シクロクロスで旅のレポート

ロードでもなくMTBでもなく、シクロクロスは「旅」のできる自転車です。そんなシクロで旅したレポートお届けします。

列島横断センチュリーラン参走記~旅路は向かい風とともに

2009-06-04 08:36:39 | 自転車百哩走大王
 走り始めると、大王のメンバーのうちS氏とD氏、それにどうやらH氏までもが僕らを尻目に高速巡航を始めてしまったようです。これは追うべきか?とりあえず、追わなくてはとW氏、N氏、K氏と僕の四人で速度アップ。小雨が降ったり止んだりの状況はR2に乗る頃には曇りに落ち着いた模様です。そのかわり風が吹き始めました。それも向かい風ですよ~。淀川を渡り歌島橋の交差点を過ぎて、車列は兵庫県に入ります。
 しかし進めど進めど二人の背中は見えません。街中のことで、信号の度に中切れ状態になってしまって、いつの間にか僕一人が先行してしまっておりました。玉江橋に到着しましたが、今日は僕が道案内ですから先行はマズイ。とりあえず後続を待ちます。
 
 路は北上しますが、相変わらず向かい風です。これはかなりきつい事になりそうな予感がしてきました。とは言えCP1のはらがたわ峠の閉鎖時間は11時30分。それなりの速度で進まなくてはなりません。幸い先日交換したミシュランプロ3レースにとても軽い走りをもらっている事だし、発進時にグッと踏み込んで巡航速度に持って行って後は余力で走るという走り方で速力を稼ぎます。川西まで進むとまたまた後続と間が広がってしまいました。火打の交差点で再び後続を待ちます。案の定後続が直進しようとするので、先頭のW氏に「こっちこっち!」と声をかけて誘導します。多田の銀橋を渡ってR173に乗りまして能勢を目指します。一の鳥居の手前で小休止、時刻は9時30分です。
 一の鳥居を過ぎて一庫ダムの登り。今回はいつものようにダム湖を巡る湖畔コースではなく、ひたすらショートカットのトンネルセット7本組。そしていよいよはらがたわ峠にかかります。能勢くりの郷からCP1までは一本道なので先に進んでもらいました。ここまでちょっと飛ばし過ぎたからでしょうか、脚が異様に重く感じられます。今回初めて試す梅丹CCを溶かしてスポーツドリンクにしたものを飲んでみます。が、どうも薄め過ぎたのか今ひとつ美味しくありません。500㍉の水に溶いてと書いてあったのに750㍉のボトルで作ったのが間違いかも。ま、あんまりスポーツドリンクって美味しくないですけどね。
 汐湯温泉からはらがたわ峠の麓までの路の厳しい事。向かい風にかなり痛めつけられました。峠にかかると後続の参加者の皆さんに追いつかれ、追い越されました。脚が売り切れ状態なのでコンパクトで登ります。CP1チェックは11時ちょうどです。バナナとパンを頂きました。
 ここからはダウンヒル。快適な下りのはずなんですが、谷から吹き上げて来る風に全く速度が乗りません。下りきって篠山市の東端を北上しますが、細工所からのわずかな勾配のある道と吹きつけて来る向かい風に心が折れそうになります。藤坂への分岐点で小休止して「はじっこちゃん」を食べます。ちょっとハンガーノック気味でした。
 藤阪峠もだらだら登りですがそれ以上に向かい風が厳しい。本郷の西紀北小学校のCP2には12時15分。ここでも補給。ここでいつの間にか遅れていたN氏が合流。どうも早い時期にパンクしてしまったとの事。え゛っ。気づかなかった~。
 ここから先は道がややこしいので福知山まで再び石田がパイロットします。いや、それにしても今日はどこまでも向かい風です。わずかに下り基調の道がそれを相殺してくれていますが、それでも26㌔巡航が関の山でしょうか。草山温泉を抜け菟原からR9に乗りまして多保市まで。多保市から集落内を抜けて土師川沿いにR175に向かいます。長閑な農村の風景に心を癒しつつ黄色い花に目を向けると、向かい風にそよいでいるのがわかってげんなりするという、なんだか気持ちいいんだか腹立たしいのかよくわからない気持ちでペダルを回します。
 R175に乗ってCP3を目指します。福知山のお城が見えて来ました。CP3到着は13時40分。これで完走は約束されたようなものです。