昨日はグリップの太さネタだったので、ステアリングつながりということで今日はハンドルバーの幅のお話です。
 ここ最近のマウンテンバイクのハンドルバーの幅は広くなっています。ダウンヒル用だけではなくクロスカントリーやトレイルライド用もそう。これにはいろいろな理由があります。まずはバイクの性能が向上したことにより、以前よりスピード域があがったこと。フレームやフォークなどの剛性、サスペンションシステムの進化などのおかげで、スピードを出しやすくなったので、そのスピード域でバイクのバランスをとり、コントロールしやすくするために幅広になりました。ひとつは、ダウンヒルレーシングシーンの流れ。海外のワールドカップシリーズなどをDVDとかで観ればわかるのですが、コースの難易度が格段に増しています。まるでトライアルのセクションのようなコースでバイクを抑え込みながらコントロールするために必然的にハンドルバーの幅が広くなりました。また、29erは独特の旋回フィーリングをより扱いやすくするために幅広のハンドルバーが装着されています。
 一昔前、いやほんの数年前までは、クロスカントリーやトレイルライドだと580mmから640mmぐらいが普通でした。ダウンヒルでも700mmぐらい。なのに今ではクロスカントリーやトレイルライドでも700mm近い幅を使っていたり、ダウンヒルなどでは760mm~780mm、なかには800mmの幅を使っているライダーもいます。
 ハンドルバーの幅って、前記のバイクの進化だけじゃなくて、流行りというのもちょっと入ってます。グリップ同様、個人の好み、体格、乗り方というものに関係してくるので、流行りだからワイドバー、っていうのはどうかと思いますが。
 ハンドルバーが広くなると、乗車ポジションが変わるので、ステムを短くしたりして対応します。中には幅広ハンドルバーの使用を前提として設計されたフレームもあります。
 ワダがよく走っている里山なんかだと、あまりに広すぎるハンドルバーだと林の中の立木のすり抜けとかでひっかかったりすることもあるので、走る場所にあった幅を選ぶのも大切。
 ちなみにワダは、トレイルライドでは685mm、ダウンヒルでは780mmを現在使用しています。


 マウンテンバイクとカラダが直にコンタクトするグリップ、サドル、ペダルってとても大事。この中でもライド中一番長くコンタクトしているのがグリップです。たかがグリップなのですが、されどグリップなのです。
 グリップは細い方がいいか太い方がいいか、硬い方がいいか柔らかい方がいいか、これは手の大きさにあわせるという理由以外でも、個人的な好み、そう、個人的な好みの方が強くなります。しっかりに握れる太さが好みだったり、手のひらの中でちょっと遊ばせることができるぐらい細いのが好みだったりと。
 でも、それぞれのグリップって、どれだけ太さが違うんだろうと思って実際に測ってみました。
 写真左から、ODI / SDG EDITION 30.5mm、RACEFACE / ODI SNIPER 30mm、FLV / BG GRIP 30mm、UN AUTHORIZED / FULL THROTTLE-2 29.2mm、ODI / RUFFIAN 29mm、SPECIALIZED / XC LOCK-ON 28.5mm、CHARGE BIKES / 27.5mmという結果でした(実測値です)。※今回はロックリング固定タイプのグリップのみを取り上げています。
 一番太かったグリップが30.5mmで、一番細かったグリップが27.5mm。直径わずか3mmしか違わないのに太さの好みが出るなんて、人間の感覚って鋭いですね。
 ロックリングタイプの元祖、大御所であるODI / RUFFIANが大体真ん中ぐらいの太さだったというのがオモシロイ。定番は真ん中なんですね!
 ワダもいろいろ使っていますが、どちらかというと手のひらの中でちょっと遊ばせることができるぐらいの太さが好きです。たかがグリップ、されどグリップ。


 N先生という、マウンテンバイクにゾッコンな方がいらっしゃるのですが、N先生のブログにすごくいい、ちょっと考えちゃうが載っているので紹介します。根本は人と人のつながりなんだと思います。
 ワダもいろんなところで走ってきましたが、やっぱりこれと似たことが何度かありました。ピークを目指してえっちらほっちら集落の中を登っているとき、たまたま家の外にいたおじさんに挨拶、どこから来たのかとか、どこまで登るんだとかの会話をしているうちに、まあ、中入ってお茶でも飲んでけと誘ってくれたり、採れたての柿やミカンとかをごちそうしてくれたり。
 毎週のように走りに行っている里山も、近所の方が散歩していることが多いのですが、必ず挨拶して、一言でも会話するようにしています。その一言だけでも疎通できます。N先生の言うように、山でライドするみんなが寄り添う気持ちを持っていれば。おおげさなことではなく、ごく普通の当たり前のことを当たり前にするだけなのですが。


 オールマウンテン&トレイルライドによく似合い、かつ安全制も高いマウンテンバイク向けヘルメットとしては、FOXのFLUXやSPECIALIZEDのVICEなどがありますが、う~ん、かっこいいんだけど頭のカタチにヘルメットがどうしてもあわない!という方が結構いらっしゃいます。
 ヘルメットを選ぶポイントとしては、まず第一にフィット感。これにつきます。頭にフィットするヘルメットは、安全面からみても大切だから。そして二番目にデザイン。
 オールマウンテンタイプのヘルメットが被りたくても、なかなかフィットするのがない!と嘆いている方、このLAZERのOASIZを被ってみてください。特にXLサイズ。かなりの確率でフィット感が得られると思います。
 大きなサイズのヘルメットって、帽体自体も大きく、ちょっとキノコの山みたいなスタイルになっちゃうこともあるのですが、このOASIZは安全面に影響しない範囲でシェープしてあるので、全然でかく見えません。まずはお店で試着してみてください。このOASIZは在庫限りとなりますので、ちょっとお安くしてあります。


 やっぱり、今日みたいに日中ポカポカしてくると自然とテンションあがりますね。ついに春がきたか!。いいぞ~!、もう寒いのはいりません。このまま暖かい日が続いてほしいと心から思います。もう、ライドしたくてたまりません(一年中ですが、なにか)。
 CHARGE BIKESの人気サドル、SPOONがただいまほとんどのカラーをストックしています。4,200円と低価格なのに、高級感漂う質感、デザイン、カラー、そして座り心地とすべてが揃っています。クロカンからトレイルライド、ダウンヒルライダーの中にも愛用している人がいるサドルです。ワダも好き。

 春さがのブログが更新されています。4月1日に開催されるフリフリダウンヒルレースですが、初の賞金がかかったレース、その賞金額がアップされています。1位100,000円ですよ! 我こそはというレーサーの方々、熱い走りで優勝目指してください!、と、その前に締め切りまでにエントリーよろしくです。みなさまのエントリーもお待ちしております!


 昨日はひっさしぶりな感じで水曜ライドに繰り出しました。ここのところ寒い日が続いていましたが、昨日はちょっと暖かく感じたかな。トレイルのコンディションもほとんどドライでかなり良かったです。
 先日日記で紹介したNOVATEC / DIABLO 29erのホイール、そしてMAXXIS / IKONを装着したTRANSITION / TRANSAM 29で出動。駐車場からトレイルヘッドまでの舗装路でも「おお、軽い!、バイクの進み方が違う」のを実感。トレイルヘッドからジープロード、そしてシングルトラックの登りと進んだのですが、やっぱり登りでのパフォーマンスが上がってます。とても軽く感じる。登りでのスピードがゼロに近い状態からの漕ぎだしについては、29erは26に比べるとどうしても重く感じます。でも、ホイールを軽量化するとこれが苦にならない。前よりも登りでのスピードが安定してスムーズになりました。シングルトラック登り途中のアップステア(段差登り)も前周りが軽くなったおかげでバイクのコントロールがしやすくなりました。IKONを使う前は、軟弱路面や濡れたガレ場とかだと滑るかなと思っていたのですが、普通にグリップして、サイドのノブもキャンバー地形でもコントローラブル&グリップ。なかなかいいぞこのタイヤ。
 下り基調のシングルトラック、スピードを上げながらトレイルの起伏、形状を使いながら様々な方向へのパワー入力、また、バニーホップしたり、飛んで方向を変えたりしたけれど、ホイールの軟さはまったく感じられず、フレームに負けない剛性感がしっかりあることがわかりました。NOVATECの4 in 1ハブはよく回るから気持ちいいなあ。下りのガレ場、根っこセクションなどでもバイクコントロールしやすく、これはしっかりとしたフレーム、働き者のフォーク、軽量だけど剛性バランスのいいホイール、転がりが軽くて適度にグリップするタイヤ、と、それぞれのバランスがかみ合ってるからだと思いました。だからいろいろなラインが選べるし、走るの自由度が増した感じがしました。これ、やっぱり気持ちいい。コーナーの切り替えしとかもスパンと決まって気持ち良かった。
 前に使っていたTRANSITION / REVOLUTION 28ホイールは、よりハードなライディング、ダウンヒルコースとかで使うとぜったいにいいと思うけど、このDIABLOの軽さはトレイルライドにはピッタリ。違うトレイルでも試してみますね。


 みなさま、お待たせしました~!。2012春のさがみ湖マウンテンバイクフェスティバルの参加申し込みをスタートします。3月31日(土)と4月1日(日)はしっかりスケジュールあけておいてくださいね。
 冬さが続いて春さがも、ショートダウンヒルコース(通称フリフリコース)でのタイムトライアル。約300mのコースで2回タイム計測をしてベストタイムで順位を決めるというシンプルなレースです。
 小学生からプロのレーサーまで楽しめる、コース幅もあってけっして難しくないコースですから初心者でも全然オッケー。イベントの雰囲気もピリピリ感がまったくないのんびりとした雰囲気です。
 そして今回、プロクラスでは賞金制を初導入!。たぶん、高額になると思うのでプロはかなりマジな走りをしてくれると思います。特別協賛には世界のシマノさんがついてくれました。
 今回は両日とも多数のメーカーブースが出展します。2012のニューモデルの試乗や、各メーカーの契約選手との交流、バイクやメカの質問などどんどんして活用してください。
 会場となるさがみ湖リゾートプレジャーフォレストのマウンテンバイクコースは通常オープンしていますので、レースに参加しなくてもXCラインやトレイルラインなどでのライドが楽しめます。
 申込書はコチラからダウンロードできます。みなさんのご参加をお待ちしてます。

 で、で、実現するかなあ。実現してほしいなあ。


 マウンテンバイクという「世界」があって、そこには、乗る人、作る人、売る人、乗れる場所や環境を作る人、その世界を書いたり撮ったりして知らせる人などなどがたっくさんいます。それらの人の種類(役割)が多ければ多いほど、世界は広がっていき、伸びていくと思います。
 その世界がどこまで広がるか、どこまで伸びるか。さらにそれはその世界の様々な人がどれだけ自分のやっていることに真剣さと情熱を持っているかによってかなり決まってくると思ってます。
 マウンテンバイクライダーがライドできるのは、マウンテンバイクがあるから(当たり前だけど)。ということは、マウンテンバイクを作って売る人がいないとライドはできないし、マウンテンバイクを作るには、部品が必要だし、部品を作るには、原材料が必要だし、もうそのあたりにいっちゃうと、マウンテンバイクにまったく関係の無さそうな、町工場の鋼材などの材料屋さんの皺の目立つおじいさんが、実はマウンテンバイクでライドする上で、欠くことのできない人だったりすることになるわけです。ややこしいですが。社会の仕組みというか、つながりってそんなんじゃないかな。ワダみたいに能天気に叫びながらトレイルライドしている陰には、暗い作業場で毎日朝から晩までボルトを作り出す人がいるからこそ、ニッコニコ顔で能天気にイエ~イ!と叫べるわけです。
 マウンテンバイクという「世界」に、真剣な情熱を持って住みだした人がいます。SLmというとびきりの知らせる、伝えるメディアを携えて。情熱には情熱を持って応援していきたいです。

 ワダはマウンテンバイクが流行ってほしいとは思っていません。1990年代にあった浮かれた「マウンテンバイクブーム」の二の舞はゴメンです。
「世界」のそれぞれの人がすべきこと、誠実さと情熱を持って、身の丈にあった速度、適切な速度で「世界」が広がっていけばいいと思っています。


 TRANSITION / TRANSAM 29にNOVATECのオールマウンテンホイールセットDIABLO 29erを装着してみました。そしてタイヤをMAXXISのIKONに変更。このタイヤも初めて使ってみますが、さてどうでしょうか。
 DIABLOとIKONを組み合わせたホイール、REVOLVER 28とMAXXIS/ARDENTを組み合わせたホイールと持ち比べた時点で軽いのがわかりました。測ってみると、REVOLVER 28の方はフロント2200g、リア2720g。で、DIABLOの方はフロント1870g、リア2370g。(※いずれもローター、カセットスプロケット付)ずいぶん軽くなった。前後で約680gのマイナスです。これは大きい違いです。ホイール周りだから特にこの差はダイレクトに走りに差が出ると思います。今度のライドはこれをテスト!。って、今日の天気は絶好のマウンテンバイク日和だったなあ。出動したかった。


 先日の日記、DEVINCIのチームライダーSTEVE SMITHのムービーのBGMに流れているHOTEL CALIFORNIAは誰が歌っているのか?の答えを、今日来店されたFさんが見事こたえてくれました。僕も最初はGIPSY KINGSだと思って、GIPSY KINGSが歌うHOTEL CALIFORNIAを聴いたのですが違いました。GIPSY KINGSのHOTEL CALIFORNIAはさすがGIPSY KINGS!なノリ。で、すでに探すのをあきらめかけていたのですが、Fさんがすごい技で見つけてくれました。Fさん、ありがとうございました!
 Fさんがどうやって探したかというと、APP STOREにある、iPhoneのSHAZAMというアプリと、SOUND HOUNDというアプリを使って探してくれたんです。このアプリ、例えばラジオから流れている曲や、ムービーのBGMにiPhoneで拾うと、その曲を検索してくれるというアプリだそうで、すんごいビックリ!。なんやら、鼻歌でもOKと言っていたんですがホントかッ!とさらにビックリ。すごいなAPP。ワダはTWITTERとかソリティアとかウエザーニュースぐらいしか使いこなしてないのがもったいない気がしました。すげえ。
 で、わかりましたよ。LOS AGUESというグループのHOTEL CALIFORNIAでした。パチパチパチ。
 これからはムービーとか観て、気に入ったBGMがあったら、このアプリを使ってみます。


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