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チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「はじまり、美の饗宴展」国立新美術館@六本木駅

2016-03-09 21:00:00 | 美術館 博物館
六本木ヒルズを
後にしたチビクロわ、
乃木坂方面へ向かい、
国立新美術館へと
向かいましたにゃ。

「はじまり、美の饗宴展
すばらしき大原美術館
コレクション」


構成
古代への憧憬
西洋の近代美術
日本の近代洋画
民芸運動ゆかりの作家たち
戦中期の美術
戦後の美術
21世紀へ

大原美術館わ、
岡山県倉敷市にある
美術館ですにゃ。
実業家の大原孫三郎が
つくってくれたですにゃ。
そのコレクションわ、
画家の児嶋虎次郎が
孫三郎の支援と理解のもと、
ヨーロッパで収集した作品が
礎となっているそうですにゃ。

チビクロ
この展覧会でわ、
こちらの3点の作品が
おすすめですにゃ。

1.エル・グレコ
受胎告知

大原美術館唯一の
オールドマスターですにゃ。
オールドマスターとわ、
18世紀以前に活動していた
ヨーロッパの画家、
またわ、
その作品を示す美術用語
なのですにゃ。
とても大きい作品ですにゃ。
ピカッと雷鳴とともに
天使と精霊が現れ、
マリア様が
理知的な?表情で
すべてを受け入れる
ドラマティックで
カッコイイ場面ですにゃ。
エル・グレコとわ、
「あのギリシャ人」と
いう意味で、
お名前わ、
ドメニコ・テオトコープロスと
いうそうですにゃ。

きっと、スゴいお値段だった
だろうけど、
孫三郎と虎次郎の
深い信頼関係があったからこそ
日本にある訳で
奇跡ですにゃ。

フランスで売りに出ていたと
説明にあったけれど
前に所有していたのわ、
誰なんだろにゃと
気になったですにゃ。

2.ピエール・ピュヴィス・ド・
シャヴァンヌ
幻想

全体的に
青白くて幻想的な絵画ですにゃ。
森の中
ギリシャ神話に登場する
翼を持った馬
ペガサスが現れ、
ニンフが
捕まえようと
ぶどうのつるを
投げかける場面ですにゃ。
ペガサスわ、お馬さんだから
シッポがあると思うのだけど、
まるで雲みたいに
もこもこふわふわしていて、
もしかして
飛ぶときにわ
浮力になるんじゃないかと
思うほどですにゃ。
そんなことわ、
知ってか知らずか
花摘に夢中な少年ですにゃ。
惹かれる作品ですにゃ。

7.カミーユ・ピサロ
りんご採り

りんご狩ですにゃ。
お仕事の真っ最中ですにゃ。
それなのに
りんごを食べて座っちゃてる
娘がいるですにゃ、
「あ"ー、もう疲れた
あたし、ムリ。」みたいな。
りんごわ、日本のものより、
ちょっと小さめの大きさで
きっと、ちょっと
酸っぱい感じがするですにゃ。
フランスの田舎の農村の風景が
点描技法により
印象的に描かれている
ステキな一枚ですにゃ。
この作品わ、
印象派の巨匠ピサロの作品
なので、
お高かったみたいで
この作品を手にいれるのに
持っていたコレクション12点も
売却したそうですにゃ。

ほかにも
名作がたくさんあるし、
また、
現代画家の作品も
そろえているですにゃ。

倉敷に行かなくても
スバラシイ作品が
見ることができる
良い機会なので
ぜひご覧になってわ
いかがでしょうかですにゃ。

本日もスバラシイ作品に
出会えて
ありがとうございますにゃ。



本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。









「フェルメールとレンブラント」展 @六本木駅

2016-03-02 20:00:00 | 美術館 博物館
チビクロわ、
六本木ヒルズにきていますにゃ。

「フェルメールとレンブラント
17世紀オランダ黄金時代の
巨匠たち」展
森アーツセンターギャラリー
[東京・六本木ヒルズ森タワー52F]

構成
1.ハールレム、ユトレヒト、
アムステルダム-オランダ黄金時代の幕開け
2-1風景画家たち
2-2イタリア的風景画家たち
2-3建築画家たち
2-4海洋画家たち
2-5静物画家たち
2-6肖像画家たち
2-7風俗画家たち
3.レンブラントとレンブラント派
4.オランダ黄金時代の終焉

チビクロが気になった作品ですにゃ。

03.ヤン・ファン・ベイレルト
マタイの召命
キアロスクーロという明暗法で
カラヴァジョから影響を
受けたドラマチックな画面ですにゃ。
マタイの召命わ、
よく画題に取り上げられるテーマ
ですにゃ。
今度セイビの
カラヴァジョ展もあるし
楽しみですにゃ。

19.ピーテル・サーンレダム
聖ラウレンス教会礼拝堂

白い内部の教会ですにゃ。
装飾を廃した簡素な
プロテスタント教会ですにゃ。

27.フローリス・ファン・
スホーテン
果物のある静物

いろんな種類の果物たちが
描かれていますにゃ。
17世紀オランダでわ、
できる限り、
本物そっくりに描くことが
流行っていたそうですにゃ。
スペイン画の
ボデゴンとわ、
関係があるのかにゃ。
チビクロが言うことだから、
違うと思うけど
オランダわ、スペインから
独立したから、
芸術の影響も受けたのかにゃ。

この傷になっちゃってる
果物とか見てると
本物みたいだし、
すごいですにゃ。
またサクランボが盛られている
バスケットがかわいくて
ヨーロッパの暮らしって、
あこがれちゃうにゃ。
日本だと、
ざるになっちゃうですにゃ。
ザルもアジアンで
いいけどにゃ。
もっとこういう作品みたいですにゃ。

28.ウィレム・カルフ
貝類と、杯のある静物

「豪華な静物画」とよばれる
カルフの作品ですにゃ。
異国の美しい貝殻が
たくさん描かれていて
まるで、宝物みたいですにゃ。
オランダわ、
海洋貿易で栄えた国だから、
きっと、
世界のありとあらゆるものが
集まってきたのかにゃ。

29.ピーテル・クラースゾーン
銀器やグラス、皮の剥かれた
レモンのある静物
グラスに移り込んだ小さな風景が
おもしろいですにゃ。

30.アブラハム・ファン・
ベイエレン
果物とエビ、
ワイングラスのある静物

47.ヨハネス・フェルメール
水差しをもつ女

今回わ、この作品を楽しみに
展覧会にきたですにゃ。
作品わ、想像してたよりも
小さいですにゃ。
でも、小さいから
より描き込まれた描写に雰囲気が
あるですにゃ。

この手元の
光の感じが朝の感じですにゃ。
朝の光って、
なんか白くて清潔な感じだし、
その光が、窓のステンドガラスを
通過して、美しいだろうにゃ、と
思ったにゃ。


水色のリボンの
真珠の首飾りですにゃ。
リボンのはりや
美しい真珠のつやが
伝わるですにゃ。

銀器に移り込んだ
周りのものが
みえるですにゃ。
そういう描写も
透明感のある空間の雰囲気を
かたち作っているような気が
するですにゃ。
美しい青いドレスの色が
フェルメールらしいのでしょうかですにゃ。

50.レンブラント・ファン・レイン
ベローナ
闇の中にたたずむ
戦いの女神ベローナ。
武具の勇ましさとわ
正反対な女神の表情の
穏やかさわ、いったい
何を意味するのだろうかにゃ。

前にセイビで見た
ベルリン絵画館で
レンブラント工房の
作品見たですにゃ。
兜を被ったおじさん(傭兵)
の作品ですにゃ。
その作品の存在感、
表情が、すごく
印象に残っているですにゃ。
人生なんてよくわからないけど
人生の光と闇を
感じさせられちゃったんですにゃ。

今回
フェルメールの作品を見ることが
できるから、
図書館に行って、
ちょっと
フェルメールの本
読んでみたですにゃ。
ボストンにある
イザベラ スチュワート
ガーデナー美術館にわ、
フェルメールの「合奏」という
作品が
あったのだけれど、
盗難にあってしまったそうですにゃ。
それがこちらの作品ですにゃ。

早く帰って来てほしいし、
作品が無事だといいですにゃ。
このポストカードわ、
展示のおわりのおみやげコーナに
あったですにゃ。

おみやげコーナで
レンブラントの版画が
売られていたですにゃ。
なんと
プーシキン美術館にある
版を使って、
限定で刷ったものだそうですにゃ。
去年杉本博司展で見た
クリスマスの版画もあって
ちょっと欲しいと思ったけど
お値段も結構していて
びっくりしたですにゃ。
お時間あれば
ちょっと見るのも
おすすめですにゃ。

今回の美術展わ、
アメリカわ、
メトロポリタン美術館。
イギリスわ、
ナショナルギャラリー。
オランダわ、
アムステルダム国立美術館の
お宝を貸してくださって
ありがとうございますにゃ。

日本でこうやって
見ることができたのわ、
とても、幸せなことだと
思うので、
ぜひぜひ
見に行かれることを
チビクロわ
おすすめですにゃ。

すばらしい作品に出会えて
ありがとうございますにゃ。

これわ、
六本木ヒルズにあった
アートですにゃ、
名前わ忘れたですにゃ。
星の王子様にでてくる
バラみたいだなと思ったですにゃ。

本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。

ヒルズのお庭に
植えられていた
バラですにゃ。
どんな色かな?
ミケランジェロ。














「2回目のプラド美術館展」三菱一号館美術館@東京駅

2016-01-29 21:00:00 | 美術館 博物館
おいしい和スィーツを
楽しんだチビクロわ、
三菱一号館美術館へ
急ぎましたにゃ。


「プラド美術館展
-スペイン宮廷 美への情熱」

同じ美術展へ
二回行くのって
チビクロ的にわ、
ゼイタクなことなんだけど
今回わ、
また見てみたい作品もあったし、
チケットがお安く
手にはいったのわ、
とっても
ラッキーだったですにゃ。

チビクロ気になった作品
ですにゃ。

4.ハンス・メムリンク
<聖母子と二人の天使>
1480-1490年
やっぱりこちらの作品わ、
トクベツなオーラを放って
いますにゃ。
分類わ、
礼拝画となっておりますにゃ。
長い間人々のお祈りを
受け止めて?きたので
もう存在感が神々しいですにゃ。
背景な書き込まれた
青い風景わ、とても
美しく澄んでいるですにゃ。
天使わ、イエスさまに
何を渡しているんだろにゃ。
気になりますにゃ。

5.ヒエロニムス・ボス
<愚者の石の除去>
フェリペ二世が好きだったという
ボスの作品ですにゃ。
世俗的な題材がおもしろいし、
当時の世の中のことを
調べてみるのも
おもしろいですにゃ。
絵を、読みといていく
楽しさってあるですにゃ。

8.ヘラルド・ダーフィット
<聖母子と天使たち>
これもまた神々しいオーラを
放つ作品ですにゃ。
王室コレクションとあるけれど
どの王様が、
これを世のコレクションにするのだ!と決めたか知りたいですにゃ。
美しい布の表現ですにゃ。
イエスさまの持っている
スミレの花?が可愛らしいし、
紫の色が、印象に残るですにゃ。

35.ヘルマン・ファン・
フォレンホーフェン
<死せる鳥たち>

36.ファン・バン・デル・アメン
<スモモとサワーチェリーの
載った皿>

細密に描かれていて
ほんとに驚きますにゃ。
画家の名前
覚えておかなきゃですにゃ。
他にどんな作品を描いているか
しりたいですにゃ。

29.ペーテル・パウル・ルーベンス
<聖人たちに囲まれた聖家族>
重量感たっぷりですにゃ。
色使いも豊富だし、
めくるめく、
イリュージョンみたいな絵だと
思うですにゃ。

42,バルトロメ・エステバン・
ムリーリョ
<ロザリオの聖母>
去年ルーヴル美術館でみた
ノミの絵の人が画家ですにゃ。
やさしい眼差しを感じたですにゃ。

53.ヘンドリック・ファン・
ステーンワイク
<聖ぺテロの否認>

54.ヘンドリック・ファン・
ステーンワイク
<大祭司の家の中庭のイエス>

光と闇の表現がドラマティック
ですにゃ。
建物の天井の表現が
奥行き感に
ひろがっているですにゃ。

聖書の物語の場面ですにゃ。

56.ダーフィット・テニールス
(2世)
<猿の画家>

57.ダーフィット・テニールス
(2世)
<猿の彫刻家>
風刺にみちた
でもどこか、
ほのぼのしちゃうのわ、
描かれているのが、
動物だからですにゃ。

ウィキべディアで
画家について
調べていたら
上野のセイビに
所蔵作品があるですにゃ。
「聖アントニウスの誘惑」
残念ながら
今わ、
展示されていないですにゃ。

今回
展示された作品わ、
なかなか日本でわ
見ることができない画家の作品が
多かったようだし、
貴重な作品たちが
スペインに行くことなく
見れて、とっても
よかったですにゃ。
ステキ美術展
ありがとうございますにゃ。



本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。












「博物館に初もうで」トーハク@上野駅

2016-01-21 21:00:00 | 美術館 博物館
ランチしたチビクロわ、
やってきましたにゃ。

新年初めてのトーハクですにゃ。
今年もよろしくですにゃ。



チビクロ
気になった作品ですにゃ。

長谷川等伯
松林図屏風


さっすが国宝ですにゃ。
大人気で、お写真とるのわ、
なかなか難しかったですにゃ。
霞みや余白の表現が
すばらしかったにゃ。
画面の中に
溶けて行きたいですにゃ。



かわいく描いてあるけど
スゴい技術感じるですにゃ。

カワイイですにゃ。
チビクロも
こういう風に
一年を過ごしていきたいですにゃ。


こっちのコのお顔も
カワイイですにゃ。





残念ながら
ぼけてしまったですにゃ。
作品の良さが
お伝えしきれないですにゃ。



目がイキイキしてるですにゃ。
アテレコしたくなるにゃ。
おさるさんわ、
ネズミさんのことを
にらんでるみたいにみえるのわ
気のせいですかにゃ。





でっかいはは鳥ですにゃ。




こちらわ、
雪村ですにゃ。
鷹の顔がおもしろいから、
目をひくんだけど
それ以外にも
ミリョクがあって
引き付けられますにゃ。


ウサギが隠れてますにゃ。


水の流れ、波しぶきが
印象的ですにゃ。


小さくてカワイイ
お道具ですにゃ。


うわさのイカやきですにゃ。



鎧の下に着る
キモノですにゃ。
強く、美しいものに
守られているですにゃ。





マッシュルームみたいな
松の描写がカワイイですにゃ。
デザイン性を強く感じますにゃ。


若松

鳳凰

獅子











美しい四季の屏風ですにゃ。

藤の花の彩りもきれいなんだけど
その下の方に
つくしやすみれが
描かれていますにゃ。



北斎の肉筆画ですにゃ。
美しい扇の作品もあったけど
混んでて、
とりわすれたですにゃ。




横山大観の作品を
見る時
思うですけど
日本画の昔からいいトコと
西洋画の新しい感性が
感じられるような気が
するですにゃ。



新春の特別公開と
干支の申にまつわる特集で
とても
充実の展示ですにゃ。
すっごく
楽しかったですにゃ。

皆様もぜひ
ご覧になってわ
いかがでしょうか?


本日も、お読み頂き
ありがとうございますにゃ。






「杉本博司 今昔三部作/趣味と芸術-味占郷」

2016-01-04 21:00:00 | 美術館 博物館
チビクロわ、
出かけましたですにゃ。

「開館20周年記念展
杉本博司 今昔三部作
趣味と芸術-味占郷」
千葉市美術館




暗闇の中に
明かりと共に
浮かぶ作品たち。
その見えかたわ、
おそらく完璧に計算されて
いるに違いないと
確信したですにゃ。

会場の研ぎ澄まされた
美しさわ、
独特で
まるで
異空間なのですにゃ。

今回の作品達わ、ニューヨークの
杉本スタジオから
貸し出された16点の大判プリントですにゃ。

<海景>

チビクロが言うことだから
違うと思うけど、
この写真わ、
現実の海であって
そうでわなく、
抽象化した海であり、
海でしかないのですにゃ。
現在であり、過去でもある
ですにゃ。

<劇場>

すべてのことわ、
幻 なのでわ。

<ジオラマ>

アメリカの博物館のジオラマを
写した作品ですにゃ。
フィクションとリアル。
真実ってなんだろにゃ。



「月下紅梅図」
なんというたたずまい。
日本美術に造詣が深い
作者だからできる作品ですにゃ。
また、もともとの作品に
力があるから、
言い方が違うと思うけど
スピンオフみたいにしても
生きているのかなぁと
思ったですにゃ。





須田悦弘作品とのコラボも
すばらしいですにゃ。
まるで屏風の梅の花が
こぼれ落ちたみたいですにゃ。

<華厳の滝図>

「那智の滝図」の
21世紀版ですにゃ。
違和感まったくないですにゃ。
展示の前に置かれていた
古い木とガラスのブロックが
またフンイキあってると
思ったですにゃ。


「趣味と芸術」わ、
平安から江戸時代の古物を中心に
西洋伝来の品々、昭和の珍品をも
含む杉本コレクションを
使い、27の床のしつらえを
作家自ら作ったものだそうですにゃ。
「謎の割烹味占郷」という
企画の中で、
ゲストにふさわしい
掛軸と置物を選んで構成した
床飾りだそうですにゃ。
お茶のたしなみがあれば
もっと意味がわかって
たのしめるのでわないかと
思ったですにゃ。

チビクロわ、
スマフォのカメラだし、
お写真が下手だから
全部の、撮影わ
あきらめたですにゃ。
でも、気になるものを
写してみたですにゃ。














こんな展覧会わ、
見たことなかったし、
きっとこれからも
ないような気がして
伝説の展覧会になるのでわ、
と、チビクロわ
思ったですにゃ。

日本美術への造詣と、
独自の審美眼、
ブンメイへのアイロニーを
感じたですにゃ。

すばらしい展覧会
ありがとうございますですにゃ。



2015年の 美術さんぽ わ、
これにて
終了ですにゃ。

お読み頂き
ありがとうございます
ですにゃ。

次回、
なんと
2015・美術館展覧会
チビクロ ベスト10
発表しちゃうにゃ。
ドキドキするにゃ!