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宝塚市・万籟山古墳  くびれ部から埴輪列が出土 初期ヤマト政権と技術交流

2018年04月24日 | Weblog
 大阪大考古学研究室は、兵庫県宝塚市切畑字長尾山にある前方後円墳「万籟山(ばんらいさん)古墳」(4世紀前半)のくびれ部で、古墳築造時に立てて並べた状態のままの円筒埴輪3点を発見した。円筒埴輪と朝顔形埴輪の破片も大量に見つかっており、製作技術からヤマト政権との交流を裏付けることができたという。
 万籟山古墳は武庫川と猪名川に挟まれた長尾山丘陵山頂部にある。周囲に他の古墳が築かれない「単独墳」で、規模、竪穴式石室の存在から、地域を治めた実力者の古墳と考えられている。
 今回の発掘調査で、埴輪を立てて並べていたことなどが確認され、初期のヤマト政権中枢の有力古墳と同じ特徴が見られたという。
[参考:神戸新聞、毎日新聞、大阪大学考古学研究室HP]

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 万籟山古墳
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