SRAMの最新のワイヤレス変速システムEAGLE TRANSMISSION。

 UDH(ユニバーサルディレーラーハンガー)という規格のハンガーが装備されたフレームのみに対応しているコンポーネントのためトレイルストアでもユーザーがまだいなかったのですが、1台目いよいよ登場です。

 夏のフリーライドゲームスの際にSRAM(ダートフリーク)ブースで試乗車が用意されていたのでちょっと乗らせてもらったのですが、あまりの変速の滑らかさに正直にびっくりしました。今までの変速システムはなんだったんだろうかと思えるぐらい。

 もちろん最近の12速のドライブシステムはたとえばスプロケットは隣のスプロケットまでの幅が狭いこともあって素早い変速とシフトのストロークが快適でしたがそれとは次元の違う感覚でした。極端に言えばマニュアルと上品なオートマチックトランスミッションの違いというか変速したショックがあまりに小さいのであれ?変速したか?って気付かないぐらいの滑らかさ。

 グレードはトップグレードのXXからGXまであります。今回はXX。

 僕もEAGLE TRANSMISSIONを使ってみたいのですが、まずは対応しているフレームの入手からだ。。


 今日は手も使ったけれど頭を使った日。

 夢のようなバイク、そしてお話。

 楽しみ過ぎる。


 久しぶりに26インチのホイールを組み上げ。しかもリムブレーキ仕様。

 たまたまMAVICの往年の名作XM721のストックがあったので組み上げられました。

 リムブレーキ対応のリムで、しかもマウンテンバイクで使えるリムって希少になってます。


 スミスのSQUAD XLゴーグルの2024カラーモデルが入荷しました。

 広い視界に曇りづらいデザイン、そしてコントラストをはっきりとさせてくれ路面状況などを読み取りやすいCHROMAPOPレンズ搭載。

 左のレンズはローズフラッシュで全天候に使え、僕がビックリしたのは霧の時にクリアより視認性が高かったところ。

 右のレンズはローライトアンバーでローズフラッシュよりもさらに明るい視界でとても人気があります。

 MTBなどダート向けのゴーグルは厳しい環境で使われることも多いので、レンズが傷ついたり、ストラップがヘタってきたら交換しましょう。


 今、マウンテンバイクを新たな趣味として始めようとして、フルサスペンションのバイクとヘルメットやグローブなどを一通り取りそろえると最低でも50万円ぐらいかかってしまいます。

 10年ぐらい前までは10万円代のフルサスペンションバイクがあったり、全体的な価格もおとなしめだったのでそこまで敷居は高くなかった。

 物価の高騰はマウンテンバイク界も例外なく影響を受けていて、気軽にスタート出来る趣味としてはなかなかのものになってしまいました。(気軽に始める方法はあるんだけれど)

 品質の良さとお手頃価格でも人気だった世界最大のスポーツバイクメーカー「ジャイアント」のフルサスペンションバイクもここ数年値上がりしてきました。

 そこで考えたジャイアント。多機能はいらないけれどトレイルで遊ぶには十分なスペックでフルサスペンションバイクにしてはお求めやすく、まずはマウンテンバイキングの楽しさを知ってもらいたいという思いが詰まったバイクが登場しました。それがこのSTANCEです。

 ジャイアントのフルサスペンションバイクのリアサスペンションはマエストロサスペンションというフローティングタイプのサスペンションを採用しているのですが、このSTANCEはフレックスポイントというフレーム上にメインピヴォットがある構造になっています。
 

 マエストロサスペンションの接地感、ペダリングの軽快さなどとは違いますが、十分軽快で部品点数が少ない分軽くなっています。実際に試乗してみても違和感もなくフツーに軽くて楽しい。

 ドライブ系はシマノの10速コンポーネント「CUES」を採用。ロー側スプロケットは48Tなので急な登りでも軽快です。

 ジャイアントオリジナルのサスペンションフォークは剛性も高く、動きもスムーズでダンパー設定もしっかりしています。トラベル量は140ミリ。

 リアショックはSR SUNTOUR製でリアサスペンショントラベルは125ミリ。いいところ突いてます。

 ドロッパーシートポストもジャイアントオリジナルのCONTACT SWITCH 。トラベル量を変更できるモデルでこの試乗車はもともと170ミリトラベルでしたが試乗しやすいように140ミリに変更しました。

 タイヤはMAXXISで前がMINION DHF 29*2.5WT、後がDISSECTOR 29*2.4WTというトレイルからパークまでカバーするチョイスはさすが。

 ブレーキはシマノMT200系。

 ジャイアントらしいクセのない乗り味で誰もが楽しめるバイクです。
 

 見た目も高級感があってナイス。これで286,000円(税込)です。STANCEは27.5ホイールのモデルもあるので乗り方、乗る場所などによりホイールサイズを検討してもいいと思います。

 まずは試乗してみてください。


 わずか370グラムのドロッパーシートポスト投入。

 FOXのTRANSFER SLはクロスカントリーレースを焦点として開発されたウルトラライトなシートポスト。TRANSFERとは作りが別物。

 剛性を犠牲にすることなく軽量化できるところは徹底的に軽量化しています。

 125ミリや150ミリトラベルのモデルも登場して、クロカンのみならずトレイルライダーへも対応してます。



 趣味としても仕事としても同じことが好きで好きでたまらない情熱を持っている人たちとの話はおもしろい。

 日曜日だっていうのにユーザーのために休みなしで作業をしている代理店(サービス)さん、情熱にあふれ長電話になっちゃった代理店さん、みな根底にあるのはマウンテンバイク・ラブ。

 そういう人たちと関われて素直にうれしい。


 タイヤの空気圧、サスペンションのセッティング、この二つをちゃんとするだけでバイクの乗り味が変わります。

 バイクが跳ねる、コーナーでタイヤが滑りやすい、タイヤのグリップが抜けるなどがあるようなら一度セッティングの見直しをしてみましょう。


 先日紹介したINDUSTRY NINEのカスタムホイール/CONTINENTAL KRYPTOTALタイヤをTRANSITION SENTINELにインストール。

 カッコヤバすぎる!

 キンキラ系のカラーは使い方を間違えるとティーンズロードみたいになってしまいますがこのバイクはとても素敵にまとまりました。
 
 

 INDUSTRY NINEの完組ホイールならではの剛性とペダリングの軽快さも相まってバイクの走りがさらに進化しました。

 見た目もナイス、乗ってサイコーのバイクになりました。


 完全固着、しかもクランクを取り外す工具を固定するねじ山もつぶれていました。

 いろいろと考えて試したんですがどれも不発。クランクは交換することにして固着しているクランクに切れ込みを入れて広げる方法を取ったけれどそれでもダメ。

 クランクとフレームのわずかなすき間を使ってボトムブラケットのスピンドルを切断しました。

 もともとはボトムブラケットの故障からの作業。

 たまにある悩ましい作業の一例。自分でなんとか出来ちゃうだろうと手を出す前にお持ち込みください。


« 前ページ