよほう      
           ぐいのみ)
中左 黄釉酒呑 唐津
左 刷毛目盃 朝鮮     


本物の良いものをみることが
勉強になるといいますにゃ。
これからも、
いろいろみてみたいですにゃ。

チビクロひとり勉強会だったので
今回わ、感想わ、控えて、
お写真中心にしましたにゃ。
第一印象て、変わってきそうな
気がするですにゃ。

ちゃんと調べたつもりだけど
間違いなどがあったら
ごめんなさいですにゃ。

本日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。


「特集 やきもの、茶湯道具の伝来ものがたり トーハク」@上野駅

2018-02-07 20:00:00 | 2018 美術館 博物館

※この展示わ、終了していますにゃ。

チビクロわ、この後、
トビカンご近所のトーハクへ、
行ったですにゃ。
前回訪問した時にちょっと
気になる展示があったのですにゃ。

「特集
 やきもの、茶湯道具の
伝来ものがたり
-付属品、次第とともに観る。-

茶湯道具わ、美術展でよく見るけど、
お茶のことなどなにもわからない
チビクロわ、正座もできない
ぬいぐるみだけど、
ちょっとわ、勉強したいなと
思ったですにゃ。

ふむふむ、
茶湯道具の付属品のことを
「次第」(しだい)、
作者の名前や作品名を書いて伝来したのが、「共箱」(ともばこ)、
好みの裂(きれ)で、
作った茶入の袋を「仕覆」(しふく)
というそうですにゃ。



金属の鎹(かすがい)で
ヒビをとめ、
蝗(いなご)のような
かたちの鎹なので、
「馬蝗絆」(ばこうはん)と
新たに名付けられて、
大切にされたそうですにゃ。
絆わ、絆創膏ばんそうこうの字
ですにゃ。

家来をたくさんつれた
お殿様のようですにゃ。


トーハクの茶湯道具のコレクションわ、
広田不孤斎(松繁)さんと
松永耳庵(安左エ門)さんから
たくさん寄贈されていますにゃ。


松永耳庵さんのお写真わ、
撮り忘れたですにゃ。
電力王とよばれた実業家で
僭越ながら申し上げると、
「美味しんぼ」と言う漫画にでてきた
海原雄山みたいな、コワモテの
おじさまみたいですにゃ。

こちらが広田不孤斎(ふっこさい)
さんですにゃ。
壺中居(こちゅうきょ)という
古美術商を創業して、
岩崎小弥太、細川護立氏も
お客様だったといいますにゃ。


青磁杯
中国南宋〜元時代 13〜14世紀

小さいけど、
独特の色、ヒビ模様で
存在感があるですにゃ。




重要文化財
一重口水指銘柴庵
信楽 16世紀
安土桃山時代

千利休所持と伝えられていますにゃ。
気に入ってよく使ったのかにゃ。



ひょうたんの破れているとこが
渋いですかにゃ。
どんな風にお花を生けてたか
気になりますにゃ。





器の感じにピッタリな名前ですにゃ。

桃山様式の抽象的で
力強い作風だそうですにゃ。


この展示わ、三部構成だったのですが
前から気になっていた
広田不孤斎さんを中心に
まとめてみましたにゃ。

地味だけどカッコイイ、
難しそうだけど
心惹かれるるお茶の世界ですにゃ。
素晴しいコレクション、展示を
ありがとうございますですにゃ。

この後、チビクロわ、
トーハク本館に展示されている
広田不孤斎コレクションを
探しに行くのですにゃ。


本日もお読みいただきありがとう
ございますにゃ。



「ブリューゲル展」東京都美術館 @上野駅

2018-02-01 21:00:00 | 2018 美術館 博物館

チビクロわ、
上野公園にきていますにゃ。

「画家一族 150年の系譜
ブリューゲル展」
東京都美術館


構成
第1章 宗教と道徳
第2章 自然へのまなざし
第3章 冬の風景と城砦
第4章 旅の風景と物語
第5章 寓話と神話
第6章 静物画の隆盛
第7章 農民たちの踊り



チラシより、引用しますにゃ。
「16世紀フランドルを代表する画家、
ピーテル・ブリューゲル1世に始まり、
150年にわたって画家を生み出した、
ブリューゲル一族。
その系譜を辿りながら、
風景画、風俗画、花の静物画など
一族やその追随者たちが手がけた
作品を通して、
16.17世紀フランドル絵画の魅力に
光をあてます。
本展は、通常見ることができない
個人所蔵の絵画など約100点により
構成され、そのほとんどは、
日本初出展となります。」

この展覧会わ、
個人のコレクションが
たくさんあって、
今度いつお会いできるか
わからない作品ばかりですにゃ。
出品リストをみると、
ベルギー、アムステルダム、
ブリュッセル、フランス、アメリカ、
スイスなど各国から
集まっているし、
国名すら明らかにされていない
秘密のコレクションさえ
あるのですにゃ。

なんと、一部の作品わ、
期間限定で、作品の撮影が
許可されているのわ、
大変うれしいですにゃ。


チビクロ気になった作品ですにゃ。
いっぱいあるから、
書くの大変ですにゃ。

1.ヘラルト・ダーフィット
エジプト逃避途上の休息
神々しいというよりも、
穏やかな家族の情景ですにゃ。
青みを帯びた背景、
マリア様の美しい布の描写
子どもらしいキリストの表情、
木の実をとっているの?ヨセフ、
この時代の作品らしい
植物のていねいな描き方が
うっとりするですにゃ。
プラド美術館展で、見た時も
良かったですにゃ。

3.ヤン・ファン・ドールニク
通称1518年の画家っていう呼び名
カッコイイですにゃ。
三連祭壇画
二匹の犬も登場ですにゃ。

9.ピーテル・ブリューゲル1世(下絵)
ピーテル・ファン・デル・ヘイデン
(彫刻)
最後の審判
ブリューゲル1世わ、ボス2世とも
呼ばれたそうですにゃ。
フクロウの妖怪が気になるですにゃ。

11.ヤン・マンデイン
キリスト冥府への降下
ボス風妖怪画で、赤く燃える町も
あるですにゃ。

美しいお花が、細密に描かれていて
うっとりしたですにゃ。
チビクロわ、
どのお花もきれいだから、
ウロウロしちゃったですにゃ。
お花の宇宙ですにゃ。
絵の具のヌリヌリ感、
テリテリ感、
たまりませんですにゃ。






ガラスの素材感がすごいにゃ。



動き出しそうですにゃ。
図鑑みたいですにゃ。



ブリューゲル一族の作品でも
時代を経て、
イタリアを感じるですにゃ。



小さいサイズもまた魅力的ですにゃ。
ふだん、
どんなお部屋に飾られてるのかにゃ。
それとも、しまってあるのかにゃ。



この時代の文化が伝わってくる一枚
ですにゃ。
でも、花嫁さんの表情が微妙なのわ、
なぜだろにゃ?
周りのひとわ、はしゃいでますにゃ。
色合いの地味にカラフルな感じとか、
人がムギュムギュな感じわ、
まさに、ブリューゲルな感じ
ですにゃ。




フランドル絵画を見る機会わ、
貴重だし、
お花の絵わ、とてもきれいだし、
おすすめの美術展ですにゃ。
素晴しい作品との出会いに
ありがとうございますにゃ。


本日もお読みいただきありがとう
ございますにゃ。