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小田原市・小田原城跡 戦国時代の弓胎弓が出土

2011年02月13日 | Weblog
小田原市・小田原城跡 戦国時代の弓胎弓が出土
 小田原市教委文化財課によると、小田原城跡(小田原市栄町)の発掘調査で、15~16世紀のものとみられる「弓胎弓(ひごゆみ)」と呼ばれる漆塗りの弓が出土していたことがわかった。昨年1~3月の発掘調査で、江戸時代に「幸田口(こうだぐち)」と呼ばれた場所で、戦国時代に作られた深さ約2・4mの堀底に積もった粘土質に埋まっていた。
 弓胎弓は、竹や木の片を組み合わせた芯を用いて威力を増したと考えられる。 弓は長さ約1mで、やや反った形状。 両端が折れてなくなっていた。本体が見つかるのは珍しいという
 中世には木の表裏に竹を張り合わせた三枚打弓(さんまいうちゆみ)が一般的だったが、近世に弓胎弓に取って代わられたという。 弓胎弓は文献上、江戸時代に使われていたことがわかっているが、戦国時代からすでに使われていたことを裏付ける貴重な発見としている。 戦国武将・上杉謙信(長尾景虎)が1561年、小田原城の攻め口にしたとの記録がある。
[参考:読売新聞]

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