ザ☆シュビドゥヴァーズの日記

中都会の片隅で活動する8~10人組コーラスグループ、ザ☆シュビドゥヴァーズの日常。
あと告知とか色々。

牛丼はしんどいのに、ハンバーグはしんどくない

2018-01-08 21:35:04 | かみさと
こんばんは。
自炊も5年目に差し掛かろうとする今、ようやく常備菜の便利さを知ったかみさとです。


先日、あるツイートがタイムライン上で物議を醸しました。
引用はしないでおきますが、『独身男性の皆さん、牛丼屋に行くより自分で牛丼作った方が安上がりですよ!』みたいな内容です。
「まあ理屈はわかるけど、それを作るのが面倒だから牛丼屋に行くんだよな…」と思いながらそのツイートの反響を見たところ、概ね同じような意見が有力でした。

ツイートで紹介されていた牛丼の食費は¥250。
吉野家の牛丼並盛りは¥380。
個人的な意見としては、わざわざ牛丼を作るくらいだったら吉野家に頼ります。
つまり僕は、『牛丼を自分で作る』という労働の負担が¥130以上だと認識したわけです。


ところで唐突ですが、近ごろ僕はハンバーグを作るのにハマっています。
1駅隣のスーパーの合挽肉が、近所のスーパーの豚挽肉と同じ値段だということに気づいたからなのですが、いや合挽肉のハンバーグは美味しいですね!
つい最近まで節約のために豚だけで作っていたのですが、ちょっと食感がふんわりしすぎて、肉ッ!って感じが薄いのです。
もっと早くこのスーパーに気づけばよかったと後悔。

そんな合挽肉ですが、安い方のスーパーへは自宅から徒歩で片道20分ほど。
もう一方の近所のスーパーは徒歩10分で、こちらで合挽肉を買おうとすると¥20/100gほど高くなります。
だいたい一度に2食分、400gほど買うので、その価格差は¥80。
つまり僕は、『差し引き10分、往復して20分相当の移動』の負担が¥80未満だと認識したわけです。



牛丼を作る手間を惜しみつつ、遠くのスーパーへわざわざ往復40分かけて肉を買いに行く。
果たしてこれは合理的と言えるのでしょうか。

加えて申し上げておけば、肉以外の食材は別段どちらのスーパーが安いという事もありません。
セールやオリジナルブランドが充実している分、近所の方が安かったりもします。
わざわざ遠くのスーパーに足を運ぶ理由は、もはや肉以外にないのです。

金額やら消費エネルギーやら所要時間やらを鑑みれば、これはあまりにも非合理的な選択でしょう。
しかし、それでいいのです。
何故なら、僕にとって牛丼は『楽だから食べる』もので、ハンバーグは『好きだから食べる』ものなのですから。
「理屈じゃないよ好きのパワーは」とRock the Beatも言っています。
楽に食べたい物の手間を惜しむのも、好きな物をより美味しく食べたいと思うのも当然なのです。


結局、労働の負担というものは各々の価値観によって変わってくるもの。
冒頭の牛丼の話も、料理コンサルと一般的独身男性にとって、調理という行為のしんどさが違っただけなんでしょう。
手間とお金をトレードできる便利な時代。
できるだけ楽をしながら、それでも好きなものへ注ぎ込むリソースは惜しまないでいきたいですね。


ただまあ、さすがに僕も挽肉のために往復40分は面倒だと思ってきました。
なので、今後は隣駅を利用した時のついでで買いに行くことにします。