歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

奈良市・西大寺旧境内 奈良時代の絹に漆を塗った織物を確認

2013年07月06日 | Weblog
 奈良県立橿原考古学研究所と市教委の分析で、平城京にあった西大寺旧境内で2009年に出土した奈良時代の繊維製品の断片が、絹に漆を塗った特殊な平織りの織物だったことがわかった。
 仏への大切な供物を載せた敷物などが用途として考えられるという。
[参考:読売新聞]

過去の関連ニュース・情報
 2009.7.3 奈良市・西大寺旧境内 8世紀後半のイスラム陶器の壺片が出土

正倉院にも残っていない8世紀の超高級織物とは(読売新聞) - goo ニュース
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京都府与謝野町・石田谷遺跡 3世紀の竪穴建物跡とヤリガンナが出土

2013年07月06日 | Weblog
京都府埋蔵文化財調査研究センターが5日、与謝野町弓木の石田谷(いしだだに)遺跡から、弥生時代後期~古墳時代初期(3世紀前半)の竪穴建物跡1基(6本柱の直径約8mの円形住居跡)と鉄製ヤリガンナ(長さ約8センチ、幅約1センチ)が見つかったと発表した。
一般人の住居跡とみられ、中国や朝鮮半島から丹後にもたらされていた鉄器が、一般にも普及していた様子がうかがえるとしている。
 現地説明会が6日(土)午後3時から開かれる。
[参考:読売新聞、京都新聞、京都府埋蔵文化財調査研究センター]



キーワード:石田谷遺跡、槍鉋、やりがんな、ヤリガンナ
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土岐市・妻木平遺跡 2種類の刻印がある8世紀の美濃国刻印須恵器が出土

2013年07月06日 | Weblog
 土岐市文化振興事業団は4日、「妻木平(つまぎたいら)遺跡」(同市妻木町)から、底部に2種類の「美濃国」の刻印がある奈良時代(8世紀)の須恵器の破片が見つかったと発表した。 「美濃国」の種類の違う“ダブル刻印”はこれまでに例がなく、貴重な発見という。
 美濃国の刻印がある須恵器は、岐阜市芥見の国史跡で奈良時代の窯跡「老洞(おいぼら)・朝倉須恵器窯跡」で多数出土しているが、東濃地域での出土は今回が初めてであり、同窯で生産された可能性があるとみられる。
 当時、県内で生産され、各地の官衙に流通していたとみられることから、「地方官庁の存在を裏付ける資料」とみている。
 見つかったのは、縦7・5cm、幅6・5cmの須恵器の無台の杯(つき)の底部。底の内部の左に縦5cm幅1・5cmの刻印があり、はっきりと「美濃国」と読める。右には刻印の一部が縦3・5cm、横2・2cm残っており、字体が違う「美濃」と判読できる。
 同事業団は、2010年から同遺跡で試掘調査を実施し、これまでに古代から近世と推定される自然流路、溝跡、竪穴式住居跡などが確認された。今年5月に本格的な第1次発掘調査に着手し、古代の須恵器や灰釉陶器、中世の山茶碗などの遺物が見つかった。
 6日(土)午後1時から発掘現場で現地説明会が開かれる。
[参考:岐阜新聞、中日新聞、毎日新聞]

過去の関連ニュース・情報
老洞・朝倉須恵器窯跡



キーワード:妻木平遺跡、老洞・朝倉須恵器窯跡、美濃須衛窯、
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