上段、新しく整備された「佐伯祐三アトリエ記念館」(2011.2撮影)
下段 旧佐伯公園 (2007.9撮影)
久しぶりに、佐伯祐三公園(新宿区中落合2-4-21)に行ってみた。
昨年4月に、残っていたアトリエを「佐伯祐三アトリエ記念館」として整備されていた。
風情としては、ちょっと下がった感があるが、保存と見学を目的としているので止むをえないのであろう。
佐伯祐三(1898-1928)は、中村彝(1887-1924)を慕って落合に住むわけだが、中村彝のアトリエ(下写真)もまだ近くに残っている。長年保存運動が続いていたが、その努力が実って昨年7月に保存が決定したという。実にうれしいことである。来年のオープンを目指しているらしい。
[落合文化村map]
また、この2月19日(土)より、新宿区立歴史博物館で行われる「新宿中村屋に咲いた文化芸術」で、中村彝の作品が2点展示される。一つは重要文化財になっている『エロシェンコ氏の像』と当時の中村屋の創業者夫妻の長女俊子を描いた『少女』である。同じ落合にアトリエを持った鶴田吾郎の『盲目のエロシェンコ』も展示される。出展数は多くはないかもしれないが、実に楽しみである。
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