歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

守山市・松塚遺跡 5世紀の甲冑形埴輪や大刀型埴輪が出土

2012年04月22日 | Weblog
 守山市教委は、同市浮気町の松塚遺跡から5世紀後半で全国最古級とみられる大刀型埴輪の一部と、眉庇付冑(まびさしつきかぶと)を模して造られた甲冑型埴輪の頭部が見つかったと発表した。
 市教委が昨年末に調査し、5世紀後半の古墳の周溝とみられる長さ7m、幅2.5mの溝の中から埴輪が見つかった。ほかにも、馬形の埴輪や円筒埴輪の破片が見つかった。
 大刀型埴輪は手で握る柄の部分(高さ約27cm)が出土。鹿角で作られた大刀の装具を模している。大刀型埴輪は6世紀以降のものは関東地方に多くみられるが、5世紀のものは全国でも15例程度しかなく貴重という。
 甲冑型埴輪の頭部は高さ約26cm。眉庇付冑は古墳時代の代表的な甲冑の形態の一つで、半月形の庇がつくのが特徴。これまで出土した同類の埴輪よりも精巧に模写されているという。
 市埋蔵文化財センター(同市服部町)で21日から展示している。5月6日まで。
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豊岡市・大師山古墳群 9号墳出土の鉄刀の鍔に銀糸の象嵌を確認

2012年04月22日 | Weblog
 豊岡市立出土文化財管理センター(同市神美台)は20日、大師山古墳群(同市引野、6〜7世紀頃)から出土した飛鳥時代(7世紀初め)の鉄刀の鍔(つば、直径7~7・6mm、厚み4~5mm)をX線撮影したところ、銀糸の象眼があることを確認したと発表した。
 確認された象眼は、「C」字形のような線と波線を組み合わせた模様。
 1985年の発掘調査で、9号墳の石室内から土器や玉類などと一緒に鉄刀(全長89cm、7世紀初め)が出土した。
 象眼が確認された鉄刀と鍔は21〜30日まで、豊岡市の中筋地区公民館で展示される。
[参考:朝日新聞、毎日新聞]
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