いいニクの日でもありますが、いい29erの日でもあるかも。わからんけど。

 29インチとミックスホイール(29*27.5)が席巻しているマウンテンバイクシーンですが、27.5ホイールのバイクの需要もあると思うんだけどなあ。乗れるのと乗りこなせるのは違いますので。

 で、今週もなんで火曜から水曜日に雨なのだろうか。。。その分週末爆裂します。。炸裂できなきゃ困る。


 オリンピック(で日本人メダリストがでた)効果はすごいもので江東区に区営のスケートボードパークがまたオープンしました。

 自治体が作った、また民間が運営するスケートボードパークは増える一方で、試しにグーグルマップでスケートボードパークを検索するとこんなにあるんだ!とビックリします。

 中学から高校にかけてスケートボードにもはまっていた自分は、渋谷の東急文化会館の屋上のプラネタリウムの横にあったカリフォルニアスケートボードパークや、平和島スケートボードパークなどに毎週のように通っていました。とくにコンクリート製のボウルやハーフパイプのあった平和島スケートパークがお気に入りでした。
 そこで知りあった関西のスケーターを訪ねて京都や大阪のパークへも夜行バスで行った覚えがあります。
 そんな時代にスケートしていたから今の状況は夢のような世界。

 BMXを始めた頃もコースなんかなくて河川敷や公園などを借りて即席のコースに仕立て上げて公式なレースをしてました。

 大阪や山梨などにコースがあってそこでのレースが楽しみでした。

 BMXレースがオリンピック種目に決定してから全国にコースが増えたのは最近のこと。それでもスケートボードパークに比べたら極端に少ないです。

 東京オリンピックでもBMXレーシングが有明にすごいコースを造って開催されたけれど大会後は撤去されたよう。

 もしBMXでメダリストが出たら話は変わっていた、かも。

 マウンテンバイクパークはどうだろう。

 富士見パノラマなどの夏場のスキーリゾートを利用したバイクパークは微増しているし、スキルパークなんかも徐々に増えてはいるけどスケートボードパークには比べ物にならないわずかと言っていい程度。
 これは山などの傾斜がなければ楽しめない(そうでないこともあるけれど)のも関係しているのか。

 遊び場所が増えれば人口も増えるとは単純には思いません(スキー場がいい例)。ただ、身近に楽しめる場所があるかないかで大きく変わるのは事実。

 ニッポンには自転車パーツと釣り具で世界的に有名なSHIMANOという会社があるけれど、ニッポンにバイクパーク造ってスタッフ雇って運営してくれないかなあ。

 年に一度のバイカーズフェスティバルが「ニッポンのマウンテンバイクに貢献している活動」とは言わずに誰もが気軽に遊べるパークを造った方が貢献度も日本のマウンテンバイカーからの好感度も爆上がりすると思いますが。。。ボヤキみたいになってしまいました。

 スケートボードパークやBMXコースが無かった時代に遊んでいた自分からしてみれば遊び方と想像力でそれなりに楽しむ術を知っているのだけれど、やっぱりパークは欲しいなあ。

 写真は今から40年近く前に清瀬にあったムサシスケートパーク。スケートボードやBMXの大会もよく開催されました。いいパークでした。


 東京に住んでいてロードバイクを購入し、一緒に走る友達もいないしさてどこで走ろうかとネットや雑誌で探せば、多摩川や荒川のサイクリングロード、日曜日のパレスサイクリングなどがあることがわかったりでとりあえず走る場所には困りはしません。

 これがマウンテンバイクとなると話は別で、検索しても有料のバイクパークは引っかかるけれど、里山とかトレイルの情報は投稿している人によって言っていることが違ったりするのであやしい情報が多く、実際に足を運んでみると右も左もわからずさらに怪しさに包まれたりします。

 有料のバイクパークは利用料を払えば楽しめますが、里山やフツーの山は私有地もしくは自治体の土地だったりするのでいわゆる「グレー」なところがほとんどで大っぴらに公開できないところもあるのです。

 マウンテンバイクを始めてから突き当たる最初の壁、それが「どこで走ればいいんだろう、どう楽しめばいいんだろう」なのです。

 ネットやメディアは情報が溢れ過ぎていて選別するのが大変。マウンテンバイクはとくにそう。

 そんな壁にぶつかったときに手っ取り早いのがマウンテンバイクのプロショップで情報を得る、実際に体験することです。

 マウンテンバイクに精通したプロショップは、フィールドのことや楽しみ方のノウハウ、ライドイベントの開催などでビギナーから楽しめるようなノウハウを持っています。

 その店でバイク買ってないから気まずいとか、なんか売りつけられるとか考えないでください。

 まずは気軽に門をたたいてください。

 ひとりでも多くのマウンテンバイカーにちゃんと楽しんでもらうことがプロショップとしてもうれしいことです。

 トレイルストアのイベントもどなたでもウエルカム体制で開催しています。内容や規模によっては購入者優先のイベントもありますが基本どなたでも受け付けています。

 これからは近場のトレイルライドや通年楽しめるバイクパークのシーズン。マウンテンバイクにシーズンオフはありません。一緒に楽しみましょう。


 作業を進めていたフォークとブレーキの交換無事終了です。

 FOX 38 FLOATにMAGURA MT7 レースライン。決まった!という感じです。

 ステアリング周りの剛性アップに絶妙なブレーキタッチ。ライドがますます楽しくなる!


 FOX 38 FLAOT。

 FOXのシングルクラウンフォークの中で最大径の38ミリインナーチューブのモデル。

 アウターケースを含めてハードコアなライドに必要な剛性を誇ります。

 ひとつ下の36でもはっきり言って十分な剛性があるのですが、36に乗りなれたカラダで38に乗っちゃうと「ええええ!」という違いがわかるほど。

 剛性のアップでねじれに強くなりたとえばライフな路面でのバイクコントロールがしやすくなります。

 トラベル量のアップはもちろんだけれどこの剛性アップがライドの安心感につながります。


 INDUSTRY NINEのHYDRAハブにFORMOSAのカーボンリム。

 2連発で参ります。

 今回もヤバそう~。


 1988年だったかのアメリカのマンモスマウンテンで開催されたNORBA主催の世界選手権の会場で、MIYATAのグレッグ・ヘルボルトがROCKSHOXのプロトタイプのフォークを装着しているのを見て、うわーヤバいなあ、サスペンションの時代がくるのかあ。と感動。

 1989年の秋に開催された日本のレースに当時フィッシャーマウンテンバイクスのライダーだったサラ・バランタインが来日した時に乗っていたバイクに製品化されたROCKSHOXが取り付けられていて、ついに来たか!と。

 そのあと国内でも販売されるやいなや早速買いましたよ。

 マウンテンバイクのサスペンションフォークの幕開けモデルのROCKSHOX。

 当時はサスペンションフォークの構造も仕組みもよく理解しておらず、「走りが滑らか~!振動来ない~!」などというだけのわかった風の感動と目新しさで乗り回してました。

 その頃のマウンテンバイクのフレームといえばクロモリが主流で、アルミフレームも少しづつ増えてきた時代だった。当然リジッドフォークの装着を想定したフレームジオメトリーだったので、サスペンションフォークを入れることでヘッドアングルが寝ちゃうという副作用もあったけれどそんなことは気にしませんでした。

 そのしばらく後にMANITOU(マニトウ)が参入しROCKSHOXよりも軽い!がウリの手作り感満載のフォークを登場させて、当時のスーパースターだったジョン・トマックが「(ライバルの)ネッドには使わせるな」と言ったとか言わないとかで、トマックが使っていてめちゃくちゃかっこよくて、こちらも発売されるやいなや買いました。ミーハーなので。

 ROCKSHOXがオイルダンパー、エアスプリング(だったと思う)、マニトウはエラストマー(ウレタン)ダンパーというシンプルな構造。ROCKSHOXはエアを入れるたびにオイル噴き出したし、マニトウはエラストマーがすぐにボロボロになったりして、サードパーティーからカスタマイズキットなんか出ていたな。

 今考えると「なんじゃそりゃ!」な代物ばかりだったけど、まあ、当時のサスペンションフォークへの理解度と期待度はそんなもんだったです。

 その後FOXや国産ブランドのフォークが登場したり、変わりモノなモノが出たりとにぎやかな時代もあったけれど、今は落ち着いてきました。

 何が言いたいかというと、今でもサスペンションフォークやリアショックなりを販売しているメーカーの製品はそういう時代をくぐり抜けてきて進化を繰り返してきただけのモノになっているということです。ちゃんと「熱い」メーカーが残っています。

 マウンテンバイクの革命の一つとしてサスペンションはトップランク入り間違いなし。

 30数年の進化の賜物は現行の製品で確かめることができます。

 写真は真っ先に買ったマニトウ。見た目きれいだけどもちろん今は動きません。。



 いや急に寒いですね。

 ただいま冬から春のイベント計画中。

 冬でも遊べるところで元気にライドしたいと思います。


 軽さは正義。でも、そのマウンテンバイクのそもそもの性能を犠牲にしてしまう軽量化はなんの意味もありません。

 軽量化は剛性とのバランスが大事です。

 わかりやすいのがホイール。

 足回りの軽量化はダイレクトに走りの軽さにつながるのはクルマだろうがモーターサイクルだろうがバイシクルだろうが一緒。

 軽量化を重視するあまり装着するバイク(フレーム)や乗り方、乗り手に見合ってないホイールを装着するともたっとするばかりかビシッと走れません。

 逆に剛性とのバランスのいいホイールに替えるだけでバイクの挙動が別物のように軽やかになったり加速感が増したりします。

 軽量化のためのパーツなども適材適所があるので、むやみに見合っていない素材のパーツを用いるとトラブルにつながることもあります。

 軽さだけに惑わされずに、バイク全体の剛性バランスなども考慮に入れてその中で軽量化をするのがよし。


 圧倒的定番グリップODIのRUFFIAN ロックオングリップ。

 ヴァージョン2はシングルロックリングとなって、グリップ両端のツバの形状も変わり指置きがしやすくなっています。

 不動の人気のブラックもですが、こんなきれいな明るいグレーやブルーもなかなかサイコー。4,000円(税込)


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