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チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「ミュシャ展」国立新美術館@六本木駅

2017-07-07 23:00:00 | 美術館 博物館
チビクロわ、六本木にきていますにゃ。
今日わ、世界初公開ですにゃ。

この展覧会わ、終了していますにゃ。
「ミュシャ展」国立新美術館

構成
1.ミュシャとアール・ヌーヴォー
2.世紀末の祝祭
3.独立のための闘い
4.習作と出版物

この展覧会わ、すごく人気だったみたいで、
入場待ちの行列がすごくて、
忘れちゃったけど、たぶん館内に入るまで2時間ちかくかかったですにゃ。
入場してからも、混雑していて
なかなか大変でしたにゃ。

スラブ叙事詩とわ、
パリで成功したミュシャが、50歳で故郷のチェコに戻り
晩年の17年間に描いた20点の作品で、
スラブ民族の苦難と栄光の歴史を表した壮大な作品ですにゃ。

作品わ、撮影もできたのですにゃ。
今回、ブログにアップできないのわ、
とても残念ですにゃ。

アールヌーヴォーの優美で、華やかなデザイン性の高いミュシャとわ、
全く違う作風に、骨太な画家としての、スラブ民族としての誇りや、
故郷への想いを感じたのですにゃ。

日本から見ると、ヨーロッパというまとまりで見てしまうけれど、
中でわ、さまざまな民族があって、歴史があるということを
知って、ヨーロッパ史とか勉強すると面白いかなと思ったですにゃ。

すばらしい作品に出会えて
ありがとうございますにゃ。

本日もお読みいただきありがとうございますにゃ。

「バベルの塔展」東京都美術館@上野駅

2017-07-06 23:00:00 | 美術館 博物館
上野にいるチビクロわ、もうひとつ展覧会へ行ったのですにゃ。
もうだいぶ前のことになっちゃうけど、書くですにゃ。

スマホを新しくしたら、画像を編集できなくなってしまいますた。
お写真なくて、ごめんなさいですにゃ。

この展覧会わ、終了していますにゃ。

<ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展
16世紀ネーデルラントの至宝ーボスを超えて>

構成
1.16世紀ネーデルラントの彫刻
2.信仰に仕えて
3.ホラント地方の芸術コルネリス・エンゲブレフツ、ルカス・ファン・レイデン、
ヤーコプ・コルネリスゾーン・ファン・オーストザーネン
4.新たな画題へ
5.奇想の画家ヒエロニムス・ボス
6.ボスのように描く
7.ブリューゲルの版画
8.「バベルの塔へ


16世紀ネーデルラントの彫刻わ、すべて感激したですにゃ。
以前からこういう感じの古い彫刻わ、気になっていたから
今回、彫刻たちにお会いすることができて
このことだけでも、この展覧会に行ってよかったと思ったですにゃ。
美術の本をたくさん書いている朽木ゆり子さんの「邸宅美術館の誘惑」という本を
読んだ時、ヨーロッパのある邸宅美術館に、やはり飾ってあるのを見たですにゃ。
こういうのわ、やっぱり現地に行かないと見れないかなと思っていたですにゃ。
木の素材の古びた感じや布の表現も好きだし、
彩色が古びた感じになっているけれど、
作られた当時わ、もっと鮮やかだったのかと想像が尽きないですにゃ。

ヘラルド・ダーフィットやルーカス・ファン・レイデン、ハンス・メムリン、
以前展覧会を見に行ったヨアヒム・パティニールの作品わ、
なかなか日本にいてわ、見ることのできない画家さんで、
よく日本へきてくれたにゃと思ったですにゃ。

ヒエロニムス・ボスの油彩の作品二点。
「放浪者(行商人)」
「聖クリストフォロス」
細かく書き込みがされていて、
つっこみどころ満載ですにゃ。
書き込まれた題材にわ、意味があって、それを読んでいくのが
面白くなるのですにゃ。
500年前の生活って、どんなだったのか、
西洋と東洋の違いをふくめて、勉強したら、面白いですにゃ。

ピーテル・ブリューゲル1世「バベルの塔」
ブリューゲルの最高傑作といわれる作品ですにゃ。
壮大なスケールと緻密さが一緒になった作品ですにゃ。
当時の建築の仕方や、町の人の暮らしぶりが絵の中にぎっしりと
書き込まれている驚きの作品ですにゃ。
この建物わ完成した時のてっぺんわ、とんがっているのか、
平らの感じか、どっちかなと思ったですにゃ。
チビクロわ、展覧会の入り口にあった大友克洋さんの作品も、
インパクトがあったですにゃ。
日本の漫画家として世界に知られている人だけど、
実際に読んだことわなかったから、
あの有名な作品「アキラ」の映画をおうちに帰ってから、
某動画サイトにて、見てしまったですにゃ。
原作の漫画と映画版わ違うところがあるみたいだけど、
結構前の作品なんだけど、
今でも違和感なくて、かっこよかったですにゃ。
「アキラ」を見てから、
チビクロの某動画サイトでのアニメまつりが始まってしまったのわ、
また別のお話ですにゃ。

すばらしい作品に出会うことができて、ありがとうございますにゃ。

本日もお読みいただきありがとうございますにゃ。









「大英自然史博物館展 国立科学博物館 @上野駅

2017-06-28 23:00:00 | 美術館 博物館
みなさまこんばんわですにゃ。
チビクロのスマホが、古いから
グーグルのアプリが使えなくなって、
機種を替えたら、画像が
どっかいっちゃったのですにゃ。
というわけで、写真わあきらめて
書くですにゃ。

チビクロわ、
上野にでかけましたにゃ。

これわ、もう終わってしまった展覧会ですにゃ。
「大英自然史博物館展」
国立科学博物館


構成
序章 自然界の至宝
~博物館への招待~

1章 大英自然史博物館の設立
1・1 ハンス・スローン
大英博物館の礎

1・2理性の時代の科学-1650-1800年
1・3リチャード・オーウェンと大英自然史博物館の創建

2章 自然史博物館を貫く精神
2・1カール・リンネと自然界を貫く精神
2・2比較解剖学の父 リーチャード・オーウェン
2・3地球の歴史を解き明かす
2・4チャールズ・ダーウィンの進化論

3章 探検がもたらした至宝
3・1 太平洋を越えて
3・2 深海への探求
3・3 南極探検 氷点下の科学
3・4 オーダーされたコレクション ウオルター・ロスチャイルドとトリング分館
3・5 日本への探検

4章 私たちの周りの多様な世界
4・1昆虫に見る多様な世界

5章 これからの自然史博物館
5・1 地面の中の宝物
5・2 未来の至宝

チビクロが見て気になったのわ、
”呪われたアメジスト”
という紫の宝石ですにゃ。
所有者に不幸をもたらしたそうですにゃ。

三葉虫の化石。

モアの全身骨格。
絶滅した500年前の鳥。

イグアノドンの歯化石
ほんとにいたのですにゃ。

サーベルタイガー
1万2千年前の絶滅したネコの仲間。

科学が発展するためにわ、
いろんなものを分類して
研究してきたことがよくわかったですにゃ。

貴重な資料を大切に保存して
くれていてありがとうございます
にゃ。
素晴らしい展覧会に出会えてよかったですにゃ。

本日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。










「山崎博 計画と偶然」東京都写真美術館@恵比寿駅

2017-05-17 23:00:00 | 美術館 博物館
自由が丘を後にした
チビクロわ、
恵比寿へと向かいましたにゃ。



この展覧会わ、終了しています。
「山崎博 計画と偶然」
東京都写真美術館



チラシより引用しますにゃ。
「(略)
本展は写真・映像を
時間と光というエッセンスに
よって捉え、
1960年代末より活躍してきた
作家・山崎博1946-の仕事をたどる公立美術館で
初めての展覧会です。
長時間露光によって太
陽の光跡を視覚化した
代表シリーズ<HELIOGRAPHY>をはじめ、
<水平線採集>や<櫻>の
シリーズなど代表的な写真作品と、
また作家が写真と平行して
追及してきた映像作品、
さらに新作を含む
出品点数約200点によって、
現代のコンセプチュアルな写真・映像の先駆者・山崎博の歩みを
今日的な視点から通覧します。

山崎の作品は光の現象の持つ無限の豊潤さや時の流れを感じさせます。作家はつねに一定の枠組みや単純化された方法論をとりながら、「太陽」、「海」、「櫻」といった普遍的なものに一貫して
取り組んできました。
その作品は、
対象と装置、被写体とイメージの関係性を示唆するとともに、
光の表現の豊かさや
静謐で美的なクオリティを
獲得しています。




70年代の初め、山崎は
「いい被写体を探して撮る」への疑いから、
「被写体を選ばずに撮る」ことを模索し、自宅の窓のような制約のある風景、特徴のない単純な海景といった「与えられた枠組」の中で方法的な探求を行うスタイルに行き着きました。
計画性にもとづく制作と、写真行為の中で起こる偶然性がその作品の大きな特質となっています。
作家は
「計画がなければ偶然もない」と言います。
「計画と偶然」の二つの要素が
相互に作用することで、
山崎博の作品は成立しているのです。
本展は45年以上のキャリアにおよぶ作家の主な作品シリーズを通して、その表現世界の本質に触れる試みです。」

チビクロわ、ネットで
展覧会の情報を見て
直感的にこれわ、
いかなくてわならぬ
展覧会だということが、すぐに
わかったですにゃ。

チビクロが不勉強だからだけど
初めて知った写真家さんで
山崎博氏わ、
武蔵美術大学の先生を
しているらしいですにゃ。

計画と偶然とわ、
相反する意味だけれど
計画という考えがなければ
物事わ、すべてスルーしてしまう
わけで、綿密に計画された中に
偶然という想定外のものがあり、
それを許容することで、
ただの写真でなく
アートになるということなのでしょうかですにゃ。

とても興味深い写真だと
思ったですにゃ。

一部の作品が、撮影することが
できたので、ご紹介するですにゃ。














対の掛け軸みたいですにゃ。
現代の茶室にかけたら
似合うような気がしたですにゃ。




ネットで見た
「水平線採集」という作品集わ、
空と海の写真なのだけど、
それにわ、
松岡正剛さんが
文を寄せているようですにゃ。
ぜひ、読んでみたいと
思ったですにゃ。

今日もすばらしいアート作品に
出会うことができましたにゃ。
ありがとうございますにゃ。


本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。








「大エルミタージュ美術館展」森アーツセンターギャラリー@六本木駅

2017-05-03 23:00:00 | 美術館 博物館
六本木にいるチビクロわ、次の目的地へと向かいましたにゃ。



「大エルミタージュ美術館展
オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」
森アーツセンターギャラリー

構成
プロローグ
1イタリア:ルネサンスからバロックへ
2オランダ:市民絵画の黄金時代
3フランドル:バロック的豊穣の時代
4スペイン:神と聖人の世紀
5フランス:古典主義的バロックからロココへ
6ドイツ・イギリス:美術大国の狭間で

チビクロ気になった作品ですにゃ。
1、ウィギリウス・エリクセン
「戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世」

期間限定でお写真撮影が
大丈夫でしたにゃ。
こちらの女の人わ、エカテリーナ2世で、
1762年、33才の時の戴冠式の絵ですにゃ。
ロシア皇室であるロマノフ家の
紋章、双頭の鷲の刺繍が
あしらわれた
豪華なドレスが、ゴージャスですにゃ。
エルミタージュという言葉わ、
フランス語で隠れ家を
意味するそうですにゃ。
サンクトペテルブルグに、エカテリーナがエルミタージュ美術館を作ったのわ
1764年のことですにゃ。
それから約250年で、ロマノフ王朝の歴代皇帝が収集した美術品わ
約310万点で世界有数の美術館になったそうですにゃ。

4.トビトの治癒
ベルナルド・ストロッツイ
聖書の物語ですにゃ。
みんなで心配そうに
みつめるのですにゃ。
わんこも家族ですにゃ。

5.グイド・レーニの工房
エウロパの略奪
罪の意識ナッシングですにゃ。
美しい花に飾られた牛に扮した
神さまですにゃ。

9.カルロ・ドルチ
聖チェチリア
オリーブ色に金糸の刺繍?の
ドレスの描写が美しいですにゃ。
清楚な美しい女性ですにゃ。
奏でる音が伝わってきそうですにゃ。


11.ポンペオ・ジローラモ・
バトーニ
聖家族
普通の家族の幸せな日常のようですにゃ。
洗礼者ヨハネの笑顔が
泣けてくるですにゃ。
ヨハネ様ファンですにゃ。

17.フランス・ハルス
手袋を持つ男の肖像
オランダ絵画で肖像画
といえば、この人ですにゃ。
堂々としてますにゃ。

30.ぶどうを買う人
ヤーコプ・オヒテルフェルト
くらしのなかのひとこまですにゃ。
豊かな市民の暮らしと働く商人のたくましさですにゃ。

31.ヤン・ダーフィッツゾーン・ヘーム
果物と花
つやつや果物と美しく咲き誇る
花たちですにゃ。
ドラマチックな背景にも盛り上がるですにゃ。
この絵もヴァニタス?
ラテン語でヴァニタスとわ、
空虚、虚しさを意味する言葉で
地上の人生の無意味さとか虚栄のはかなさを意味するそうですにゃ。
こんなに美しく、魅力的なのわ、終わりがあるからですかにゃ。

35.ヤーコプ・イザーク・ファン・ライスダール
砂丘のある海景
雲が魅力だと思うですにゃ。

36.ピーテル・ブリューゲル(2世)
スケートをする人たちと鳥罠のある冬景色
見てみたかったブリューゲルですにゃ。
にぎやかな風景の中に込められた警句ですにゃ。

ダーフィット・テニールス(2世)
47.厨房
48.厨房の猿
以前別の展覧会でも印象に残ったテニールスの作品ですにゃ。
ちょっとユーモアのある皮肉なのでしょうかにゃ。

フランス・スナイデルス
50.鳥のコンサート
いろんな種類の鳥が集合ですにゃ。
ヨーロッパの以外に住む鳥たちもいるっていうことわ、
貿易などの交流があったということなのですにゃ。

51.果物鉢と切ったメロン
果物モチーフって、
見ていてあきないですにゃ。
色がきれいだし、
植物の持つ美しさを改めて
思うですにゃ。
演出もカッコイイですにゃ。


52.フセペ・リベーラ
聖ヒエロニムスと天使
神という絶対的権力を持つ使者としての天使わ怖くて、ラッパを持ち
聖人で気難しかったヒエロニムスさんですら、恐れおののく様子わ、
キリスト教信者への教育のひとつなのか?ですにゃ。
発注者わ誰なのだろかにゃ、などと考えつつも、
光と闇の効果、演出、表現の描写のすばらしさに、
いつまでも見続けて
しまいましたにゃ。
この絵を見るためにもう一回この美術展に訪れたいと思ったですにゃ。
それとわ、対照的なムリーリョの絵が並べて展示されていて、
うまいにゃと思ったですにゃ。

ユベール・ロベール
78.運河のある建築風景
79.ドーリス式神殿の廃墟
廃墟のロベール!
時空の流れさえ描かれているような気がするですにゃ。
そして、人々の生活が細かく描写されているのが、
人間の営みの力強さなのかにゃ。

80.ルカス・クラーナハ
林檎の木の下の聖母子

1530年制作だけど、カンヴァスに油彩ですにゃ。
緻密に描かれているこの感じ、
実際に目にすることが
できるのわ、貴重なことだと
思ったですにゃ。
背景の川わ、ドナウ川だそうですにゃ。

ヨーロッパ絵画美術の教科書の
ような構成に充実した絵画鑑賞ができたのですにゃ。
さすが、
世界3大美術館の一つですにゃ。
これなら、宇宙人に見せても
大丈夫ですにゃ。


素晴らしい絵画との出会い
ありがとうございますにゃ。


本日もお読みいただきありがとうございますにゃ。